プログレッシヴ・ロックの中古CD豊富!プログレ、世界のニッチ&ディープな60s/70sロック専門ネットCDショップ!

プログレ、60s/70sロックCDのネット通販/買取

24時間以内発送(土・日・祝は翌営業日)、6,000円以上送料無料

カケレコ店長の「日々是ロック」 – 雪予報の寒い一日だからこそ楽しみたい、世界のニッチな作品をピックアップ!

こんにちは、カケレコ店長の田中です。

ずいぶんとおサボりしていた「日々是ロック」。久々に世界のロックをカケハしてまいりましょう。

今日のここ埼玉県寄居町は夕方から雪の予報が出ております。今週末も全国的に寒くなりそうですね!

冬だからこそ楽しみたい、世界のニッチな作品をピックアップしてまいります。

雪の寒い一日に負けず、「ロックでぬれ!」

GORDON GILTRAP/PEACOCK PARTY

まずはリリカルに奏でられるリコーダーが冬にぴったりの一枚をセレクト。

60年代にはマイク・オールドフィールドやバート・ヤンシュらとともにフォーク・シーンで活躍し、70年代半ばにプログレッシヴ・シーンでソロ・デビューしたギタリスト&コンポーザーのゴードン・ギルトラップによる最高傑作とも評される79年作。

プログレとフォークの隙間に埋まってしまったニッチな作品ですが、これはジェネシスとグリフォンの間に位置づけられるような愛すべきファンタスティック英プログレ逸品!

試聴 Click!

ARBETE OCH FRITID/…SEN DANSAR VI UT

お次は、一気に北欧に飛びまして、今にも雪が落ちてきそうな、重くどんよりとした冬の曇り空のような一枚をセレクト。

北欧アヴァン/サイケデリック・ロックを代表するグループによる77年リリースの2枚組の大作。

なるほど極北トラッド・ロックかぁ。チェロやヴァイオリンによる素っ頓狂な哀愁フレーズとドローン、ピロピロと縦笛なんかが渦巻いてえらいこっちゃ。

試聴 Click!


北欧70sロック・セレクション

【関連記事】

北欧70sロック・セレクション

ビートルズをはじめとしたブリティッシュ・ポップの影響を軸に、ザ・バンドなどルーツ色あるアメリカン・ロックも取り込みつつ、北欧伝統の舞踏曲のエッセンスも盛り込んだ、痛快かつ哀愁いっぱいの北欧ロック作品をセレクト!

KAAMOS/DEEDS AND TALKS

北欧つながりでスウェーデンからフィンランドへ。

どんより冬空の後は、透明度の高い冬の青空へって、感じで、ファンタスティックな一枚をピックアップ。

オルガン・ロック的な忙しなさ、GREENSLADEばりに心躍るポップ・センスなど、キーボード・プログレのファンをはじめ、KAIPAやCAMELなどファンタスティックな歌心が好きなファンにも是非、聴いてもらいたい好作品。

フィンランドのプログレ・グループによる77年唯一作です。

試聴 Click!


ムーミン谷プログレ!? フィンランド生まれの幻想プログレ特集!

【関連記事】

ムーミン谷プログレ!? フィンランド生まれの幻想プログレ特集!

「これぞムーミン谷プログレ!」と言えるフィンランドの幻想プログレの世界を特集!

ALBION/INDEFINITE STATE OF MATTER

フィンランドからバルト海を南下し、ポーランドへ。

ポーランドと言えば、LYNXレーベルから美麗な新鋭シンフォ・グループが続々と登場していますが、その中でも人気の作品がこちら。

深いトーンで幻想的に響くメロトロン風のシンセ。寒さがこたえる冬の夜にじっくりと味わいたい美しく荘厳な傑作です。


LYNX特集 ~西欧と東欧の魅力を併せ持つポーランド・シンフォの新鋭をご紹介

【関連記事】

LYNX特集 ~西欧と東欧の魅力を併せ持つポーランド・シンフォの新鋭をご紹介

現代ポーランド・シンフォを代表するグループであるMILLENIUMのキーボード兼リーダー、RYSZARD KRAMARSKIによって2002年に設立されたレーベルLYNXを特集。

MARIAN VARGA & COLLEGIUM MUSICUM/COLLEGIUM MUSICUM and STALE TIE DNI

ポーランドからさらに南下し、東欧はチェコへ。

Marian Vargaが奏でる華やかなトーンの心躍るハモンドが冬の青空のように実にヌケが良くて爽快!

