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NHK-FM『今日は一日プログレ三昧 4』実況記録

プログレッシブ・ロックを特集する「三昧」の第4弾が、シルバーウィーク中の21日(月)12時15分~22時45分にオンエアされました。

カケレコでは、過去3回の放送と同じく、Twitterで実況しながら、Webマガジン記事をリアルタイムで更新しながら、いちはやくオンエア曲、カケレコ在庫をアップデートいたしました。

プログレ・ファンの中でもっとも盛り上がる一日とも言えるプログレ三昧オンエア日。放送を楽しんだ方は、その時の熱気とみんなの想いを思い出していただければ嬉しいですし、聞き逃した方は、少しでも当日の熱気が伝われば幸いです。

【オンエア曲】

注)一部のみオンエアされた音源などはリストから除いてあります。ご了承ください。

1 YES「The Gate Of Derilium(錯乱の扉)」 『RELAYER』
2 EL&P「Knife-Edge」 『Emarson Lake & Palmer』
3 KING CRIMSON「Sleepless」 『THREE OF A PERFECT PAIR』
4 VAN DER GRAAF GENERATOR「Emperor In His War Room」 『H TO HE WHO AM THE ONLY ONE』
5 U.K.「The Only Thing She Needs」 『DANGER MONEY』
6 GOBLIN「Suspiria」 『SUSPIRIA』
7 P.F.M.「Per Un Amico」 『PER UN AMICO』
8 WOBBLER「La Bealtaine」 『RITES AT DAWN』
9 RUSH「Tom Sawyer」 『MOVING PICTURES』
10 EDWARD ARTEMIEV「Sports-You Are A Perpetual Progress」 『THREE ODES』
11 WARA「El Inca」 『EL INCA』
12 EIK「Hrislan Og Straumurinn」 『HRISLAN OG STRAUMURINN』
13 TONTON MACOUTE「Just Like Stone」 『TONTON MACOUTE』
14 BAROCK PROJECT「Overture」 『SKYLINE』
15 STEVE WILLSON「Home Invasion」 『HAND CANNOT ERASE』
16 KENSO「A Song of Hope」 『内ナル声ニ回帰セヨ』
17 GREENSLADE「Pilgrims Progress」 『BEDSIDE MANNERS ARE EXTRA』
18 CAMEL「Freefall」 『MIRAGE』
19 BUBU「El Cortejo De Un Dia Amarillo」 『ANABELAS』
20 GONG「Radio Gnome Invisible」 『FLYING TEAPOT』
21 GONG「Thank you」 『I SEE YOU』
22 DAEVID ALLEN & YUMI HARA「Madam Zero」 『YOU MEE & US』
23 APHRODITE’S CHILD「Rain And Tears」 『END OF THE WORLD』
24 TANGERINE DREAM「Stratosfear」 『STRATOSFEAR』
25 LOCANDA DELLE FATE「A Volte Un Instante Di Quiete」 『FORSE LE LUCCIOLE NON SI AMANO PIU』
26 DAVE STEWART & BARBARA GASKIN「New Jerusalem」 『BIG IDEA』
27 MOON SAFARI「Mega Moon」 『HIMLABACKEN VOL.1』
28 AKSAK MABOUL「Modern Lesson」 『UN PEU DE L’AME DES BANDITS』
29 四人囃子「ハレソラ」 『PRINTED JELLY』
30 RUINS「Progressive Rock Medley」 『PALLASCHTOM』
31 SQUIRRELS「Money」 『NOT-SO-BRIGHT SIDE OF THE MOON』
32 GENESIS「Seven Stones」 『NURSERY CRYME』
33 RENAISSANCE「Ashes Are Burning」 『燃ゆる灰』
34 MIKE OLDFIELD「Sally」 『PLATINUM』収録予定だったもののカットされた未発表曲
35 ZABADAK「Poland」 『プログレナイト2014』
36 SALLE GAVEAU「Pointed Red」 『ALLOY』
37 ANEKDOTEN「Get Out Alive」 『UNTIL ALL THE GHOSTS ARE GONE』
38 BATTLES『FF Bada』
39 須藤俊明「Mobile Suite No.1」
40 HAPPY THE MAN「Knee Bitten Nymphs In Limbo」 『LIVE』
41 CARAVAN「Waterloo Lily」 『WATERLOO LILY』
42 MILTON NASCIMENTO「Idolatrada 崇拝されしもの」
43 HOLGER CZUKAY「Persian Love」 『MOVIES』
44 GENTLE GIANT「Another Show」 『INTERVIEW』
45 STORMY SIX「Carmine」 『L’APPRENDISTA』
46 YES「Yours Is No Disgrace」 『YESSONGS』
47 YES「Ritual Part 2」 『YESSHOWS』
48 YES「Siberian Khatru」 『FRAGILE』
49 CHRIS SQUIRE「Hold Out Your Hand / You by My Side」 『FISH OUT OF WATER』
50 DAVID GILMOUR「Wish You Were Here」 『LIVE IN GDANSKR』

実況!

