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英いぶし銀バックバンド特集~BRINSLEY SCHWARZやMIGHTY BABYなど

数多くの英SSWの名作を支えた、目立たないながらも愛すべき「いぶし銀バック・バンド」達にスポットを当てましょう。

ちょっと渋いセレクションですが、この周辺に英ロックならではの旨味がたくさんつまっている気がします。あとは、キーフ・ハートレイ周辺人脈の作品なんかもたまらないので、あわせてチェック是非。

【BRINSLEY SCHWARZ】

トップはこのやはりバンド、ニック・ロウ率いるブリンズリー・シュウォルツ!これぞイギリスと言える哀愁いっぱいのメロディとハーモニー。ひなびたオルガンにフィドルがからむ郷愁のアンサンブル。いなたい?。

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さぁ、ブリンズリーがバックを担当した英SSWと言えば? 切なさの中にも芯の強さが感じられる歌声、淡々としながら哀愁漂うメロディー。どうやって涙を抑えればいいって言うのさ?

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ERNIE GRAHAM/ERNIE GRAHAM

BRINSLEY SCHWARZがバックを担当、すべてが奇跡的に素晴らしい英国フォーク・ロック傑作!71年作

切なさの中にも芯の強さが感じられる歌声、淡々としながら哀愁漂うメロディー、BRINSLEY SCHWARZによるいぶし銀のバンド・アンサンブル。とにかくすべてが奇跡的に素晴らしい英国フォーク・ロックを代表する傑作。71年作。

ブリンズリーでもういっちょ!ゆる?く牧歌的なグルーヴ、力強くも陰影に富んだホワイト・ソウル・ヴォーカル。これぞ英国パブ・ロックの大傑作!

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FRANKIE MILLER/ONCE IN A BLUE MOON

ブリティッシュ・スワンプ/ホワイト・ソウルの名シンガー、ブリンズリー・シュウォーツの面々をバックに制作された72年デビュー作

ニック・ロウやイアン・ゴムを輩出した名バンド、ブリンズリー・シュワルツをバックに迎えてレコーディングされたファースト・アルバム。73年作。プロデューサーにデイヴ・ロビンソンを迎え、ロックフィールド・スタジオでレコーディングされたパプ・ロックの名盤。

【MIGHTY BABY】

このバンドも英SSWのバックでいぶし銀の演奏を聴かせた好グループですね。グレイトフル・デッド『アメリカン・ビューティー』のファンからヘロンのファンまで、おすすめですよ?☆ ルーラルで哀愁いっぱいの演奏にグッときっぱなし。

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MIGHTY BABY/A JUG OF LOVE

米国憧憬のアンサンブルに英国的メロディが絡む、陽だまりアシッド・フォーク、71年2nd

英国出身のグループによる71年2nd。中期GRATEFUL DEADに通じる緩く和やかな演奏に、叙情的なメロディを散りばめたアシッド・フォーク作品です。開放的なギター、ジェントリーなコーラス、爽やかなフルートなどによるアンサンブルには自然と力が抜けるほどリラックス出来ます。ヘヴィ・サイケの1stとは全く異なる魅力を発しており、緩く心地良い開放感、牧歌的なサウンドが楽しめるという点ではHERONファンにもおすすめの一枚です。

さぁ、マイティ・ベイビー参加の一枚と言えばカケレコメンドがこちら!僕はこの曲をはじめて聴いた時、本気で涙腺ゆるみましたよ。リチャード・トンプソンも参加した英フォーク・ロック屈指の名曲っ!ディラン『ブロンド・オン・ブロンド』収録の名曲と比べても遜色なし!?

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GARY FARR/STRANGE FRUIT

70年リリース、英フォーク・ロックの傑作、味わい深いメロディと強烈に英国臭漂うアンサンブル、最高です!

英スワンプ・ロック/フォーク・ロックの傑作と言われる、70年の2ndアルバム。バックを務めるのは、FAIRPORT CONVENTIONの名ギタリストRichard ThompsonとMIGHTY BABYのメンバー。骨太な中にも英国的な陰影が浮き出た絶品のアンサンブルを聴かせています。アメリカ南部への憧れが滲み出ていますが、スワンプ・ロックというほど土臭さはそれほどでもなく、美しいストリングス・アレンジやリリカルなピアノやフルートをフィーチャーするなど、いかにも英国的な叙情性とアメリカン・ロックの骨太さとグルーヴが結びついた絶品英国フォーク・ロックと言えるでしょう。「Revolution Of The Season」はメロディ、アンサンブルともに涙なしでは聴けない英フォーク・ロック屈指の名曲。ほんっと悶絶ものの素晴らしさです、この曲。

もういっちょマイティ・ベイビー参加作を。キース・ティペットも参加していて、このオープニング・ナンバー、ニック・ドレイクとヴァン・モリスンとクリムゾンが一緒になったような超絶的な名曲ではないか・・・。

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KEITH CHRISTMAS/FABLE OF THE WINGS

70年作、英フォーク・ロック傑作、とにかくオープニング・ナンバーが悶絶もの超名曲!

