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追悼 アラン・ホールズワース氏

4月16日、英国のギタリスト、アラン・ホールズワース氏が亡くなりました。70歳でした。

プログレッシヴ・ロック・シーンからジャズ/フュージョン・シーンまで、ジャンルをまたいで数多くのバンドを渡り歩き名演を残してきたホールズワース氏。

サックス奏者のプレイを参考にしたという、レガートを多用した滑らかに音が繋がる速弾きスタイルは革新的なもので、現在に至るまで数多くのギタリストに影響を与えてきたまさにミュージシャンズ・ミュージシャンと言うべき存在でした。

そんなホールズワース氏への追悼の意を込めて、プログレッシヴ・ロック・シーンで活躍した70年代の主要な参加作品を振り返っていきたいと思います。


IGGINBOTTOM / IGGINBOTTOM’S WRENCH(1970)

ホールズワースのファースト・レコーディング作品として知られるのが本作。ジャズ・ロックというよりはほぼジャズと言っていいサウンドで、彼も後の持ち味となる滑らかな速弾きプレイではなく、正統派ジャズギターといった趣のプレイを披露しています。ただテクニックはこの時点ですでに抜群。早くもその才能の片鱗を見せています。

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TEMPEST / TEMPEST(1973)

元コロシアムの鉄人ドラマー=ジョン・ハイズマンが、ホールズワースなどを迎え結成したグループのデビュー作。テクニシャン揃いなだけあって随所で技巧が炸裂するスリリングでパワフルなハード・ロックを展開。元ジューシー・ルーシーのポール・ウィリアムスによるソウルフルなヴォーカルに絡む、ハードロック然としたソリッドなギタープレイがカッコイイです。

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SOFT MACHINW / BUNDLES(1975)

結成以来ギタリストが在籍しなかったソフト・マシーンに初めてのギタリストとして加入したのがホールズワースでした。テンションの高いテクニカル・ジャズ・ロック・アンサンブルを牽引するのはもちろん彼のギター。難解で深遠だったソフツの世界観が、ホールズワースの縦横無尽なギターワークによって一気に突き抜けたような印象を与える名盤です。

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GONG / GAZEUSE!(1976)

アレン&スマイス脱退後の第1作となった前作『SHAMAL』は中近東エッセンス香るジャズ・ロックの秀作でしたが、ホールズワースの参加が象徴するように、本作では一気にテクニカル・ジャズ・ロック/フュージョン路線へと舵を切っています。ホールズワースのギターはリード楽器としての役割を超えほぼ主役と言える堂々たる演奏を披露。耳に心地よい幻想的なパーカッションとの相性が抜群です。

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GONG / EXPRESSO II(1977)

前作『GAZEUSE!』に引き続いての参加。モエルランが完全にリーダーシップを取ったことで、パーカッションを多用したオリエンタルな作風がより強まっていますが、ホールズワース特有のウネウネとしたプレイは見事にマッチしています。さらに英国プログレ屈指のヴァイオリン名手ダリル・ウェイとの共演も聴き所。

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JEAN-LUC PONTY / ENIGMATIC OCEAN(1977)

ザッパ・バンドでの活躍も知られるユーロ・ジャズ・ヴァイオリニストの最高峰、ホールズワースの名演も光る77年の代表作。ポンティによる鋭くキレのあるヴァイオリンとソロを分け合うホールズワースのテクニカル・ギターが圧巻。テンションMAXなギラギラした演奏は、アル・ディ・メオラ在籍期のRTFも彷彿させます。

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BILL BRUFORD / FEELS GOOD TO ME(1978)

言わずと知れたYES~クリムゾンを渡り歩いたプログレ界きっての人気ドラマー、78年ソロ作。デイヴ・スチュアートが散りばめる芳醇なカンタベリーテイストがたまらないジャズロック名品ですが、ここでのホールズワースのプレイも波長の合う仲間たちと一緒でかなり伸び伸びと演奏している印象を受けます。

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BILL BRUFORD / ONE FOR THE KIND(1979)

前作よりもややフュージョン・タッチなサウンドになった79年作2nd。そうなると俄然冴えてくるのがホールズワースで、レガートを使用する滑らかなフレージングが生きてきます。

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U.K. / U.K.(1979)

中身はクリムゾンの緊密なテンションとイエスの雄大なファンタジーを合わせたような、各メンバーが在籍したバンドのエッセンスが結晶となったプログレッシヴ・ロックを繰り広げる傑作。ホールズワースの先の読めないウネウネとした速弾きギターも全開で、70年代でホールズワースの個性を堪能するには恰好の作品と言えます。

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まるで自身の腕を試すかのように様々なバンドを渡り歩きプレイしてきたその生き様は、まさにギター求道者と呼ぶに相応しいものだったと思います。

プログレッシヴ・ロックを象徴する偉大なるギタリストに最大の敬意を表して。
心よりご冥福をお祈りします。

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