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特集『芸術の秋!プログレの秋!英国編』

「芸術の秋!プログレの秋!」と題して、秋にぴったりの情緒あふれる英プログレ作品をピックアップいたしました。

まずは英プログレ界一の重鎮バンドからこの作品をセレクト!

KING CRIMSON『LIZARD』

全編を彩る幻想的でドリーミーなメロトロンが印象的な、クリムゾン作品の中でも特に叙情性に富む名品ですよね。注目はアルバム後半を占める大曲「LIZARD」。ジョン・アンダーソンによるイエスでの彼とは一味違った繊細な歌唱が魅力的です。

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メロトロンの音って何だか秋という感じがしませんか?というわけでメロトロンをフィーチャーしたプログレをピックアップ!

MOODY BLUES『SEVEN SOJOURN』

ビートルズなどと並びいち早くメロトロンを導入したのがムーディー・ブルース。この曲、オーケストラ並に伸びやかなサウンドからまるでアコーディオンのように柔らかく愛らしいサウンドまで、メロトロンを巧みに用いたアレンジが素晴らしいですよね。

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SPRING『SPRING』

メロトロンと言えばこのグループも外せませんね、トリプルメロトロンを擁するスプリング!グループ名は思いっきり「春」なんですが、この英国らしい味わい深さのあるメロトロンは、わりと秋っぽい??

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メロトロンとともに秋らしい渋~い音色を聴かせてくれる楽器といえばオルガンですよね。英オルガン・ロックの宝庫ヴァーティゴ・レーベル勢からもセレクトいたしましょう。

CRESSIDA『ASSYLUM』

渋~いオルガンが大活躍の名曲「MUNICH」をどうぞ!

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STILL LIFE『STILL LIFE』

ヴォーカルの声質からヴァン・ダー・グラーフ・ジェネレーターの変名バンドとも噂されたらしい本作も英オルガン・ロックを代表する傑作。ポップな序盤からテンションみなぎるオルガンソロが切れ込んでくる展開がしびれます!

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JACKSON BANTON EVANS & FRIENDS『STILL LIFE』

これもご紹介しておきましょう。本家VDGGのハミル以外のメンバーによるインスト・グループによる唯一作。VDGGと言えば孤高の暗黒プログレというイメージがありますが、この作品は英国情緒いっぱいの実に秋らしい名品なんです♪

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お次はジェネシスのこの名盤から出発いたしましょう。

GENESIS 『TRICK OF THE TAIL』

この作品と次作『静寂の嵐』には何となく秋~冬の感じがありますよね。本作からは枯れ葉が舞う英国の深き森に迷い込んだようなこの幻想ナンバーをセレクト。

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ANTHONY PHILLIPS 『GEESE AND THE GHOST』

GENESISソロワークスで秋感ナンバー1と言いたいのがこの作品。繊細に爪弾かれるアコギの音色に癒されますね。

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TONY BANKS『A CURIOUS FEELING』

上のアンソニー・フィリップスと並び英国らしい気品と郷愁が存分に味わえるのがトニー・バンクスによるこの78年ソロ作。全体にジェネシスでのプレイよりゆったりと流れる映像喚起的な音作りが印象に残ります。

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他にも英国らしさ溢れるサウンドを持つ作品をピックアップしてまいりましょう!

ENGLAND 『GARDEN SHED』

この流れなら、数ある英プログレの中でも傑出した完成度を持つこの作品を出さないわけにはいきません。表情豊かなメロトロンサウンドに彩られたファンタスティック&ドラマティックな内容の方もさることながら、『枯葉が落ちる庭園』という邦題からしても今の季節にぴったりな一枚と言えますよね。

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FRUUP 『PRINCE OF HEAVEN’S EYES』

まるで童話やお伽話の世界に入り込んだような気分を味わえるこの作品も一緒に紹介。甘くクラシカルなサウンドと愛すべきポップなメロディラインが融合したハートフル・ナンバーが揃った好盤なんですよね。

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お次はクラシカルなサウンドを聴かせるプログレ作品をセレクト。

