2017年1月27日 | カテゴリー:世界のロック探求ナビ,新譜CDナビ
美声のハイ・トーン・ヴォーカルと透明感ある美メロが突き刺さる!
これは2016年作の中でも屈指と言える新鋭シンフォ傑作!
ブラジルはサンパウロ出身のコンポーザー&マルチ・インストゥルメンタル奏者。2016年作3rd。
カンサス的プログレ・ハードなパートとキャメル的幻想パートとがめくるめくアンサンブル、実に良いなぁ。このブラジル産シンフォ、キャッチーなプログレのファンは間違いなくグッとくるはず!
クリムゾンやフリージャズに影響を受けたブラジルのインスト新鋭バンドなんですが、多声のスキャットを入れたり、ムーグとメロトロンとアコギによるPFM的パートを入れ込んだり、これはグレイト!
アンデス・フレイヴァーあるフルートとメタリックなギターとの見事な対比!
70年代の南米シンフォニック・ロックのエッセンスはそのままに、HR/HM的な切れ味を加えたサウンドは唯一無比。
アラン・パーソンズ・プロジェクトと『ウォール』あたりのピンク・フロイドをブレンドて、フォークに寄せたような幻想的でリリカルなサウンドは実に誠実で沁みます。
ブラジルの新鋭か、やるなぁ。
まるでSUI GENERISに、ロバート・フリップとイアン・アンダーソンが突如乱入した感じ!?
2010年にアルゼンチンはブエノス・アイレスで結成された新鋭プログレ・バンド。ライヴ・アルバムはこれまでに2枚リリースしていたものの、スタジオ作としては初となる2015年作。
SERU GIRANやSPINETTAのDNAは2016年にも確かに受け継がれているんだなぁ。70年代アルゼンチン・ロックの遺伝子をモダンなセンスで鳴らした逸品!
こ、これが自主制作!?
スピネッタやチャーリー・ガルシアを受け継いだサウンドは、70年代アルゼンチン・ロックのファンは歓喜間違いなし。
ジャズやタンゴの香りたっぷり、ヴァイオリンをフィーチャーしたアルゼンチンのプログレ新鋭バンド、2016年デビュー作。
イスラエル出身でシカゴを拠点に活動するギタリストとサックス奏者の2人によるバンドなんですが、たおやかなフレーズやアラビックな高速フレーズなど、「地中海」が確かに香ってきて心地いい~。
KARFAGENにも並ぶ魅力を持ったマルチ奏者&コンポーザーがウクライナより登場!
70年代のプログレやフュージョンから影響を受けたサウンドが特長で、プログレ、ジャズ&フュージョン、スペース・ロック、民族音楽などがブレンドしたサウンドが印象的。
イマジネーションにあふれてた快作!
いかがでしたか?
みなさまにとってぴったりの一枚が見つかれば幸いです。
カケレコは、これからもプログレ・シーンの最新動向を追い、世界の注目作をみなさまにお届けしてまいりますよ~。
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ブラジルはサンパウロ出身のコンポーザー&マルチ・インストゥルメンタル奏者。2016年作3rd。ギタリスト一人が全面的に参加している他は、すべてBruno自身で演奏されています。モダンなヘヴィネスを持ったの硬質なトーンのリズム・セクションを土台に、華やかなトーンのキーボードが光彩を放つように広がっていくヌケのいいアンサンブルが実に素晴らしい!トライバルとでも言えるような、ドラムがリズミックに乱れ打つところや、ムーグ・シンセによる天へと駆け上るようなリードなど、めくるめく躍動感溢れるアレンジに心躍ります。ジョン・アンダーソンとムーン・サファリのKey奏者/VoのSimon Akessonの中間に位置づけられるようなハイ・トーンのヴォーカル、キャッチーで心に突き刺さってくるメロディ・ラインも特筆。これは名作!
SERU GIRANやLA MAQUINA DE HACER PAJAROSやSPINETTAなど70年代のアルゼンチン・プログレから影響を受けたメンバーで結成されたアルゼンチンの新鋭プログレ・バンド。2016年作2nd。エッジの立ったヌケの良いトーンで軽やかに奏でられるリフ、浮遊感のあるアルペジオが印象的なギター、キラキラと明るいトーンのハートフルなシンセやハモンド・オルガン。今のバンドっぽいオシャレで洗練されたエッジとヴィンテージな幻想性が絶妙にバランスしたアンサンブルは魅力的です。甘くセンチメンタルな男性ヴォーカル、「詩情」溢れるメロディはいかにもアルゼンチン。70年代アルゼンチン・ロックの遺伝子をモダンなセンスで鳴らしたオリジナリティ溢れる逸品です。
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