2018年10月9日 | カテゴリー:世界のロック探求ナビ
タグ: プログレ
アメリカのレアなロック&プログレ作品をリイシューしているOUT-SIDERレーベルの作品をピックアップいたしましょう。
どの作品も、アメリカらしいサイケ&ガレージのエッセンスとともに、英国ロックにつながる叙情性や幻想性を持った愛すべきサウンドが魅力的です。
OUT-SIDERレーベル発のアメリカのディープ盤の探求。どうぞお楽しみください!
とにかくギタリストが特筆!
ジミー・ペイジ的なタイム感抜群のシャープなオブリガード&リードから、ウィッシュボーン・アッシュを彷彿させる幻想的なアルペジオまでセンス&テクニックとも抜群!
とても無名バンドとは思えません。
簡素なジャケはB級サイケ・ハード・バンドっぽいけど、出てくる音は仏アトールっぽい奥ゆかしい色彩感あるシンフォっていうアメリカのカルト名盤。
くすんだオルガン、控えめなフルート、哀愁いっぱいの繊細なギター・・・CRESSIDAなどのブリティッシュ・ロックに通ずる陰りに満ちたアンサンブルがたまりません。
と思ったら、なんと米オハイオ産サイケ・バンドとは!
この演奏のズレはヘタなのか、いや、きっと意図的なはず。
ヘロヘロ&グルーヴィーで、ユーモアもあって、こりゃサイケ/ガレージの愛すべき逸品!
4人のアメリカ人がシンガポールで結成したバンド、自主制作の75年作。
サイケ・ハードなファズ・ギターとB級シンフォ・プログレ調のアナログ・シンセの組み合わせが強烈!
ベテラン・ミュージシャンによる70年代半ばにニューヨークで結成されたサイケ・ハード・ロック・バンド。
80年に録音され、82年にわずか2000枚がプレスされてリリースされたカルト盤。
まるでZOMBIESのスイートさ、YESのファンタスティックさ、THE BANDのアーシーさが混ざり合ったみたい!?
どこを切っても瑞々しいメロディ&ハーモニー溢れ出す米サイケ・フォーク・ロック72年作。
アイアン・バタフライなら2ndよりダークな雰囲気の1stが好き?
そんな人には絶対おススメのUSオルガン・ヘヴィ・サイケ!
ディランを気だるくアシッドにした感じのヴォーカル。
演奏は、ストーンズやバーズにファズ・ギターやオルガンをまぶした感じ!
ニューヨークで活動したフォーク・ロックSSW。66年から67年の間に録音&リリースされた、2枚のシングル音源、アセテート盤音源、デモ音源を収録した編集盤。
カナダのバンドですが、最後にこちらもご紹介!
パワフルなハード・ロックを主体に、プログレやサイケ、ファンクまでをも取り込んだバラエティ豊かな作風。
叙情的なフルート、ジャジーなサックス・・・ハード・ロック、サイケ・ファンのみならず、プログレ・ファンも楽しめること間違いなしの一枚!
いかがでしたか?
みなさまにとってぴったりの一枚が見つかれば幸いです。
またお会いいたしましょう。
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その他、アメリカン・プログレの名作&ディープ盤を多数揃えております。
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オハイオを拠点に活動、黒人メンバーを1人含む5人組アシッド・ロック/ソフト・サイケ・バンドが、プライヴェート・プレスで残した72年の唯一作。オルガンとリリカルなフルートが彩るドリーミーな浮遊感が特徴的なアシッド・サイケ。ヴォーカルはソウル色がありつつも熱唱しないスウィートなスタイルで、ドリーミーなサウンドに絶妙にマッチします。サイケ然とした色彩感あるギターもかなりの腕前ですが、決して弾きまくりではなくオルガン&フルートのサポートをメインに、ここぞで熱いソロを聴かせるツボを心得たプレイが好印象。たった一枚で終わってしまったのが何とも惜しいと思わずにはいられない、独特の世界観を持ったアシッドなサウンドが魅力的な一枚です。
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