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netherland dwarf のコラム『rabbit on the run』連動 来日公演を収めたプログレッシブ・ロックのライブ・アルバム Volume 4(フランス+ドイツ編)

本記事は、netherland dwarf のコラム『rabbit on the run』第48回 ONE SHOT / Live In Tokyo (France / 2011)に連動しています

プログレッシブ・ロック・アーティストによる来日公演の歴史は、1971年8月に行われたPINK FLOYDによる伝説の箱根アフロディーテから始まりました。PINK FLOYDは翌72年3月にも来日し、発表前の『Dark Side Of The Moon』を演奏。同年7月にはEMERSON, LAKE & PALMERとJETHRO TULLが来日公演を行い、73年3月には黄金期のYESが初来日しています。その後も数多くのプログレッシブ・ロック・アーティストたちが日本でのコンサートを行ってきましたが、特にプログレッシブ・ロックが復興を果たした90年代以降、その模様が記録され、ライブ・アルバムとしてリリースされる例もしばしば見受けられるようになってきました。ここでは、「来日公演を収めたプログレッシブ・ロックのライブ・アルバム」を掘り下げていきます。


ATOLL / Tokyo C’Est Fini (France / 1994)

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YESのフォロワー・グループとしても高い評価を獲得しているATOLLは、90年代のうちから「来日公演を収めたライブ・アルバム」を発表しています。89年にギタリストChristian Beyaを中心に再結成を果たしたATOLLは、ニュー・アルバム『L’ Ocean』を製作し来日公演(川崎Club Citta’や渋谷Eggmanなど)を行いました。楽曲の多くは新作からの選曲となっていますが、アルバム・タイトルからも分かる通り78年のサード・アルバム『Tertio』から名曲「Paris, C’Est Fini」が演奏されているのは、フレンチ・プログレッシブ・ロック・ファンには聴き逃せないでしょう。

ZAO / Zao In Tokyo (France / 2007)

MAGMAを脱退したサックス奏者Yochk’o SefferとキーボーディストFrancois Cahenを中心に結成されたZAOは、70年代に優れたジャズ・ロック・アルバムを発表しましたが、94年の再結成作『Akhenaton』に続いて、2004年の来日公演(渋谷On Air West)を収めたライブ・アルバムを2007年に発表しました。スリリングなジャズ・ロック・アンサンブルは健在であり、70年代に発表した『Z=7L』や『Osiris』、『Shekina』や『Kawana』といった傑作からバランスの良い選曲がなされています。

MAGMA / Live In Tokyo (France / 2009)

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架空の言語であるコバイア語を操り、自らの音楽性を「Zeuhl」と標榜し活動を続けてきた、フレンチ・プログレッシブ・ロック代表格グループMAGMAによるライブ・アルバム。2005年に行われた来日公演(渋谷On Air Eastと渋谷Club Quattro)が収録されていますが、On Air East公演では組曲「K.A.」、そしてClub Quattro公演では組曲「Theusz Hamtaahk」が聴き所でしょう。MAGMAと言えば、75年のライブ・アルバム『Live』が傑作と評されていますが、『Live In Tokyo』もまた、MAGMAの個性豊かな音楽性を体感出来るライブ・アルバムとなっています。

TAI PHONG / Live In Japan 2014 (France / 2017)

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70年代のフレンチ・プログレッシブ・ロックを代表するグループのひとつであるTAI PHONGは、ベトナム出身ミュージシャンであるKhanh MaiとTai Sinhの兄弟を中心に結成され、優れたシンフォニック・ロック・アルバムを残しました。2000年の再結成作『Sun』に続く2013年作『Return Of The Samurai』を引っ提げて行われた来日公演(川崎Club Citta’)は注目を集め、2017年に『Live In Japan 2014』としてリリース。名盤と評される75年作『Tai Phong』や76年作『Windows』の楽曲が色褪せることはありません。

AMON DUUL II / Live In Tokyo (Germany / 1996)

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西ドイツはミュンヘンのコミューンで67年に組織され、ジャーマン・サイケデリック・ロックの有名グループへと成長を遂げていったのがAMON DUULです。AMON DUULはフリー・ミュージックの色合いが強いロック・グループであり、その結果、より高い音楽性を追求するChris Karrerを中心とするメンバーたちによって、分裂的にAMON DUUL IIが結成されました。彼らは96年に来日公演(渋谷On Air West)を行い、その模様をライブ・アルバム『Live In Tokyo』として発表していますが、やはりクラウト・ロック独特の混沌とした世界観が魅力的です。

CLUSTER / Japan 1996 Live (Germany / 1997)

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Dieter MoebiusとHans-Joachim Roedeliusのデュオから成る、ジャーマン・エレクトロ・シーン黎明期の重要グループCLUSTERは91年、連名ユニット名義の変則的な再始動作『Apropos Cluster』を発表し、続く95年作『One Hour』ではCLUSTER名義を復活。96年に来日公演を行いました。それぞれのコンサート会場の名称が楽曲タイトルに用いられていることからも分かるとおり、渋谷On Air West、大阪Club Quattro、大阪Museでのパフォーマンスを収録しています。瞑想的なドローンや無機質なリズムなど、ジャーマン・エレクトロらしい世界観となっています。

ASHRA / @shra (Germany / 1998)

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ASH RA TEMPELとして活動をスタートさせ、後にASHRAへと改名したジャーマン・エレクトロの代表格グループ。リーダーのギタリストManuel Gottschingは、ソロ名義の84年作『E2-E4』がテクノ・シーンに多大なる影響を与えたことでも広く知られています。ASHRAは96年に来日公演(渋谷On Air Westと大阪Club Quattro)を行い、その模様を『@shra』としてリリース。その後、続編となる『@shra Vol.2』も発表され、2008年には完全盤としてワン・パッケージ化されました。

TANGERINE DREAM / Izu – Live In Japan 2009 (Germany / 2009)

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67年の西ベルリンでEdgar Froeseを中心に結成されたジャーマン・エレクトロのトップ・グループTANGERINE DREAMは2009年、伊豆のエレクトロ・ミュージック・フェスティバル「Metamorphose」に参加するため25年ぶりに来日を果たしました。近年作からはもちろんのこと、70年代の音楽シーンに送り出した楽曲も披露されており、その模様はアンコールまでを完全収録したライブ・アルバム『Izu – Live In Japan 2009』にまとめられました。2015年、Edgar Froeseは肺塞症のためウィーンで亡くなりましたが、残されたメンバーはTANGERINE DREAMを存続させています。

AGITATION FREE / Shibuya Nights – Live In Tokyo (Germany / 2011)

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67年、Lutz UlbrichやChristopher Frankeといったミュージシャンたちによって結成されたジャーマン・ロックの重要グループであるAGITATION FREEは、2007年に初来日公演(渋谷On Air West)を行い、2011年に『Shibuya Nights – Live In Tokyo』のタイトルで発表しました。72年のデビュー・アルバム『Malesch』や73年のセカンド・アルバム『Second』といった名盤のナンバーを中心に構成されており、AGITATION FREEの個性であるオリエンタルな印象を押し出したサイケデリック・ロックが収められました。

ONE SHOT / Live In Tokyo (France / 2011)

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    ステージの模様は、ライヴ・レポートをご覧ください!

    https://kakereco.com/magazine/?p=14375

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      状態:

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