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netherland dwarf のコラム『rabbit on the run』 第32回 DEWA BUDJANA / Zentuary (Indonesia / 2016)

本連載では「ミュージシャンの視点からプログレッシブ・ロック作品を捉える」ことに重点を置き、フランスのプログレッシブ・ロックレーベルMusea Recordsからシンフォニック・ロックアルバムでデビューを果たしたnetherland dwarfが、同じ時代を生きる世界中の素晴らしいプログレッシブ・ロックアーティストたちの作品を、幅広くご紹介します。「ミュージシャンの視点」とは言っても、各コラムは平易な文章で構成されていますので、楽器が弾けない、専門用語は分からないという場合でも、心配せずにご覧下さい。

第32回 DEWA BUDJANA / Zentuary (Indonesia / 2016)

幅広い音楽性を持つプログレッシブ・ロックは、その作風をいくつかのサブ・カテゴリーによってさらに細かく分類することが出来ますが、そんな中で「シンフォニック・ロック」に次ぐ大きなサブ・カテゴリーのひとつが「ジャズ・ロック」です。その成立には「ジャズのエレクトリック化」というキーワードが欠かせません。1960年代後半にアメリカのトランペット奏者Miles Davis、そして彼とセッションを共にしたミュージシャンたちがエレクトリック・ジャズの黎明期を彩り、例えばJoe Zawinul率いるWEATHER REPORT、John McLaughlinを中心とするTHE MAHAVISHNU ORCHESTRA、Chick CoreaによるRETURN TO FOREVERといった名グループたちが70年代のシーンに登場したのです。一方で、ブリティッシュ・プログレッシブ・ロックの黎明期には、トランペット奏者Ian Carrを中心とするNUCLEUS、Vertigoレーベルが初めてリリースしたアルバムである69年作『Valentyne Suite』が知られるCOLOSSEUM、そして、後に「カンタベリー・ロック」のファミリー・ツリーを形成することになるSOFT MACHINEやCARAVANといったグループたちが登場しました。

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ジャズ・ロックの音楽性は、英米以外の国々からも名グループを輩出しています。例えばイタリアでは、地中海音楽を取り入れた作風で聴かせるAREAや、超絶技巧を誇るドラマーFurio Chiricoを擁するARTI E MESTIERIを筆頭に、スペーシーなサウンドが特徴的なPERIGEO、OSANNA解散後にUNOを経たメンバーによって結成されたNOVA、あるいはツイン・キーボード編成のIL BARICENTROなどが高水準なジャズ・ロックを奏でました。またフランスでは、THE MAHAVISHNU ORCHESTRAによる74年作『Apocalypse』などに参加しソロ・アーティストとしても成功を収めたヴァイオリン奏者Jean-Luc Pontyや、やはりヴァイオリン奏者であるDavid Roseが参加したTRANSIT EXPRESSなどがジャズ・ロックの名盤を発表していますが、Yochk’o Sefferを中心に結成されたZAOやヴァイオリン奏者Didier LockwoodによるSURYA、あるいはベーシストBernard PaganottiとキーボーディストPatrick Gauthierを中心とするWEIDORJE、加えてキーボーディストBenoit WidemannやベーシストJoel Dugrenotらによるソロ・アルバムに至るまで、孤高のグループMAGMAに参加していたメンバーたちによるジャズ・ロック・アルバムの完成度は特筆すべきものがあります。さらにドイツでは、実験的な作風のアーティストたちが数多く活動していた中で、PASSPORTがジャズ・ロックの代表格として知られてきました。もちろん、上記の国々以外からもジャズ・ロックの名盤は誕生しており、その例は「辺境」と呼ばれるロック後進国にまで及びます。

