2016年4月26日 | カテゴリー:皆様と選ぶイメージソング
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皆様と選ぶイメージソング企画、前回の桜に続き、今回は毎年5月に寄居で行われる「寄居北條まつり」の一場面を収めたこの写真をテーマにロック・ソングを募集いたしました!
さすが合戦の場面だけあって、勢いのあるカッコいい楽曲をたくさんお寄せいただいておりますよ~!
合戦の写真を眺めつつお楽しみ下さい☆
「見るなりYes ‘The Gates Of Delirium’の8分目~が脳内で鳴りだし、それ以外思い浮かばなくなりました。」ということで、YESのこの大作を挙げていただきました。パトリック・モラーツのキーボードとスティーヴ・ハウのギターがスリリングな応酬が繰り広げるテンションみなぎるインストゥルメンタル・パート、まさに両軍入り乱れての合戦という感じですよね。キンキンッと剣で戦うSEが挿入されていているのもポイントです。
歌詞はアレですが、というコメント付きで挙げていただいたSTYXのナンバー。ザクザクしたギターや荒々しいドラムが戦う男たちをイメージさせるカッコいい曲です!歌詞のほうは「オレは今に大物になる男さ。注目しておいたほうがいいぜ!」という感じでしょうか。実際の合戦でも多くの兵士が戦で武功を上げて成り上がろうという野望を持って戦っていたかもしれませんね。
74年作「暗黒の世界」のオープニングで炸裂するヘヴィ・チューン。それにしてもこの時期のクリムゾンはこういった戦いのシーンに合いますよね!きっと演奏者同士が戦っているかのような70年代中期クリムゾンだからこそ生み出せる緊張感がなせる業なのでしょう。シビれます!
戦の緊迫感を表現するようにスリリングに絡み合うツインギターがたまらなくカッコいいこちらの曲も挙げていただきました!
EL&Pからは、最高傑作『恐怖の頭脳改革』から荘厳なオープニング・ナンバー「Jerusalem」を挙げていただきました。気高く高らかに響くオルガンの音色に、戦に臨まんとする兵士たちの姿が重なるようですね。 雰囲気抜群です!
「合戦の激しさから、オランダプログレTRACE 鳥人王国の一曲目Bourreeはどうでしょうか?」ということでお寄せいただいたダッチ・プログレの雄トレースによる一曲。まさに戦いの場面という感じの緊迫感みなぎるナンバーです。キーボードは一貫してクラシカルなプレイを聴かせているのに、不思議なくらい甲冑の画によく合っていると思いませんか?
これは教えていただき、なるほど!と思いました。「Sabre Dance」、「剣の舞」ですね。ある意味チャンバラのBGMとしてこれ以上に相応しい曲もないでしょう。数々のバンドが試みている本曲のロック・アレンジの中でも、このゴリゴリと荒々しい迫力満点のバージョンは、特に激しい合戦のイメージをかき立てます。
ヴァンゲリスが率いたギリシャのバンドによる最高傑作より、こちらの燃えるナンバーを挙げていただきました!旧約聖書に登場するイナゴの襲来をテーマにした楽曲で、タイトなリズムにスリリングなギターが炸裂するカッコ良すぎる一曲です。
「おじいちゃん奮戦中、という感じだったので。」ということで、タイトルもずばり「PROGRESSIVEおじいちゃん」もセレクトいただきました。オリジナルの動画がなかったので、こちらの原曲に合わせて弾いているギター動画でお楽しみください。聴いているとたしかに真ん中で戦っている方の心の叫びのようにも思えてきま・・・すよね?
最後はカケレコセレクトでKANSASの「Lightning’s Hand」。合戦のBGMというイメージで、スリリングかつダイナミックなこのナンバーを選んでみました。
ご協力いただいた皆様、ありがとうございました!