エスペラント『死の舞踏』にヴォーカルで参加したことでプログレ・ファンにも知られるSSW。サンディ・ロバートソンのプロデュースで録音され、70年にB&Cレーベルからリリースされた2nd。マイティ・ベイビーのメンバーに加え、キース・ティペット、シェラ・マクドナルドが参加。とにかく冒頭の2曲が必殺。1曲目は、キース・ティペットのピアノが全編にフィーチャーされていて、ふくよかでタイトなリズム隊を土台に(かなりカッコ良い!)、アコギがかき鳴らされ、ハイ・トーンのちょっとアシッド臭のあるヴォーカルが浮遊感のあるメロディを歌い上げる。そして、そのバックで、格調高く流麗な旋律を奏で続けるキース・ティペットのピアノ。特に後半のフリーキーに乱れ飛びながらも整合感のあるピアノは悶絶必至です。圧倒的な緊張感とリリシズムと英国的な陰影。ニック・ドレイクとヴァン・モリスンとクリムゾンが一緒になったような超絶的な名曲です。2曲目は一転して静謐なフォーク。シェラ・マクドナルドが参加し、2人のデュエットは天上の美しさ。キースの幻想的なハイ・トーンは、これぞ英国フォークの深い森の空気に満ちあふれています。3曲目以降も佳曲ぞろい。英フォーク・ファンもプログレ・ファンも必聴と言える傑作です!

マイティ・ベイビー関連作も一枚。元メンバーが結成したグループですね。「アメリカへの憧憬で片付けてもらっちゃ困るね。なんたって俺たち全米ヒットを放ってるんだぜ。しかもビルボード3位だぜ!」

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ACE/FIVE-A-SIDE

ポール・キャラック在籍、全米シングルチャート3位という華々しい記録を持つ英国のパブ・ロック・バンド、74年作

元ウォーム・ダストのポール・キャラック、元アクション〜マイティ・ベイビーのバム・キングらによる5人組のファースト。英国人によるアメリカ西海岸サウンドへの憧れを露にした1枚で、シングル・カットされた「ハウ・ロング」は全米チャートで3位となる大ヒットを記録!

【TEAR GAS】

ブリンズリー・シュウォルツ、マイティ・ベイビーに続くいぶし銀バックバンド、お次は、これ!Zal Cleminsonってギタリストは知ってます? これぞブリティッシュの旨味を言える、叙情的でアーシーなギターがグッときますね。

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TEAR GAS/PIGGY GO GETTER

いぶし銀の名ギタリストZal Cleminsonのギターが冴え渡る、牧歌的かつエッジの効いた英ハード・ロック名作、70年リリース1st

英国はグラスゴー出身。後にアレックス・ハーヴェイと出会い、センセーショナル・アレックス・ハーヴェイ・バンドへと発展するグループ。70年作の1st。前半は、アコースティック・ギターのバッキングを活かした英国的な牧歌性も感じさせるサウンドで、後半はツェッペリンも意識したハード・エッジなサウンドへとシフト・チェンジ。聴き所は、なんといってもZal Cleminsonのギター。コシのある歪みで、タメの効いたリフ、鋭角に畳みかけるスリリングなリードともに懐深く弾いていて、パトゥのオリー・ハルソールあたりにも通じる、ブリティッシュならではの陰影に富んだいぶし銀のフレージングが光っています。リズム隊も特筆で、特にベースのChris Glenは、後にMSGにも参加する名手。クリームのジンジャー・ベイカーにも負けないセンス抜群のベースを響かせています。2ndはハード・ロック化しますが、本作は、深い森に迷い込んでしまったような幻想性や陰影が感じられるのが特徴。渋くメロウなスルメ名盤です。

SENSATIONAL ALEX HARVEY BANDのAlex Harveyによるソロで、バックのTEAR GASのアーシー&メロウな演奏がいかにも英国的でグッとくる?。しかし、ジャケはひどい^^!