ENID 『FAIRIE AERIE NONSENSE』

奇才ロバート・ジョン・ゴドフリー率いるクラシカル・プログレ・グループによる名作2nd。どこまでも優美に広がっていくキーボードオーケストレーションが極上・・。これぞまさに芸術の秋にふさわしいアーティスティックな名盤です。

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BARCLAY JAMES HARVEST 『AND OTHER SHORT STORIES』

ゴドフリーつながりで、初期には彼がオーケストラアレンジを担当したこのグループもピックアップ。格調高いストリングスの調べが美しい「THE POET」から、核戦争後の荒廃した世界を嘆く劇的なナンバー「AFTER THE DAY」へとなだれ込んでいく展開は鳥肌モノ!

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RENAISSANCE 『ASHES ARE BURNING』

クラシカル・プログレの代表格というべきこのバンドからは、クラシックの優雅さとロックの躍動感を併せ持つアンサンブル&クリスタルなフォメール・ヴォーカルという鉄壁のサウンドを完成させた73年作をセレクト。

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アニー・ハズラムの伸びやかなクリスタル・ヴォイスにやられたところで、他にも女性ヴォーカルを擁する作品を取り上げてみましょう。

CURVED AIR 『LIVE』

妖艶なソーニャ・クリスティーナのヴォーカルとダリル・ウェイの鋭くドライブ感のあるヴァイオリンが特徴ですよね。白熱のパフォーマンスが繰り広げられる74年のライヴ作品をどうぞ!

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AFFINITY『AFFINITY』

美声ヴォーカル、妖艶なヴォーカルとくれば、最後はブルージーでハスキーなヴォーカルがほしいですね。キーフの手による美しくもミステリアスなアートワークも魅力のこのバンドがピッタリ!

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アフィニティーのヴォーカル、リンダ・ホイルのこちらのソロ作からも一曲、ニュークリアスの面々をバックに歌われる珠玉のバラードナンバーをどうぞ♪

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アフィニティーからオルガン・ジャズ・ロックつながりでピックアップしたいのが、何と言ってもカンタベリー・ロック。これほど秋という季節にぴったり来る音楽は他にないと思いませんか?

HATFIELD & THE NORTH『HATFIELD & THE NORTH』

秋と言えば『ROTTERS! CLUB』よりこの1st!まずジャケからしていかにも秋っぽい空模様です。それにサウンドの方も、昼下がりのまどろみのような浮遊感と切なさを感じさせる作風が、何となく秋をイメージさせる気がするようなしないような。

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KHAN 『SPACE SHANTY』

スティーヴ・ヒレッジとデイヴ・スチュワートという2つの偉大な才能が手を組んだ本作もカンタベリーらしい憂いを帯びた叙情性が胸を打つ一枚。
カンタベリー・エッセンスたっぷりのスチュワートのオルガンとヒレッジお得意のサイケデリックに拡散するギターワークが見事な化学反応を起こした名作ですね。

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MIKE OLDFIELD 『CRISIS』

最後は、73年に『チューブラー・ベルズ』でデビューする以前、ソフト・マシーン脱退後のケヴィン・エアーズのバンドに所属していたことでも知られるマイク・オールドフィールド。代表曲の一つ「MOONLIGHT SHADOW」でのマギー・ライリーの愛らしい歌声を聴きながらお別れいたしましょう♪

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  • ENGLAND / GARDEN SHED

    77年リリースの唯一作にしてブリティッシュ・シンフォの大傑作、ファンタスティックで英国叙情匂い立つアンサンブルは素晴らしすぎます!

