2017年3月15日 | カテゴリー:一曲、いかが?,世界のロック探求ナビ
タグ: 英ロック
ジョン・メイオール&ザ・ブルースブレイカーズ、フランク・ザッパ、ジェファーソン・スターシップ、ホワイトスネイク、ジャーニーなどビッグ・グループの作品への参加で知られる英出身のドラマー、エインズレー・ダンバーが結成したバンドの1stより。
参加したバンドがレコード会社の意向で商業的になるのを嫌がり、自分の音楽を追求する硬派なミュージシャンですが、この作品もとっても硬派な英ブルース作品。どの曲も渋くかっこいいのですが、本日ピックアップするのは「Sage Of Sydney Street」という曲です。
ドラムとベースのみ演奏から始まり、途中でオルガンが少し加わるシンプルなインスト曲。静かで控え目ながら絶妙なリズムが心地よく思わず目をつむって聴き入ってしまいます。主役のベースは後にザッパの作品に参加するAlex Dmochowski。
それでは、どうぞ!
後にフランク・ザッパ、ジェファーソン・スターシップ、ホワイトスネイク、ジャーニーなどビッグ・グループで活躍する英出身の名ドラマー、エインズレー・ダンバーが、ジェフ・ベック・グループ脱退後に結成したブルース・ロック・グループの68年作1st。スローテンポの曲が中心で、ダンバーが参加したジョン・メイオール&ザ・ブルースブレイカーズの67年作『A Hard Road』に通じる雰囲気ですが、ジミヘンにフェイヴァリット・ホワイト・ブルース・シンガーと言われたVictor Broxのヴォーカル筆頭に、英ブルース・ロック・シーンで活躍するメンバー達の激渋な演奏が堪能できる作品です。オープニングのシンプルでエキゾチックなパーカッションの絶妙なリズムに身体を任せ、まったりとしたヴォーカルとブルージーなトランペットが響くT2を聴いている頃には、男の渋さと色気が漂う演奏の虜に。控え目のドラムとオルガンをバックに、後にザッパの作品に参加するAlex Dmochowskiのベースが味わえるT7、手数の多いダンバーのドラムプレイを堪能できるT9など、派手さはないもののじっくり深く味わいたくなる英ブルース・ロックの名作です!
JOHN MAYALL’S BLUES BREAKERSやJEFF BECK GROUPを経、後にザッパ・バンドやJOURNEYを渡り歩く英国の名ドラマーAynsley Dunbar率いるブルース・ロック・バンド。69年の3rdにして実質的な最終作。プロデュースはJohn Mayallが務め、また本作からMARK-ALMONDやRIFF RAFFで知られるkey奏者Tommy Eyreが加入。ずっしりとしたドラム、低く囁くようなヴォーカル、タメの効いたブルージーなギター…重たく陰翳に富んだいぶし銀のブルース・ロックは前作の延長ながら、そこへEyreのメロウで流麗なハモンド&ピアノが加わって、よりジャジーな色合いを持った躍動感のあるアンサンブルを聴かせています。Eyreによるハモンド・ソロをこれでもかと全面に押し出したT3、荘厳な教会風のオルガンで幕を開けるT4、弾むベース&ギターがファンキーなT7など、混沌たる時代を反映するように多彩なジャンルを取り入れた作風もユニーク。Vertigoのジャジーなオルガン・ロック・ファンも気に入ること間違いなしの、聴き応えある名作です。
ブルースブレイカーズ、ジェフ・ベック・グループなどで活動していた名ドラマー・エインズリー・ダンバー率いるグループ。70年作の4thアルバム。R&Bテイスト溢れるハードなブリティッシュ・ロック。
68年に録音され、71年にリリースされながらジミー・ペイジの反対ですぐに回収となったライヴ盤。ジミー・ペイジ、弾きまくってます!もの凄いエネルギー!
YARDBIRDS/LIVE YARDBIRDS FEATURING JIMMY PAGE
800042(LOST DIAMONDS)
2600円
2400円 (税込2640)
220円お得!
在庫あり
68年に録音され、71年にリリースされながらジミー・ペイジの反対ですぐに回収となったライヴ盤。ジミー・ペイジ、弾きまくってます!もの凄いエネルギー!
YARDBIRDS/LIVE YARDBIRDS FEATURING JIMMY PAGE
800042(LOST DIAMONDS)
2590円 (税込2849円)
売り切れ
バキっと歪んだスリリングなギター、ツェッペリンばりにタイトでヘヴィ級のリズム隊、熱くシャウトするヴォーカル。バンド全体が塊となったソリッドなアンサンブルは、本格感ぷんぷん。
LION197(LION)
2520円 (税込2772円)
売り切れ
マイナーな作品だけど、実は元RARE BIRDや元ATOMIC ROOSTERのメンバーが結成したバンド。サウンドを例えるならSAD CAFEやO BANDにサザン・ロック的アーシーさを加えた感じ!?
BIGPINK757(BIG PINK)
2190円 (税込2409円)
在庫あり
ミラー・アンダーソンの芳醇なヴォーカル、ヘンリー・ロウザー中心の米ブラス勢にも負けない管楽器、そしてキーフ・ハートレイの野太いドラム。ずばりいぶし銀名品。
KEEF HARTLEY BAND/TIME IS NEAR
ECLEC2047(ESOTERIC)
2090円
1045円 (税込1150)
1149円お得!
在庫あり
【関連記事】
本場アメリカ南部で生まれたブルースがイギリスに輸入されて誕生したブリティッシュ・ブルース・シーンを特集。アコースティック・ブルースから、エレクトリック化、さらに「ロック」と融合してブルース・ロック・ムーヴメントへと発展した激動の50年代~60年代の流れを見ていくことにいたしましょう。
コメントをシェアしよう!
カケレコのWebマガジン
60/70年代ロックのニュース/探求情報発信中!