1. YES「The Gate Of Derilium(錯乱の扉)」

プログレ三昧のオープニングを飾ったのはYESで、『RELAYER』の1曲目「The Gate Of Derilium(錯乱の扉)」!

さすが、4回目となるとちょっぴりディープ^^。

こんな奇天烈な曲ではじめたら、せっかくのプログレファン予備軍がチャンネル変えてしまうんでは・・・^^。

でも、このハウの奇天烈ギター、これですよね、これ。これぞプログレですよね。

あと、何と言ってもイエスと言えば、クリス・スクワイアのリッケンバッカー・ベースによるゴリゴリのトーンと「リフ」と言えるアグレッシヴなベースライン。

世界のプログレグループに、ゴリゴリベースはたくさん聞けるし、プログレシーンにおいて、彼の功績は大きいですよね。あらためて追悼。


YESのベーシスト、クリス・スクワイア氏追悼特集

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英国が生んだ偉大なるベース・プレイヤーへ哀悼の意を込めて、結成以来常にYESと共にあった彼の経歴を、彼のベースが活躍する楽曲を交えて振り返っていきたいと思います。

2. EL&P「Knife-Edge」 from 『Emarson Lake & Palmer』

3人とは思えない音圧!エマーソンのオルガンは、マーシャルで歪ましまくったギターに音圧で負けてませんね!

なるほど、オープニングは、ヤナーチェクのシンフォニエッタがモチーフ。そして、間にはバッハも放り込むなんて、これぞエマーソンならではの外連味。

パーマーの空間を埋め尽くすようなドラムがカッコ良いし、レイクの伸びやかなヴォーカルはグッとくるし、エマーソンのオルガンは思いのほかグルーヴィー!

ヤナーチェクの出身のチェコはモラヴィア出身のプログレKey奏者と言えばOldrich Vesely。EL&Pファンは、是非、SYNKOPY & OLDRICH VESELYもチェック是非!


SYNKOPY & OLDRICH VESELYによる東欧プログレの傑作『SLUNECNI HODINY』

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全編に渡って荘厳に響き渡るOldrich Veslyによるムーグ・シンセ。そして、スラヴ的な哀感たっぷりのメロディとヴォーカル。東欧を代表する傑作のみならず、チェコはボヘミア地方の出自を持つ彼らだからこそ出せた濃厚なサウンドを持つユーロ屈指と言えるシンフォニック・ロック傑作。

3. KING CRIMSON「Sleepless」 from 『THREE OF A PERFECT PAIR』

ゲストの髙嶋政宏さん登場でいきなり場が俄然プログレッシヴにうねり出して、そして、曲はキング・クリムゾンでなんと「Sleepless」。

曲が終わったあと、高嶋さんの(しつこい^^)リクエストにより傑作1stから「In The Court Of The Crimson King」の一部がオンエア。

4. VAN DER GRAAF GENERATOR「Emperor In His War Room」 from 『H TO HE WHO AM THE ONLY ONE』

フリップの記名性あるギター、というつながりでKING CRIMSONからのVDGG。ここから、岩本さんによりクリムゾンからつながるプログレ講座がスタート。

一発でフリップのギター!って分かりますね。というか、あのギター入る瞬間、全体がクリムゾンになっちゃうぐらいの濃厚さ^^。

そこから、ドラムがビル・ブラッフォードというつながりで、GENESISの「Cinema Show」from『Seconds Out』のソロパートへと突入。すかさず、高嶋さんから「ビルは荒々しい人で、すぐに人を殴っちゃう」という出所不明の情報が出てきて場はヒヤヒヤ^^。

メル・コリンズつながりで、CAMELの『雨のシルエット』より「光と影」、と思いきや、生放送ならではのトラブルで別の曲「Elke」がオンエアされてしまい、仕切り直して「光と影」をプレイ^^。

クリムゾンのDNAをなんと日本から!ということでオンエアされたのは、金属恵比寿!