    古くからプログレッシブ・ロックの隠れた名盤として認知されてきたイギリスのシンフォニック・ロックバンドの77年デビュー作。当時プログレッシブ・ロックは衰退、時代はパンク・ロックが台頭し移ろう中、ひっそりとリリースされた本格的なプログレッシブ・ロック作品です。YES、GENESISの影響が色濃い音楽性を持ちながらも、飛び抜けたメロディー・メイクの上手さ、メロトロンをはじめ楽曲を彩るドラマ性、そしてタイトな演奏の中にも英国然とした湿り気と叙情美を感じる音作りでファンの心を揺さぶり続ける、知る人ぞ知る傑作です。

    • GTR153

      2枚組の特別エディションで、CD1にはアルバム音源、CD2には未発表曲や新曲など8曲を収録。オリジナル・マスター・テープからのデジタル・リマスター、28ページのブックレット入り。デジパック仕様CD2の収録曲は、

      1. Nanagram >Live< 2006 5:09
      2. Carmina Burana 4:00
      3. Fags, Booze & Lottery 4:47
      4. The Ladie’s Valley 7:42
      5. Masters Of War 4:27
      6. Three Piece Suite (1976 Olympic Version) 11:44
      7. Heebeegeebee 5:37
      8. Nanagram 4:15

    • BVCP20014

      廃盤希少、Blu-spec CD、05年デジタル・リマスター、ボーナス・トラック1曲(「ナナグラム」)、定価2381+税

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      プラケース仕様、EDISON旧規格、定価3200

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    • SRMC1042SI-WAN

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      盤質:無傷/小傷

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  • AFFINITY / AFFINITY

    紅一点のvoリンダ・ホイルを擁する英オルガン・ロックの人気グループ、70年唯一作

    VERTIGOレーベル発のブリティッシュ・ロックを代表するグループの70年唯一作。KEEFの手によるジャケットアートがよく知られているその内容は、特徴的なハスキー・ボイスの持ち主であるフィンランド出身のLinda Hoyleをフューチャーしたジャズ・ロック寄りのブリティッシュ・ロックであり、ハモンド・オルガンの渋い弾き倒しを中心に英国然としたアンサンブルを聴かせます。また、バンド以外にもLED ZEPPELINのJohn Paul Jonesによりアレンジされたブラス・セクションのダイナミックな響きが大きくその存在感を示す楽曲など、当時のブリティッシュ・ロックならではのアプローチが素晴らしい傑作と言えるでしょう。

  • RENAISSANCE / ASHES ARE BURNING

    73年リリースの2nd、牧歌的な伸びやかさと英国的な麗しき叙情美、そしてロックの躍動感が一体となったシンフォニック・ロックの決定盤!

    YARD BIRDSのKeith Relf、Jim McCartyを中心に結成されるも、2枚のアルバムを残し解散したイギリスのグループ。72年にソプラノ・ボーカルAnnie Haslamを擁し新体制で活動を再開、ロック・フォーク・クラシックが交差する幻想的な楽曲は今なお色褪せることはありません。本作は73年にリリースされた2nd。クラシカルな中に多少のサイケデリック感覚を残したデビュー作から方向性が定まり、牧歌的なのどかさと英国叙情、オーケストラを従えたシンフォニック・ロックの世界を作り上げています。以降ライブでも取り上げられる機会の多い名曲となった「カーペット・オブ・ザ・サン」「燃ゆる灰」などを収録。

  • KING CRIMSON / LIZARD

    70年3rd、表題曲にはYESのジョン・アンダーソンが参加

    ギタリストRobert Frippを中心に結成され、ブリティッシュ・プログレッシヴ・ロック・シーンの頂点に君臨し続けるグループ。プログレッシヴ・ロックという音楽ジャンルを構成する要素の多くは彼らがロック・シーンに持ち込んだものであり、現在もなお数多くのミュージシャンたちに影響を与え続けています。セカンド・アルバム『ポセイドンのめざめ』を最後に、Greg Lake、Michael Giles、Peter Gilesが脱退。1970年に発表されたサード・アルバム『リザード』は、『ポセイドンのめざめ』に参加していたベース・ヴォーカリストGorden Haskellと管楽器奏者Mel Collinsが正式加入、さらにドラマーAndy McCullochを迎え入れ制作されました。ゲスト・ミュージシャンは、過去作にも参加のジャズ・ピアニストKeith Tippettがバンドメイト(コルネット奏者Mark Charigとトロンボーン奏者Nick Evens)を引き連れ参加している他、オーボエ奏者Robin Miller、さらにYESのヴォーカリストJon Andersonが、表題組曲「リザード」の「ルーパート王子のめざめ」で歌声を響かせています。本作は、Keith Tippettが持ち込んだフリー・ジャズのエッセンスがグループに新たな息吹を注ぎ込んだ作品であり、特に「インドア・ゲイムズ」や「ハッピー・ファミリー」におけるインプロヴィゼーションなどで、その影響をはっきりと聴き取ることができるでしょう。一方で、フルートが舞う「水の精」ではこれまでのKING CRIMSONらしい牧歌性も披露。ラストには20分を超える表題組曲「リザード」が控えます。フリー・ジャズへの接近を通じて、後のKING CRIMSONサウンドの重要なポイントとなる即興色を拡張した傑作です。