戦国時代にタイムスリップしたような気分を味わえること請け合いの寄居北條まつり、今年は5月8日(日)開催ですので、お近くの方はぜひ足を運んでみてください☆ 詳しくは寄居町観光協会のホームページをご覧ください。
(http://yorii-kanko.jp/hojo.html)
写真: 寄居町観光協会HP
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寄居で撮った桜の写真に合うロック・ソングを募集いたしました!桜の儚さや美しさ、春の穏やかな陽気などをイメージさせる曲を挙げていただきましたので、
ご紹介してまいりましょう。
ギタリストRobert Frippを中心に結成され、ブリティッシュ・プログレッシヴ・ロック・シーンの頂点に君臨し続けるグループ。プログレッシヴ・ロックという音楽ジャンルを構成する要素の多くは彼らがロック・シーンに持ち込んだものであり、現在もなお数多くのミュージシャンたちに影響を与え続けています。5thアルバム『太陽と戦慄』に続いて1974年にリリースされた6thアルバム『暗黒の世界』は、スタジオ・レコーディングとライブ・レコーディング(73年録音)が混在する変則的な作品となっています。収録曲順に見ていくと、「偉大なる詐欺師」と「人々の嘆き」は完全なスタジオ・レコーディング。「隠し事」はライヴ・レコーディングで、「夜を支配する人」はライヴ・レコーディングの冒頭から途中でスタジオ・レコーディングに切り替わります。「トリオ」はライブ・レコーディングで、「詭弁家」はライブ・レコーディングに後からスタジオ・ヴォーカルをかぶせた楽曲。「暗黒の世界」と「突破口」はライブ・レコーディングとなっています。前作『太陽と戦慄』でパーカッション奏者Jamie Muirが脱退したため、本作のメンバーはギタリストRobert Fripp、ベース・ヴォーカリストJohn Wetton、ドラマーBill Bruford、ヴァイオリン奏者David Crossという布陣。内容的には、初期の強烈なKING CRIMSONサウンドに回帰したようなスタジオ楽曲と、インプロヴィゼーションで聴かせるライブ楽曲に分かれています。本作を発表後にDavid Crossが脱退し3人体制となったKING CRIMSONは、次作『レッド』の制作に取り掛かります。
フリップ自身による89年リマスター、定価2136+税
盤質:無傷/小傷
状態:並
帯有
カビあり、帯中央部分に色褪せあり
紙ジャケット仕様、HDCD、デジタル・リマスター、初回プレス盤限定ステッカー・内袋付仕様、定価2500+税
盤質:傷あり
状態:並
帯有
小さい汚れあり、若干折れあり、紙ジャケに小さい角潰れあり
紙ジャケット仕様、HDCD、デジタル・リマスター、初回プレス盤限定ステッカー・内袋付仕様、定価2500+税
盤質:傷あり
状態:並
帯無
帯無、内袋にカビあり
その構築的に練り上げられた楽曲と凄まじい演奏技術により、今なお多くのフォロワーを生み出しているイギリスのグループの74年作7th。「こわれもの」「危機」で大きな成功を収めた彼らですが、前作「海洋地形学の物語」でキーボードのRick Wakemanが脱退、後任にはRefugeeの技巧派Patrick Morazが加入しています。その内容はPatrick Morazの参加によってラテン・ジャズ、そして即興色が加味され、超絶なインタープレイの応酬で畳み掛けるハイテンションな名盤であり、「サウンド・チェイサー」ではインドネシアのケチャも取り入れるなど、深化した彼らの音楽性が伺えます。もちろん彼ららしい構築的なアンサンブルも健在であり、大曲「錯乱の扉」の一糸乱れぬ変拍子の嵐など、バンドのポテンシャルの高さが伺えます。大きな成功を経て円熟期に入った彼らを象徴する1枚です。
デジパック仕様、直輸入盤(帯・解説付仕様)、スリップケース付き仕様、デジタル・リマスター、ボーナス・トラック3曲、定価1890
盤質:傷あり
状態:良好
帯無
帯無、スリップケース無し
デジパック仕様、スリップケース付仕様、デジタル・リマスター、ボーナス・トラック3曲
盤質:傷あり
状態:良好
スリップケースに軽微な圧痕あり、若干しわあり