岩本さん:「これからプログレに入る人は、キング・クリムゾンから入ってください。」

高嶋さん:「それしか無いじゃないですか。」

いや~、高嶋さんならではの最高の掛け合いにニンマリ。

高嶋さん:「僕、John Wettonファンクラブだったんです。」

スタジオのみな:「色々やってんな。しかも、そんなのあったんだ!」

いや~、楽しいです。高嶋さんはこの番組の最良のスパイス。

5. U.K.「The Only Thing She Needs」 from 『DANGER MONEY』

U.K.と言えば、「ジョン・ウェットン!」と高嶋さんが前のめりに入ってきそうですが^^、英プログレ界の貴公子エディ・ジョブソンが何と言っても注目ですよね。

エディ・ジョブソンの関連作を集めた特集記事をあわせてチェック是非。なんと、Jethro Tullにも関わってるんですよね。


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いよいよ今週末に迫ってきたエディ・ジョブソンの来日公演。ジョン・ウェットンやソーニャ・クリスティーナらがゲスト参加、さらに急遽U.K.としてのライヴ日程が組まれるなど、英国プログレファンにとっては夢のような内容と言えますよね。今回は、そんなエディ・ジョブソンのキャリアを、各バンドでの楽曲を聴きつつ振り返ってまいりたいと思います!

6. GOBLIN「Suspiria」 from 『SUSPIRIA』

いよいよ、イギリスを離れ、イタリアへ!一発目は、なんとゴブリン!そして、次は真打ち登場、P.F.M.!

7. P.F.M.「Per Un Amico」 from 『PER UN AMICO』

P.F.M.のイタリア語の正式バンド名をちゃんと言えるかは、プログレ・ファンにとっての踏み絵なのだそうです。(やばい、間違えちゃうかも・・・)。


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イタリアン・ロックを「プログレ」という視点ではなく、西洋文化の中心地イタリアで育まれたロック・ミュージックとしてとらえなおすと?

マウロ・パガーニの話、出ましたね。ということで、マウロ・パガーニ特集をご紹介。地中海民族音楽のフレイヴァーは、初期P.F.M.の重要なエッセンスですよね。


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「P.F.M.やっぱり良いなぁ。彼らの影響を受けた今のバンドも聞きたいなぁ。」そんなあなたのためのページがこちら。

8. WOBBLER「La Bealtaine」 from 『RITES AT DAWN』

いよいよ新鋭が登場。北欧来たー!でも、スウェーデンのバンドではなく、なんとノルウェーからWOBBLER!

イエス風のキレのある演奏とハーモニー、そして、クリムゾン彷彿の幻想的なメロトロン。

温かみある音像が良いなぁ。

気に入った方は、メロトロン溢れる新鋭特集をあわせてチェック是非!

高嶋さん:「これ、iTunesで聞きましたよ。」

女子アナ:「ここ、NHKなので、(配慮を)お願いします。」


メロトロン溢れる00年代新鋭プログレ特集

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新鋭プログレ・グループにより00年代にリリースされた作品の中から、メロトロン溢れる作品をセレクト!

9. RUSH「Tom Sawyer」 from 『MOVING PICTURES』

リクエストした方によると、子供の名前をこの曲から取って「ソウヤ」としたそうです。

すかさず高嶋さん、「なぜ、ウェットンにしなかったんだ!」

「・・・」

10. EDWARD ARTEMIEV「Sports-You Are A Perpetual Progress」 from 『THREE ODES』

プログレ三昧は、いよいよ「諸国漫遊プログレ」に突入!

一発目は、旧ソ連よりEDWARD ARTEMIEV!

スタジオ:「この音、東側ならでは。コロホーズ、ソフホーズな感じ」

この荘厳で深遠なシンセの音。ソ連ならでは。そのDNAを次ぐロシア新鋭特集をあわせてお楽しみください。


ロシア・プログレ新鋭特集!

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11. WARA「El Inca」 from 『EL INCA』

なんと南米はボリビアからから、WARAをプレイ!
WARAは、「星」の意味なんですね。

原盤は100万を超えているそうですが、残念ながらCDも恐らく廃盤なのです。見つけた方は早めにゲットしましょう!