  • STILL LIFE / STILL LIFE

    71年発表、VERTIGO発、クラシカルかつ陰影に富んだ英国オルガン・ロック、名作!

    VERTIGOレーベル発のプログレッシブ・ロックを代表するグループの71年唯一作。メンバー編成すらクレジットされていないため長らく謎に包まれていたグループですが、その内容はCRESSIDAなどと並ぶ英国ロックの代表作であり、イギリスらしい重厚な質感を持ったブリティッシュ・ロックという趣です。ブルージーでハードに盛り上げながらもジェントリーな響きを持ったバンド・アンサンブルは英国然とした湿り気と翳りを内包させており、ギターやフルートの彩りを交えながらもそのバンド・アンサンブルを引っ張るのはアグレッシブに弾き倒しを見せつつ懐の深いプレイを聴かせるハモンド・オルガン。英国の芳醇な香りを放つ名盤です。

  • SPRING / SPRING

    「トリプル・メロトロン」でお馴染みの叙情性溢れる英国ロック秘宝、71年作

    Gus Dudgeonのプロデュースで録音され、NEONレーベルからリリースされたイギリスのプログレッシブ・フォーク・ロック・グループによる71年作。トリプル・メロトロン・グループとしての話題性が先行しがちなグループであり、事実楽曲にはメロトロンのストリングスやフルートと言った王道音色からオルガン、チェロなどまで幅広いメロトロン・サウンドが使用されています。しかしその音楽性の基本となっているのは牧歌的で親しみやすい素朴さを持った田園フォーク・ロックといった趣のサウンドであり、むしろその点にこそ彼らの個性を見出すべき叙情的な名盤と言えるでしょう。

  • GENESIS / A TRICK OF THE TAIL

    ガブリエル脱退後第1弾の76年作、珠玉のメロディが溢れ出す、GENESIS中屈指の美しさを誇る名作

    KING CRIMSON、PINK FLOYD、YES、EMERSON,LAKE & PALMERと並び、ブリティッシュ・プログレの「5大バンド」のひとつに数えられる重要グループ。ヴォーカリストPeter Gabrielによる演劇的なステージ・パフォーマンスと、寓話的に彩られたシンフォニックな楽曲で70年代前半を駆け抜け、Peter Gabriel脱退後はドラマーPhil Collinsを中心とした体制で活動。80年代以降はポップなアリーナ・ロック・バンドへと変貌し、プログレッシヴ・ロックに留まらず世界的な成功(2010年「ロックの殿堂」入り)を収めたグループです。1976年に発表された7枚目のスタジオ・アルバム『トリック・オブ・ザ・テイル』は、Peter Gabrielの脱退を受けて4人編成となってから初めてのアルバムです。ドラマーPhil Collinsがヴォーカルを兼任するスタイルへと生まれ変わったGENESISですが、フロントマンの脱退という非常事態をしなやかに乗り切ることに成功。Phil Collinsの声質がPeter Gabrielの声質に近かった偶然も手伝って、音楽的なクオリティーを落とすことなく転身を遂げました。音楽的には、「Peter Gabriel期GENESIS」の作風を受け継ぐと同時に、これまでの繊細なシンフォニック・ロックとは異なるダイナミックなバンド・サウンドなど、新たな展開も伺うことができます。本作は、全英アルバム・チャートに39週チャート・イン(最高3位)するヒット作となりました。