このサウンドを聴きながら、冬のプラハを闊歩したいっ!

1曲目は、初期マグマばりの攻撃的ブラス・ロックで突っ走るし、2曲目はずばり「プロコル・ハルムをEL&Pばりにテクニカルにすると?」だし、3曲目はナイスもびっくりなクラシカル・ロックだし、東欧プログレ黎明期屈指の傑作!

試聴 Click!


COLLEGIUM MUSICUM『KONVERGENCIE』 - ユーロ・ロック周遊日記

【関連記事】

COLLEGIUM MUSICUM『KONVERGENCIE』 – ユーロ・ロック周遊日記

これはずばりハプスブルク帝国ロック!? 共産圏のロック、というより、ハプスブルク帝国の文化遺産が息づくブラチスラバという土壌で育まれたロック・ミュージックという方がしっくりくる豊穣な名作を特集!

LAURENCE VANAY/GALAXIES

華やかなクラシカル・プログレから一転、ほの暗く静謐な、芸術性の高いジャズ・ロックをピックアップいたしましょう。

元マグマで、初期マグマ作もプロデュースしたローラン・チボーがベースで参加が特筆の仏女性コンポーザーによる74年作は、まるでRワイアットのソロばりの幻想絵巻。

試聴 Click!


【タイトル追加】世界のジャズ/フュージョン・ロック特集~シャープに引き締まったテクニカルかつ流麗な名品集

【関連記事】

【タイトル追加】世界のジャズ/フュージョン・ロック特集~シャープに引き締まったテクニカルかつ流麗な名品集

世界中より、シャープに引き締まったテクニカルかつ流麗なジャズ・ロック作品をセレクトしてまいりましょう。

MIRIODOR/COBRA FAKIR

カンタベリーからの影響を受けたジャズ・ロックつながりで、カナダはケベックの新鋭をピックアップ。

ギルガメッシュやナショナル・ヘルスを率いたアラン・ガウエンの知性とセンスを受け継いだカナダはケベック産新鋭レコメン・バンド。これはまばゆし!

試聴 Click!

MAN MADE/MAN MADE

ケベックつながりでこちらのケベック産マイナー・プログレをセレクト。

このジャケは・・・なしだろう・・・。幻想的でメロディアスなケベック産プログレの秘宝なんだけどなぁ・・・。

北米的な明るさはまったくなくて、ハンガリーあたりのバンドに通じる深淵なるシンフォニック・ロックが印象的。

試聴 Click!

CHIMERA/CHIMERA

フォーク、SSW作品も2枚、ピックアップいたしましょう。

ニック・メイスンがプロデュース、リック・ライトも参加、ということで、格調高いアンサンブルが冬にぴったり。


世界の女性ヴォーカル/SSW大特集!

【関連記事】

世界の女性ヴォーカル/SSW大特集!

冬めく青空のようにクリアな歌声、甘酸っぱい気持ちになるアンニュイな歌声、透徹とした神秘的な歌声など、世界の女性ヴォーカル/SSSWを大特集!

CHRISTOPHER KEARNEY/PEMMICAN STASH

「冬 meets SSW」と言えば、カナダのSSWははずせません。BRUCE COCKBURNがド直球ですが、ここは元気に、ちょっぴりスワンピーなこちらをセレクト。

クロスビー・スティルス&ナッシュにニール・ヤングではなくライ・クーダーが入っていたら?って感じのカナディアン・スワンプ/SSWの逸品!

試聴 Click!

QUORUM/KLUBKIN’S VOYAGE

最後は、冬の幻想プログレ新鋭3連発!

まずは、ロシアからまいりまそう。

全パートのどこを切り取ってもメロディが溢れ出る、と言っても過言ではないメロディアスぶり!