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ALEX HARVEY/JOKER IS WILD

ブリティッシュ・ロック界屈指のライヴ・パフォーマー、TEAR GASがバックを担当した絶品ブルース・ロック、72年作

TEAR GASをバックに従えて制作された72年作。バキバキと歪んだZal Cleminsonのギターとエモーショナルで力強いAlex Harveyのヴォーカルが絶妙なアンサンブルを奏でる絶品ブルース・ロック。

いぶし銀バックバンド特集。ここまで、ブリンズリー・シュウォルツ、マイティ・ベイビー、ティア・ガスの3バンドをピックアップしましたが、う、なに、渋すぎるだって? もうとことんまで渋くいきますよ?。

【TREE】

あの印象的なジャケで知られる英フォークの名グループTREEがバックを担当した英SSW作と言えば?

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PHIL TRAINER/PHIL TRAINER

米SSW、渡英して英フォーク・ロック名バンドTREESをバックにレコーディングした72年作1st

アメリカ人のSSW。彼がイギリスにて、英フォーク・ロック・グループTREESをバックに録音した1stアルバム。72年作。陰影に富んだ叙情性溢れるメロディが素晴らしいSSW作。黄昏のオルガンや繊細かつ鋭角なエレキなど、哀愁と格調高さが絶妙にバランスしたアンサンブルも聴き所。ヴォーカル&メロディの優美さとTREESによるピシっと引き締まったアンサンブルとが絶妙な空気を醸す逸品。

【TRAFFIC】

Dave Masonプロデュース、TRAFFICのメンバーが全面バックアップだって!? マイナーな作品ですが、TRAFFICの2ndやDave Masonのソロ作とあわせて、きちんと評価されるべき逸品ですね。

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GORDON JACKSON/THINKING BACK

Dave Masonプロデュース、TRAFFICのメンバーが全面バックアップした69年唯一作

英SSW、69年にMARMALADEレーベルよりリリースされた唯一作。Dave Masonによるプロデュースで、Steve Winwood、Jim Capaldi、Chris WoodなどTRAFFICのメンバーが全面的にバックを担当。バッキング・ヴォーカルとして、Julie Driscoll、Meic Stevens、SPOOKY TOOTHのLuther Grosvenorなど参加。Dave Mason作のTRAFFICの曲を彷彿とさせるメロウ&グルーヴィーかつサイケデリックな曲から、PINK FLOYDのフォーキーな曲に通ずるアシッド臭あるまどろんだ楽曲まで、英国らしい叙情性とコクと渋みのある演奏とがブレンドした芳醇なサウンドを聴かせています。TRAFFICの2ndやDave Masonのソロ作とあわせて、きちんと評価されるべき逸品。

【番外編】

いぶし銀バックバンド特集。最後に番外編を。フィジー島出身ってどこ? このグループ、英国出身だったとしたら、たくさんのSSWのバックに起用されていぶし銀の演奏を聴かせたかもなぁ。ファンキー&ブルージー&パブロッキンな好グループですよ!

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MANTIS/TURN ONTO MUSIC

オセアニアのフィジー島出身、ファンキー&ブルージー&パブロッキンなグループ、センス溢れる73年作!

オセアニアのフィジー島出身、キーボード奏者を含む5人組による73年作。オールマン・ブラザーズやマウンテンのカヴァーで聴けるファズ・ギターが炸裂するハード&ファンキーなナンバーをはじめ、パーカッションが乱れ飛ぶなかをワウを効かせたギターが流麗なフレーズで疾走するクロスオーヴァーな楽曲、R&B、ソウル、レゲエを盛り込んだブリンズリー・シュウォルツを彷彿させる哀愁のパブ・ロックなど、米ルーツ・ミュージックを土台に、時に熱く、時に軽快に、時にメロウに演奏するスタイルが持ち味。演奏は安定感抜群で、英国だとすると、様々なSSWのバックで演奏を支えただろうな、と思わせるほどの達者ぶりとセンスがあります。秘境ロック臭ぷんぷんのジャケにピンときたディープなロック・マニアなら必聴といえる好盤です。

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      定価2718+税

      盤質:無傷/小傷

      状態:良好

      帯有

      帯中央部分に若干色褪せあり、帯ミシン目に沿って若干切れ目あり、カタログに折れあり

      1300円

      1040円
      (税込1144円)

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