  • HATFIELD & THE NORTH / HATFIELD AND THE NORTH

    カンタベリー・ジャズ・ロックの最高峰バンドによる74年1st、Robert WyattやHENRY COWのJeff Reighも参加

    元CARAVANのRichard SinclairとSteve Miller、元MATCHING MOLEのPhil Miller、後にNATIONAL HEALTHで活躍するPip Pyleにより結成され、Steve Millerが脱退、KHANを経たDave Stewartが参加したカンタベリー・ジャズ・ロックバンドの代表格の74年デビュー作。HENRY COWのJeff ReighやRobert Wyattも参加した本作は、メンバーの確かな技巧に裏打ちされた複雑な楽曲構成や、変拍子を用いたテクニカルなインタープレイを持ちつつも、カンタベリー独特の質感、メロディーの味わい、ポップ・センス、ユーモアを散りばめた極上のファンタジアを描く傑作です。

  • ENID / AERIE FAERIE NONSENSE

    英国クラシカル・ロックの金字塔、77年2nd

    名バンドBarclay James Harvestの作品のオーケストラ・アレンジを手がけていたRobert John Godfreyを中心に結成され、その純クラシカル然とした楽曲でオーケストラとの華麗なる融合を叶えたイギリスのシンフォニック・ロックバンドの77年2nd。その内容は前作より壮大なクラシカル・アンサンブルが放つ極上のシンフォニック・ロックの世界であり、シンセサイザーを用いたクラシックのシュミレーションと言う枠を完全に飛び越えた独自のオーケストラ・サウンドが完成した傑作です。ロックのダイナミックなアプローチとロマンに溢れるクラシカルな響きが融合した、文句なしの名盤と言えるでしょう。

  • CRESSIDA / ASYLUM

    71年にVertigoレーベルよりリリースされた2nd、英オルガン・ロックの大傑作!

    VERTIGOレーベル発のブリティッシュ・ロックを代表するグループの71年作2nd。KEEFの手によるジャケットアートがよく知られているその内容は、前作のポップ・センスはそのままに、より起伏に富んだアンサンブルで聴かせる作品であり、英国然としたジェントルな気品に満ちた質感と湿り気が特徴的な名作です。コロコロと転がっていくクラシカルなオルガン・ワークを中心にした渋いアンサンブルを放っており、また、ブルージーに泣くギターや所々でドラマチックに楽曲を彩るストリングス・セクション、ブラス・セクションも素晴らしく、英国ロックの奥深さと味わいを伝えています。

  • ANTHONY PHILLIPS / GEESE AND THE GHOST

    77年ソロ1st、これぞ英国という叙情と格式に満ち満ちた傑作!

    ジェネシスの初代ギタリストとして活躍し、70年代後半以降はソロ・ミュージシャンとして英国的叙情性に満ちた質の高い作品をリリースしてきた彼の、記念すべき77年1stソロ。ジェネシスのメンバーであるマイク・ラザフォード、フィル・コリンズらが参加。フィリップスによる丹念に爪弾かれるアコースティック・ギターの調べを、ゆったりとおおらかに流れるシンセとリリシズムに満ちたフルートの音色が彩るスタイルを軸とした、アコースティカルな手触りのシンフォニック・ロックを聴かせます。アコースティック楽器主体の演奏ですが、中世トラッド色とよりアカデミックなクラシック的要素の両方が違和感なく一体となった、たおやかな牧歌性とともに格調高くも瑞々しい英国然とした音色が印象的。ジェネシス脱退後にクラシック音楽とクラシック・ギターを本格的に学んだというその成果が遺憾なく発揮されています。演奏のみならず組曲「Henry」におけるハイレベルな楽曲構築性なども彼の豊かな才能を証明しており聴き所。3曲あるヴォーカルナンバーは、1曲でフィリップス、2曲でコリンズがヴォーカルを取っており、特にコリンズによるヴォーカルナンバーは、ジェネシスとは趣の異なる繊細で素朴な味わい深さが大変魅力的。清冽な小川の流れ、風にそよぐ木立、一面に広がる田園など、英国丘陵地帯の情景がイマジネーション豊かに立ち上がってくるような名品です。