これはGENESISやCAMELやYESなど70年代プログレの遺伝子を受け継いだ正統派プログレとして一級の出来映え!

試聴 Click!


ロシア・プログレ新鋭特集!

【関連記事】

ロシア・プログレ新鋭特集!

LITTLE TRAGEDIESとLOST WORLDを双頭に、豊かなクラシック音楽の土壌に根ざしたダイナミックかつ格調高いプログレ・グループが続々と登場しているロシアのプログレ新鋭シーンを特集!


イエスのDNAを継ぐキャッチーなプログレ新鋭特集!

【関連記事】

イエスのDNAを継ぐキャッチーなプログレ新鋭特集!

ハイ・トーンのヴォーカルとヌケの良いコーラス・ワーク、そして、突き抜けるように躍動感いっぱいのアンサンブル。そんなイエスのDNAを継ぐ00年代以降の世界各国のプログレ作品をセレクト!

KARFAGEN/7

冬の幻想プログレ新鋭の2発目はウクライナから!

ロイネ・ストルトにも通じる音を描くセンスを持ったウクライナ出身の天才。

「アブストラクトな幻想美」と言える静謐でいて温かなシンフォニック・ロックは「逸品」という言葉がぴったり。

試聴 Click!


【タイトル追加】ウクライナ出身の才人Antony Kalugin&彼が率いる現代屈指のシンフォ・グループKARFAGENを大特集!

【関連記事】

【タイトル追加】ウクライナ出身の才人Antony Kalugin&彼が率いる現代屈指のシンフォ・グループKARFAGENを大特集!

ウクライナ出身のコンポーザー&ミュージシャンAntony Kaluginと彼が率いるシンフォ・プロジェクトKARFAGENを特集!

HOSTSONATEN/WINTERTHROUGH

冬の幻想プログレ新鋭のラストは、90年代以降のイタリアが誇る天才ファビオ・ズッファンティの中核を成すプロジェクトHOSTSONATEN!

「四季」を描ききったシリーズの「冬」編。

この作品で聴けるメロトロンとピアノによる「凛」としたサウンドは、並の才能では出せませんよね。

試聴 Click!


HOSTSONATEN、FINISTERRE、LA MASCHERA DI CERAなど、天才Fabio Zuffanti関連作特集!

【関連記事】

HOSTSONATEN、FINISTERRE、LA MASCHERA DI CERAなど、天才Fabio Zuffanti関連作特集!

HOSTSONATEN、FINISTERRE、LA MASCHERA DI CERAを率いて次々の傑作をリリース。90年代以降のイタリアン・ロック・シーンを牽引する天才と言って過言ではないFabio Zuffanti関連作を特集!

いかがでしたか?
みなさまにとってぴったりの一枚が見つかれば幸いです。

こちらの特集もあわせてチェック是非!

—–

今週はドドーンと約1000枚の中古CDを放出いたしました。
中古CDの在庫も充実中ですので、リストをチェック是非。

中古CDリスト【人気順】

紙ジャケの在庫も充実中。国内盤紙ジャケットCDのみに限定したリストはこちら!

紙ジャケ中古CDリスト【人気順】

聴かなくなったプログレ&オールド・ロックのCDがございましたら、カケレコを是非ご検討ください。
1枚1枚、専任スタッフが丁寧に査定させていただきます。

「カケレコのとことん査定」、詳しくはこちら。

関連カテゴリー

日々是ロック

  • ALBION / INDEFINITE STATE OF MATTER

    ポーランド産シンフォ・バンド、現代最高峰のドラマティックな構成美で聴かせる傑作シンフォ!12年作

    現代のポーランド・シンフォを代表するバンドALBIONの12年作。路線こそ前作までと同様のものですが、アンサンブルの構成がより洗練され、静謐な場面から劇的に盛り上がりを見せる場面へと至る部分により必然性が生まれているように感じられます。そのため、楽曲ごとに聴くという感覚よりは、作品全体が一つの楽曲であるかのようなまるで大河の流れを思わす「うねり」が感じられる点が新境地。過剰なシンセを抑え、たおやかに粛々と展開するアンサンブルには、東欧シンフォが元来持つ翳りやウェットな質感が以前よりはるかに感じられます。この世界観に合わせて美声の女性ヴォーカルも味わい深い歌唱を披露しており、これまでに増して聴きどころと言えるでしょう。ポイントを抑えてドラマティックに綴られてく物語にいつまでも酔いしれていたくなる絶品シンフォニック・ロックに仕上がっています。傑作。