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さて、今回は新世紀のインドネシアで活躍するギタリストのジャズ・ロック・アルバムを取り上げます。DISCUSが多くのプログレッシブ・ロック・ファンの目をインドネシアへと向けさせ、SIMAK DIALOGがエキゾチックなインドネシアン・ジャズ・ロックの世界を提示した2000年代を経て、2010年代の同国シーンは、より一層ジャズ・ロックの印象が濃いものとなっているようです。その理由は、才能溢れるふたりのミュージシャン、つまりSIMAK DIALOGの活動と並行してTOHPATI ETHNOMISSIONやTOHPATI BERTIGAといったソロ・プロジェクトでも作品を発表するギタリストTohpati(Tohpati Ario Hutomo)と、後述するGIGIのギタリストDewa Budjanaによる驚異的なリリース・ラッシュにあるでしょう。同国の音楽シーンを代表するロック・バンドであるGIGIのオリジナル・メンバーとして90年代中盤のシーンに登場したDewa Budjanaは、グループの爆発的なヒットによって順調にキャリアを重ね、2000年には来日公演も果たしています。彼は90年代からGIGIの活動と並行してコンスタントにソロ・アルバムを送り出してきましたが、2010年代を迎えると、2011年から2015年までの短期間に4枚もの作品をリリース。そして、2016年に2枚組のボリュームで発表されたのが本作『Zentuary』です。

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本作『Zentuary』では、80年代以降のKING CRIMSONへの参加で知られるベーシストTony Levin、エレクトリック時代のMiles Davis作品にも参加したアメリカのセッション・ドラマーJack DeJohnette、そしてAllan Holdsworthを筆頭に名だたるミュージシャンたちと共演を果たしてきたイギリスのセッション・ドラマーGary Husbandがリズム・セクションを担当し、ふたりのドラマーはアコースティック・ピアノもプレイしています。また、ASIAでの活動が知られるギタリストGuthrie Govanや、Bill Brufordのリーダー・グループEARTHWORKSに加入した経験を持つサックス奏者Tim Garlandのゲスト参加、さらにはチェコ・シンフォニー・オーケストラまで導入されているということですから、その製作陣だけでもただならぬ予感がするでしょう。Dewa Budjanaが本作で紡ぎ出した音世界はJohn McLaughlinやPat Metheny、あるいはAllan Holdsworthといったミュージシャンからの影響を色濃く感じさせる本格的なジャズ・フュージョンであり、シネマティックとすら言えるような瑞々しいサウンドを全編で響かせています。インドネシアの伝統的な楽器を大きく取り入れ異国情緒豊かなサウンドを演出していたTOHPATI ETHNOMISSIONと聴き比べてみると、Dewa Budjanaは本場のセッション・ミュージシャンを擁した体制で垢抜けたサウンドを目指したことが伺えるでしょう。しかし、それでも滲み出てしまうオリエンタルなフレーズやインドネシア人脈のヴォーカリストによるスキャットなどには、隠すことの出来ない国民的特色が確かに感じられます。

トータルで100分を超える本作『Zentuary』は、技巧的でありながら一流ミュージシャンたちの余裕すら感じさせる素晴らしい出来栄えとなりました。Dewa Budjanaは、インドネシアのポップ・ミュージック・シーンを代表するギタリストであると同時に、プログレッシブ・ロック・アーティストとしても大きな注目を集めています。



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netherland dwarf のコラム『rabbit on the run』 第5回 AGUSA / Hogtid (Sweden / 2014)

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netherland dwarf のコラム『rabbit on the run』 第7回 AMOEBA SPLIT / Dance Of The Goodbyes (Spain / 2010)

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netherland dwarf のコラム『rabbit on the run』 第8回 MAGENTA / The Twenty Seven Club (UK / 2013)

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netherland dwarf のコラム『rabbit on the run』 第9回 TOHPATI ETHNOMISSION / Save The Planet (Indonesia / 2010)

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netherland dwarf のコラム『rabbit on the run』 第10回 HIDRIA SPACEFOLK / Astronautica (Finland / 2012)

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netherland dwarf のコラム『rabbit on the run』 第11回 QUATERNA REQUIEM / O Arquiteto (Brazil / 2012)

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netherland dwarf のコラム『rabbit on the run』 第12回 SETNA / Guerison (France / 2013)

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netherland dwarf のコラム『rabbit on the run』 第13回 FLOR DE LOTO / Nuevo Mesias (Peru / 2014)