THE NICEのKeith Emerson、KING CRIMSONのGreg Lake、ATOMIC ROOSTERのCarl Palmerによって結成されたスーパー・グループであり、ブリティッシュ・プログレッシヴ・ロックのトップに位置するバンドのひとつ。ロックではハンディキャップとなるキーボード・トリオ(ギターレス)編成ながら、強烈に歪ませたハモンド・オルガンをドライブさせ、ギター・ロックに匹敵するダイナミックなサウンドを生み出しました。また、クラシック音楽のロック・アレンジや、モーグ・シンセサイザーを導入した先駆的なスタイルが特徴であり、「電気と才能の無駄遣い」という批判をもろともせず世界的な成功を収めました。後に映画「エイリアン」のデザイナーとして知られることになるスイス出身の画家、H・R・ギーガーが手掛けたアートワークをまとい、1973年にリリースされた4thアルバム『恐怖の頭脳改革』は、間違いなく彼らの代表作のひとつでしょう。詩人ウィリアム・ブレイクの詩にチャールズ・ヒューバート・パリーが楽曲をつけた「聖地エルサレム」のロック・アレンジで幕を開け、アルゼンチンの作曲家ヒナステラの「ピアノ協奏曲第1番第4楽章」に超絶技巧で挑む「トッカータ」へ。そして、Greg Lakeの美しいバラード『スティル…ユー・ターン・ミー・オン』とホンキートンクな遊び心がある『用心棒ベニー』で緊張が和らぐも、その後に待ち構えているのは3楽章から成る、30分を超える組曲「悪の教典#9」の衝撃。ブリティッシュ・プログレッシヴ・ロックを語る上で、避けて通ることは許されない傑作です。
盤質:傷あり
状態:良好
特殊ケースではありません、側面部に色褪せあり
元EKSEPTIONのRick Van Der Linden率いるオランダのキーボード・トリオ。75年作2nd。クラシカルな美しさはそのままに、ロック的なダイナミズムを増した重厚なアンサンブルは驚異的な完成度。全プログレ・ファン必聴の傑作。Darryl Wayがゲスト参加。
抜けの良いアメリカン・ロックのバンド・アンサンブルとクラシカルなヴァイオリンによるシンフォニックなアプローチでアメリカを代表するプログレッシヴ・ロック・グループとなり、後のアメリカン・プログレハードの基礎を築いたグループの77年5th。「Point Of No Return」や「Dust In The Wind」といった彼らの代表曲を収録した本作は、彼らの持ち味であるアメリカン・ロックの明快さと、複雑に構築されたプログレッシブ・ロック然としたバンド・アンサンブルが最も良いバランスで同居した傑作となっており、キャッチーな覚えやすいメロディーとテクニカルなプレイとの対比が素晴らしい、彼らの代表作です。
紙ジャケット仕様、02年デジタル・リマスター、ボーナス・トラック2曲、内袋付仕様、定価1800+税
盤質:傷あり
状態:良好
帯有
解説に軽微な破れ・若干折れあり
72年作の3rdである本作は、黙示録をテーマとした一大コンセプト作品。ロック、ポップ、クラシック、ジャズ、民族音楽などが渾然一体となっためくるめくサウンド、叙情と狂気を同時に孕んだ圧倒的な表現力は、これぞプログレッシヴ・ロック!VANGELIS率いるAPHRODITE’S CHILDが70年代に世に送り出した一大傑作。
初回5000枚生産限定紙ジャケット仕様、2枚組、スパイラル・ヴァーティゴ・ロゴ内袋、03年リマスター、定価3107+税
盤質:全面に多数傷
状態:良好
帯有
Charismaレーベルよりリリースの76年作。ツイン・ギター、ベース、ドラムの4人組。1曲を除き、すべてインストゥルメンタル。メロディアスなギター・フレーズ、ツイン・ギターの抜群のハーモニーが印象的で、ヴォーカリスト不在ながら、歌心を感じさせるグループ。Wishbone Ashあたりのメロディアスなツイン・ギターが好きな方は必聴の好盤。
Dave Edmunds率いるグループ。ブリティッシュ・ブルースだった1stと比べ、ブルース色は薄まり、その分、サイケ&プログレ度が増し、拡張高く叙情性溢れるメロディと陰影に富んだソリッドなアンサンブルをフィーチャーした、いかにも英国的といえるブリティッシュ・ロックを聴かせています。クラシカルなフレーズが飛び出すなど、1stとは別バンドと言っていい趣き。憂いのあるメロディとハード&ソリッドなアンサンブルとによる楽曲、サイケ・ポップ調のキャッチーで流れるようなメロディと英国的で気品漂うアンサンブルが美しい楽曲、クラシカルなフレーズが飛び交うプログレッシヴ&アグレッシヴな楽曲など、派手さはないものの味わい深い佳曲が揃っています。
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