  • KARFAGEN / 7

    ウクライナ出身のコンポーザーAntony Kaluginによるソロ・プロジェクト、様々な楽器の多彩な音色が有機的につながり描き出された2015年のシンフォ傑作

    ウクライナ北東部の工業都市ハルキウ出身で、1981年生まれのAntony Kaluginによるプロジェクトで、HOGGWASHやSUNCHILDやGNOMONなど数多くのサイド・プロジェクトをこなす多作家のKaluginが、学生時代の97年から続ける彼の中核となるソロ・プロジェクト。2015年作7thアルバム。ヘヴィさを増した前作とは対照的に、静謐とも言えるサウンドが印象的で、オープニングを飾る28分を超えるタイトル・トラックを聞きながら浮かんだキーワードが「アブストラクトな幻想美」。様々な楽器の色彩豊かな音色が組み合わさりながら、映像喚起的で、幻想性溢れるサウンドを描いていく感じは、フラワー・キングスも彷彿させます。上下動するミニマルなフレーズなどアブストラクトなシンセを背景に、透明感あるエレピ、幻想的なハモンド、柔らかに伸びるムーグ、優美なメロトロンなどが温かな音色を添えて描き出されるキーボード・アンサンブル。そこに、まるでロイネ・ストルトばりに伸びやかに奏でられるエレキ・ギター、そしてバヤンやフルートによるエスニックなフレーズが合わさったサウンドは、ウクライナ生まれのKARFAGENならではの美麗さ、素朴さ、温かみに満ちています。ドラムというより打楽器と言った方が良いニュアンスのリズムにバヤンがゆったりと奏でられる民族音楽的なパート、メロトロンとバヤンとがツイン・リードを聴かせるハートフルなパート、ナイロン・ギター、リコーダー、オーボエによる神秘的なパートなどを織り交ぜるアレンジもまた見事。3曲目でのKaluginのメランコリックなヴォーカルと女性ヴォーカルとのコンビネーションもまた印象的です。デビュー以来のKaluginの音を有機的につなげるセンスがこれでもかと発揮された傑作。

  • GORDON GILTRAP / PEACOCK PARTY

    ジェネシスとグリフォンの間に位置づけられるような愛すべきファンタスティック・プログレ逸品、79年リリース

    60年代にはマイク・オールドフィールドやバート・ヤンシュらとともにフォーク・シーンで活躍し、70年代半ばにプログレッシヴ・シーンでソロ・デビューしたギタリスト&コンポーザー。最高傑作とも評される79年作。バックが特筆で、ベースのジョン・G・ペリー、ヴァイオリンのRic Sanders、ダリル・ウィエズ・ウルフやトレースやマリリオンでお馴染みのドラマーIan Mosely、クォーターマスのベースJohn Gustafsonほか、錚々たるメンバーが参加しています。サウンドの方は、ジェネシスとグリフォンの間に位置づけられるような、古楽器やクラシック・ギターやリコーダーにより繊細に紡がれる格調高くもファンタスティックな英国シンフォニック・ロックが印象的。次々と溢れ出る明朗なメロディに心豊かになるインストゥルメンタル・ロックの愛すべき逸品です。

コメントをシェアしよう!

あわせて読みたい記事

中古CD買取案内

カケレコ洋楽ロック支店

新着記事

もっと見る

プロのライター&ミュージシャンによるコラム好評連載中!

文・市川哲史

文・深民淳

文・舩曳将仁

文・netherland dwarf

人気記事ランキング

* RSS FEED

ロック探求特集

図表や代表作品のジュークボックスなどを織り交ぜ、ジャンル毎の魅力に迫ります。