  • KHAN / SPACE SHANTY

    Steve Hillage&Dave Stewartを中心とするグループ、71年唯一作、英国らしい叙情性に富んだカンタベリー・ロック名作

    David Allenを中心に結成されたプログレッシブ・ロックを代表するバンドGONG。そのGONGを支えたギタリストであり、当時URIELを経たSteve Hillageが、THE CRAZY WORLD OF ARTHUR BROWNのメンバーと共に結成したグループの72年作。URIELやARZACHEL時代の盟友Dave Stewartをゲストに迎えたその内容は、後にHATFIELD AND THE NORTHで開花するDave Stewartの個性と言えるカンタベリー・ジャズ・ロック路線のアプローチに、Steve Hillageらしいスペース・サイケデリックな味付けが冴える作風であり、スペース・ロック、カンタベリーの両ジャンルから見ても重要作と言える、強烈な個性を放つ名盤となっています。

    • UICY20133

      SHM-CD、マスター2008年、ボーナス・トラック2曲、定価1714+税

      盤質:傷あり

      状態:並

      帯有

      帯に目立つ折れあり、その他は状態良好です

  • CURVED AIR / LIVE

    超絶ヴァイオリン奏者ダリル・ウェイ率いるグループ、75年の傑作ライヴ盤!

    女性ボーカリストSonja Kristina、名ヴァイオリン奏者Darryl Wayを擁したイギリスのプログレ・バンド、74年のイギリス公演を収録した75年ライブ作。その内容は彼らの代表曲が贅沢に並べられた、プログレ史に残る名ライブ盤となっています。スタジオ作では非常に繊細で丁寧に音を紡いでいくグループであり、スタジオバンドのような印象のある彼らですが、本ライブ盤で聴けるのはSonja Kristinaのヒステリックなほどにパワフルな歌声、Darryl Wayの鋭い切れ味とドライブ感のあるヴァイオリン、そしてバンド陣全体の一糸乱れぬテクニカルなプレイの応酬です。やはりスタジオ作とのギャップに驚いてしまいますが、ワイルドで骨のあるバンドの本来の姿が記録された名盤と言えます。

  • MOODY BLUES / SEVENTH SOJOURN

    絶頂期にリリースされた、前作『童夢』と並ぶ最高傑作、72年リリース

    活動開始は64年までさかのぼりビート系グループとしてデビュー、シングル・ヒットに恵まれながらも徐々に作風が変化し、プログレッシブ・ロックへのアプローチを開始。後に全盛を築くこととなるプログレッシブ・ロックバンドがデビューすらしていない時期からオーケストラとの競演や実験性に富んだ作品を生み出し、黎明期を作り上げたイギリスのバンドの72年7th。もはやプログレッシブ・ロックの全盛を待たずに円熟の域にすら達してしまった作品であり一聴して前作よりも平坦な印象を持ちますが、緻密に練られたアレンジと、ポップさに磨きがかかった珠玉のメロディーが溢れています。過去の作品には無かったカットアウトでアルバムは締めくくられ、メンバーはそれぞれのソロ活動へと移行。THE MOODY BLUESはしばらくの間休眠することとなります。

  • JACKSON BANTON EVANS & FRIENDS / LONG HELLO

    PETER HAMMILLを除くVDGGメンバーらによる74年作、VDGGのイメージとは異なる英国情緒溢れる逸品

    ブリティッシュ・プログレの代表的バンドの一つ、VAN DER GRAAF GENERATORのメンバーであるDAVID JACKSON、HUGH BANTON、GUY EVANSを中心に元VDGGのNIC POTTER他を迎えて作成された74年作。内容はVDGGと比較してより英国らしい格調高さを感じさせる作風で、全体にアコースティカルでたおやかなアンサンブルでまとめあげられています。JACKSONのサックス、フルートも普段の重厚なプレイとは打って変わってリリシズムいっぱいに歌います。PETER HAMMILLの不在もあってなのか、メランコリックではあるものの沈み込むような陰鬱さはなく、ただただ美しい旋律が紡がれていく演奏は絶品の一言。VDGGのもうひとつの顔とも言うべき温かみ溢れる名品です。

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