2017年1月27日 | カテゴリー:世界のロック探求ナビ,新譜CDナビ
「70年代プログレの遺産の発見」というテーマで、PAVLOV’S DOG、CATHEDRALといった米シンフォ名バンドの未発表曲を、バンドのオリジナル・メンバーをゲストに迎えて録音しちゃおう、という愛すべき企画!
スティングがフラワー・キングスに加入したとしたら!?
2012年にスウェーデンはストックホルムで結成されたプログレ・バンド、2016年のデビュー作。
若僧にはこの音は出せまい!?
大自然の中のフェスが似合うような「開放感」と密室の「実験精神」とが同時に鳴らされたようなサウンドはただただ孤高。
スウェーデンのラジカル・トラッド・バンドHEDNINGARNAの女性ヴォーカリストがバンド編成にて録音した2016年作。北欧ラジカル・トラッド最前線!
07年結成、ノルウェーはオスロ出身のシンフォ・グループによる3rd。
メタリックな切れ味を持つギターによるヘヴィなリフワークとヴィンテージ質感で吹き荒れるハモンドがぶつかるアグレッシヴで重厚なナンバーと、メロディアスに歌うギターやメロトロンが彩る胸に迫る繊細でメロディアスなナンバー、その振れ幅が実に見事です。
テクニックで圧倒するタイプではないものの、ドラマチックに構築された楽曲をしっかりと聴かせてくれる、聴き応えたっぷりのシンフォ力作。
90年代に結成され、09年にデビューしたノルウェーの新鋭プログレ・バンド、2016年作4thアルバム。
『炎』『アニマルズ』『ウォール』あたりの叙情的なナンバーが好きなら、このバンドはオススメ。
叙情的な美メロとフロイド直系の音響的なアンサンブルが切なく響く名作です。
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ピンク・フロイドに通じるメランコリックなノルウェーのプログレ新鋭グループAIRBAGをピックアップ!
漆黒の中に鮮やかな色が幻想的に浮かび上がるような、透明感あるヘヴィネスとでも言えるような、そんなサウンドはこれぞ北欧シンフォの真骨頂!
ノルウェー出身で、ギタリスト/シンガー/コンポーザーのRonny Pedersen率いるプロジェクト。ノルウェーが誇る名プログレ・ミュージシャンのRhys Marshのプロデュースで制作された2016年デビュー作。
これぞプログレ・ハード!って感じのハード・エッジ&メロディアスなサウンドを軸に、フロイド的な映像喚起的なパートを織り交ぜて、う~ん、実に味わい深い。
なるほど、ノルウェーの名バンドMAGIC PIEのKey奏者なのか。
サイケ~アシッド・フォークが好きで、ゴングも好き?ならこのノルウェーの新鋭は要チェック。
双子のMomrak兄弟を中心とするノルウェーのプログレ新鋭、2016年作3rd。
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90年代に結成され、09年にデビューしたノルウェーの新鋭プログレ・バンド、2016年作4thアルバム。エコーに包まれたリズム・ギターや幻想的に広がっていくシンセによる音響感覚豊かなアンサンブル。デヴィッド・ギルモア直系ながらブルース色を無くし、透明度と浮遊感を上げていったと言えるギター・ソロ、メランコリックなアコギのストローク、スタイリッシュかつエモーショナルな男性ヴォーカルも魅力的です。デビュー以来の魅力である、フロイドからの影響にポーキュパイン・ツリーあたりのモダンな感覚を織り交ぜたサウンドはそのままに、今まで以上にしっとりと艶やかな叙情美が増したメロディが胸に切なく響き渡る佳曲ぞろい。『炎』『アニマルズ』『ウォール』あたりの叙情的なナンバーが好きならグッとくること間違いなしでしょう。
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