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netherland dwarf のコラム『rabbit on the run』 第14回 TRANSATLANTIC / The Whirlwind (Multi-National / 2009)

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netherland dwarf のコラム『rabbit on the run』 第15回 KARFAGEN / Lost Symphony (Ukraine / 2011)

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netherland dwarf のコラム『rabbit on the run』 第16回 SENSE / Going Home (Canada / 2007)

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netherland dwarf のコラム『rabbit on the run』 第17回 ARANIS / Roqueforte (Belgium / 2010)

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netherland dwarf のコラム『rabbit on the run』 第18回  SIKUS BOLIVIA / E.C.L.I.P.S.E. (Bolivia / 2011)

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netherland dwarf のコラム『rabbit on the run』 第19回  LITTLE TRAGEDIES / At Nights (Russia / 2014)

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netherland dwarf のコラム『rabbit on the run』 第20回  NUCLEUS TORN / Neon Light Eternal (Switzerland / 2015)

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netherland dwarf のコラム『rabbit on the run』 第21回  MERRY GO ROUND / Merry Go Round (Italy / 2015)

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netherland dwarf のコラム『rabbit on the run』 第22回  WOBBLER / Afterglow (Norway / 2009)

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netherland dwarf のコラム『rabbit on the run』 第23回  MEDIABANDA / Siendo Perro (Chile / 2010)

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netherland dwarf のコラム『rabbit on the run』 第24回  FIVE-STOREY ENSEMBLE / Not That City (Belarus / 2013)

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netherland dwarf のコラム『rabbit on the run』 第25回  GLASS HAMMER / If (USA / 2010)

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netherland dwarf のコラム『rabbit on the run』 第26回  SEIN / La Flor Y La Mierda (Argentina / 2010)

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netherland dwarf のコラム『rabbit on the run』 第27回  CICCADA / A Child In The Mirror (Greece / 2010)

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netherland dwarf のコラム『rabbit on the run』 第28回  CAST / Originallis (Mexico / 2008)

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netherland dwarf のコラム『rabbit on the run』 第29回  AFTER CRYING / Creatura (Hungary / 2011)

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netherland dwarf のコラム『rabbit on the run』 第30回  MARTIGAN / Vision (Germany / 2009)

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netherland dwarf のコラム『rabbit on the run』 第31回  ROBERT REED / Sanctuary (UK / 2014)

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DEWA BUDJANAの在庫

  • DEWA BUDJANA / DAWAI IN PARADISE

    インドネシア恐るべし、RETURN TO FOREVERから80年代以降のクリムゾンまでを飲み込みつつ、ロイネ・ストルトばりのイマジネーションで包み込んだ2013年快作!

    90年代以降のインドネシアを代表するロック・バンドGIGIのギタリストであるDewa Budjanaの2013年作ソロ。ジョン・マクラフリンをフェイヴァリットに挙げているとおり、フュージョン・タッチの流麗かつゴリゴリとアグレッシヴさもある演奏が印象的。オープニング・ナンバーからキレキレで、シンセが豊かに広がる浮遊感ある「静」のパートとベースが強烈にうねるヘヴィな「動」のパートとを行き交う中を、ギターが多彩な音色を駆使しながら終始テクニカルかつ流れるようなフレーズで畳み掛けます。RETURN TO FOREVERから80〜90年代以降のKING CRIMSONまでを飲み込みつつ、ジャケのイメージ通りのイマジネーションでまとめあげたサウンドはかなりスケールが大きいです。2曲目のアコースティックなナンバーも凄くて、東南アジアらしいエキゾチズムを振りまきつつ、爽やかなポップ・フレイヴァーも感じさせたかと思うと、突如、ギターを中心にリズム隊も一体となってフリーキーに暴れだして、と思ったら、フリーキーさはそのままにイマジネーションも溶け合ってきたり、いや〜、すごいセンス。音のマジシャンぶりは、ちょっぴりフラワー・キングス率いるロイネ・ストルトも頭に浮かびました。インドネシア恐るべし。プログレ・ファンは是非一聴を!

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文・市川哲史

文・深民淳

文・舩曳将仁

文・netherland dwarf

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