たった今、158枚の中古CDをサイトにアップいたしました!
今日のリストは、00年代のプログレ新鋭のファンは特にワクワクすること間違いなしなリストと言えますね!
カケレコならではの豊富なカテゴライズでリストを絞り込みながら、世界のロック探求をどうぞお楽しみください!
リストの前に、店長レコメンド作を3作品ご紹介いたしましょう。
スウェーデンのシンフォニック・ロック・グループ、2010年作3rd。もう1曲目のイントロから必殺!コロコロとしたトーンの愛すべきリリカルなピアノではじまり、ハーモニカがそっと叙情を添えるイントロ。こんなファンタスティックで郷愁を誘うサウンドってそうそうありません。そして、透明感と親しみやすさに溢れたヴォーカルがハートウォーミングなメロディを伸び伸びと歌う。キーボードが柔らかく広がり、哀愁のオルガンが入り、そしてドラムがビートを刻み出すと、もうこのグループから溢れる叙情が聴き手の全身を幸せいっぱいに満たします。左から右からと聴き手を包み込むコーラス・ワークも見事!2曲目も躍動感いっぱいのイントロからもう素晴らしすぎます!心躍るリズムをバックに、ヌケの良いトーンのギターがどこまでも上っていくように美しいメロディを奏で、キーボードとコーラス・ワークが空間をパーっと広げる。フックのあるメロディがまたなんという素晴らしさ!3曲目も賛美歌のようなイントロからグッときてしまいますし、このまま行くとレビューがとんでもない長さになりそうです。1st、2ndも傑作&カケレコのベストセラーでしたが、本作もそれを上回る極上のメロディとアンサンブルに溢れた大傑作!凄い作品です。
不動の2人であるGreg Spawton(G)とAndy Poole(B)により90年に結成され、90年代〜00年代のイギリス屈指のプログレ新鋭バンドへと上り詰めたグループ。09年作の6th。Sean Filkins(Vo)とSteve Hughes(Dr)が抜け、David Longdon(Vo/Flute/Key)、Nick D’Virgilio(Dr)が加入。David Longdonは、ジェネシスから誘いを受け、フィル・コリンズの代わりのヴォーカリストのオーディションに参加したという逸材です(結果は、残念ながらRay Wilsonに決定)。サウンドは、ポスト・ロックのエッセンスを強めて「モダン」に振れた前作と比べ、ジェネシスやイエスのエッセンスへと回帰し、幻想的なシンフォニック・ロックへと揺れ戻った印象。しっとりと「陰影」のある美声のDavidもファンタスティックなシンフォニック・ロック・サウンドに見事に溶け込んでいます。そんな幻想サウンドと対を成すように、イエスのエッセンスが今までにないほどの前面に出ているのも特筆で、スリリングに切れ込むオブリガードはスティーヴ・ハウばりのテンションだし、ベースもゴリゴリと疾走しまくるし、イエスの爽快感を受け継いだパートを織り込むことにより、全体としては幻想的なサウンドに見事にダイナミズムが生まれています。「ジェネシスやイエスが好きなんだけど、現役のバンドで良いのないかな。しかも、フォロワーに終わってなくて、新しさもあるバンドがいいんだよね。」という質問に対しては、本作は文句なしのベストチョイス。「鮮烈」と「ファンタスティック」の間をダイナミックに行き交うスペクタクルな傑作です。
数は少ないながらもコアなプログレファンを唸らせる高水準なシンフォニック/ジャズ・ロックバンドが存在しているインドネシアのグループ、09年4thアルバム。その音楽性はエレピを中心としたキーボードとギターが指揮を取る垢抜けたサウンドを基本に、ガムラン、クンダンなどのエキゾチックな打楽器を配した、インドネシアのお国柄を反映した爽やかなエスノ・ジャズ・ロックとなっています。カンタベリーにも似た、どことなく甘みのある音像はやはりインドネシア独特のものですが、前作「trance/mission」でみせたスリリングなパフォーマンスにより一層磨きをかけた硬派なジャズ・ロックサウンドは、単なるAOR系ムードミュージックとは一線を画す、ひとクセもふたクセもある個性的なものです。辺境ファンは要チェックな作品と言えるでしょう。
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