2013年11月15日 | カテゴリー:カケレコ情報,世界のロック探求ナビ,中古CDレコメンド
タグ: プログレ
本日は、前回のイタリアン・ロック中古探索に続き、170枚とこちらもなかなかの充実振りを誇るフレンチ・プログレ中古在庫の中からオススメ盤をピックアップしてまいりたいと思います!
甘やかに広がるマイルドかつクラシカルなシンフォニック・アンサンブルにプログレ界随一のシアトリカル・ヴォーカルが映える!これはもはや鉄壁の組み合わせですよね!
ジャケ絵の蓮っ葉そうな美人おねーさんも魅力的な仏シンフォ好盤。キャメルやジェネシス直系のファンタジーとスティックスのような米プログレのハードポップさとが融合したサウンドはメロディの宝庫!
「うわぁ!しなやかで艶があり、かつ切り裂くようなヴァイオリンと、それに負けじとサックスがインタープレイの応酬に火花を散らすフレンチ・ジャズ・ロックの最高峰であります」by じゃ、見ろクワイ(笑)さん
MAGMA直系の呪術的なジャズ・ロックに中近東の民族音楽を融合させたフレンチ・ジャズ・ロックの隠れた名作→
プログレ史上の名バラード5選を挙げるとすれば、必ず入るであろう必殺の名曲を擁するフランスの名バンドと言えば?シンセの洪水と繊細なコーラス・ワーク、そしてヴォーカルが切々とシャウトするこの終盤の展開、激ドラマティック~!
70年代フレンチ・シンフォを代表する一枚ですね。女性ヴォーカルとメロトロンとエモーショナルなギター。ユーロ・ロックらしい芸術性が光る名作。
メロトロンによる幻想美はKING CRIMSONの静的な部分を想起させ、ロングトーンで静謐に広がるギターとキーボードが時に狂ったように暴れ出す展開はPINK FLOYDのような麻薬的魅力を放出。
緊張感に満ちた曲展開に耽美なメロディライン、シアトリカルなヴォーカル・・。YESからの影響を独自に昇華させた、仏プログレの醍醐味が詰まった傑作!!
PIERRE MOERLEN’S GONG、81年作。煌びやかなジャズ・ロック/フュージョン・サウンドが冴えわたる秀作!
MAGMA、75年発表の究極のライヴ・アルバム。バンドの肉感的に迫る名演はスタジオ盤の音圧をはるかに凌ぐ凄まじいもの!ハマタイ!
フレンチプログレの中古在庫、ご紹介した以外にもまだまだ素晴らしい作品がございますので、是非こちらのリストよりご探求ください!
http://kakereco.com/list.php?bg=1&sg=3&sa=all&mode=1&sort=1&f=2
ベトナム系フランス人を中心に結成され、ASIA MINORと並び、混血グループの強みを生かした無国籍な魅力を持ちながらも、フランス産らしいシンフォニック・ロックと独特の哀愁、そしてテクニカルなバンド・アンサンブルで有名なグループの75年デビュー作。どこを切っても美しいメロディーが滲み出す傑作であり、その音楽性はストレートなハード・ロックに甘んじない構築力と演奏力、プログレッシブ・ロックとしての旨みにあふれたものです。甘美なメロディーが胸を打つ彼らの代表曲「シスター・ジェーン」などを収録した名盤です。
構築的な楽曲アレンジ、美しいコーラス・ワーク、そして華やかな音像で「フランスのYES」などと評されている、フレンチ・シンフォニック・ロックを代表するグループの78年3rd。ギターリフが印象的な彼らの人気曲「パリは燃えているか」で幕を開ける本作は、その技巧を武器に、よりタイトな演奏が光る名盤となっており、彼らの作品の中でも最もシンフォニック・プログレッシブ・ロックと呼ぶにふさわしい作品。ジャズ・ロック的なアプローチは楽曲に自然に馴染み、ストリングス・シンセサイザーなどのシンフォニックな彩りで聴かせる作風へと変化しています。
Christian Vnderを中心に「コバイア」という架空の文化を生み出し、凶暴にして荘厳、エキセントリックなアクの強い作風で70年代を駆け抜けたグループ。非常にメンバーの出入りの激しいグループであり、そのファミリー・トゥリーを辿るだけでも一苦労と言う、まさにモンスター・バンドです。Janik Topに代わり、Bernard Paganottiをベースに迎え、加えて当時まだ10代であったDidier Lockwoodも参加して録音された75年ライブ作であり、彼らの代表作と言える1枚。Christian Vnderのドラムをはじめ、バンドの肉感的に迫る名演はスタジオ盤の音圧をはるかに凌ぐ凄まじいものであり、何もかもが圧倒的な傑作となっています。
盤質:無傷/小傷
状態:良好
盤質:傷あり
状態:並
若干カビあり
MAGMAのメンバーであったYochk’o SefferとFrancois Cahenが73年に結成したジャズ・ロックグループの76年4th。前作でバンドとしての個性を手に入れることに成功した彼らですが、本作では超絶ヴァイオリニストDedier Lockwoodが参加し、Yochk’o Sefferとの凄まじいインタープレイを聴かせています。楽曲自体も前作の構築性は影を潜めており、よりメンバーの力量に頼った即興色とソロパート押し出しており、彼らの超絶技巧を余すところなく収録したテクニカル・ジャズ・ロック最高峰の1枚と言えるでしょう。
80年にChristian Robinを中心に結成され、YESのJon Andersonを髣髴とさせるハイトーン・ボーカルで明瞭なシンフォニック・ロックを聴かせるフランスのグループの82年唯一作。当時の音楽シーンの流れを汲んだハード・ポップな音楽性でまとめながらも、そのサウンドはポンプ・ロックへと向かっていた当時の潮流に逆行した70年代サウンドで構成されています。メジャーリリースと言うこともあってSTYXのようなアメリカン・プログレハード的な垢抜けたものを目指しつつも、零れ落ちるように、CAMELのマイルドさやSTEVE HACKETTのような叙情的ギターワークなど、70年代のサウンドの名残が感じられる名盤です。
世界のニッチなロックにフォーカスした膨大なディスク・レビュー、マニアック過ぎる特集、濃密なコラム。質・量ともに過去最大の読み応えとなった「不思議音楽館 ORANGE POWER」第6弾!!
不思議音楽館/不思議音楽館 ORANGE POWER VOL.6
ORANGEPOWER6(–)
2700円 (税込2970円)
在庫あり
ヴァイオリンが畳みかける凶暴性とフランスらしい幻想美。これぞ「フランスのクリムゾン」と言える傑作!
CARPE DIEM/EN REGARDANT PASSER LE TEMPS
FGBG4122AR(MUSEA)
2190円
1752円 (税込1927)
482円お得!
在庫あり
MAGMA譲りの暗黒、MAHAVISHNU ORCHESTRAの向こうを張る演奏強度、そして繊細に音を描く芸術的感性を兼ね備えたユーロ・ジャズ・ロックの傑作。これは凄い作品…!
FGBG5042(MUSEA)
2550円 (税込2805円)
売り切れ
タイ・フォンの弟分!?タイ・フォンのキーボード奏者が結成したバンドで、フランスらしい独特の色彩感覚を持ったアーティスティックなシンフォ傑作。
PP114(PAISLEY PRESS)
2290円 (税込2519円)
在庫あり
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