12. EIK「Hrislan Og Straumurinn」「El Inca」 from 『HRISLAN OG STRAUMURINN』

諸国漫遊編のラストは何とアイスランドからEIK!4回目ともなるとかなりディープですねぇ。

うひゃ~、フュージョン・タッチのベースがクールだし、きらびやかなキーボードも良いなぁ。ハイ・トーンのヴォーカルも切ないし、クラシックの雰囲気漂う気品あるコーラスも素敵。ムーグが糸を弾く旋律を奏でるとKAIPAを彷彿。

残念ながら、WARAと同じく、こちらもCDは廃盤。放送時は奇跡的に一枚在庫がありましたが、曲をオンエア中に驚きの売り切れ(ちなみに、値段はプレミアで税抜2990円でした)。

高嶋さん:「朝、チーズと薄っぺらいパンを食べて育ってきた感じですね。」

女子アナ:「食べ物まで想像されちゃうんですかぁ。」

アイスランドと言えば、CDが入手しやすいところでは、TRUBROTが激レコメンド。ロック・オペラとして世界で最も過小評価されている作品と言えるかもしれません。
http://kakereco.com/cd.php?id=98658

なお、「~ラン\bド」つながりで、グリーンランドのプログレも是非探求してみてください。特にSUMEは良いバンドです~。


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13. TONTON MACOUTE「Just Like Stone」 from 『TONTON MACOUTE』

優美で幻想的なフルート、良いなぁ。ヴォーカルもコーラスも陰影たっぷりで、ピアノも奥まって成ってる感じで、霧に包まれてる感じ。ふくよかなドラムも最高だなぁ。岩本さんの言う通りに英国ならではの味わい。

あらためて聴くとジャズだけでなく、ソウル・フレイヴァーもあるけど、でも、純度120%の英国の音に仕立て上がっちゃうのが、70年代はじめの英国ならではのマジック。

ただただ「淡い」。

わずか11枚のアルバムしかリリースせず終わったレーベルNEON。オンエアされたTONTON MACOUTEだけでなく、英国の淡さに溢れた味わい深い逸品ぞろいですよね。NEONの在庫リストはこちら。
http://kakereco.com/list.php?bg=1&sg=405

14. BAROCK PROJECT「Overture」 from 『SKYLINE』

BAROCK PROJECTの『SKYLINE』には、ニュー・トロルスのVittorio De Scalziが参加しているのも特筆なんですよね。

クラシカルなプログレとしての演奏力とムーン・サファリばりのまばゆいメロディとハーモニーを持った本当注目のグループ。


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毎回ユーロロックの名盤をピックアップしてご紹介する「ユーロロック周遊日記」。本日は新鋭より、70年代プログレを受け継ぐヴィンテージ感と現代のバンドらしいモダニズムを見事に融合させたサウンドを聴かせる、イタリア期待の新鋭BAROCK PROJECTにフォーカスしてまいりましょう!

15. STEVE WILLSON「Home Invasion」 from 『HAND CANNOT ERASE』

ここで3人目のゲスト、ケンソー清水義央さんが登場!

16. KENSO「A Song of Hope」 from 『内ナル声ニ回帰セヨ』

17. GREENSLADE「Pilgrims Progress」 from 『BEDSIDE MANNERS ARE EXTRA』

これですよ、フルートとメロトロン!そして、前につんのめるような変拍子のキメ!

これぞプログレでしか味わえない醍醐味。

KAIPAとかFLOWER KINGSとか、北欧のファンタスティックなプログレの源流と言いたい感じ(実際にはCAMELだろうけど)。

躍動感と透明感は、イギリスより北欧プログレに近いかも。そう考えると、幻想度はイギリス随一と言えますね!

グリーンスレイドが好きでKAIPAを聴いたことなければ激レコメンドですが、マイナーなところだと、最近リイシューされたドイツのGROBSCHNITTもオススメです。特集はこちら。あわせて視聴是非!


GROBSCHNITT特集 - ファンタスティック&シアトリカルなジャーマン・シンフォを代表する名グループ

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イエスやジェネシスから影響を受けたファンタスティックさとドイツらしいゴッタ煮感&シアトリカルさが融合したサウンドが人気の70年代を代表するジャーマン・シンフォ・グループを特集!

18. CAMEL「Freefall」 from 『MIRAGE』

グリーンスレイドと続けて聴くと、キャメルの霧に包まれたような、淡く陰影ある幻想性が際立ちますね。これぞ英国の幻想性。

19. BUBU「El Cortejo De Un Dia Amarillo」 from 『ANABELAS』

次はアルゼンチンです!ということで、おっ、SERU GIRANくるか!と思ったら、なんとBUBU!

この土着感と呪術感、クリムゾンっていうより、オザンナですね。あらためてカッコ良いわぁ。

あわわ、クリムゾンを離れ、暗黒チェンバー・ロックの領域へ突入。恐るべしBUBU。

マグマっぽくもあるな、と思ったけど、その影響というよりその元である、ストラヴィンスキーが共通してるんだろうなぁ。その辺の考察はこちらの記事で是非。


ユニヴェル・ゼロ『Ceux Du Dehors(邦題:祝祭の時)』 - ユーロロック周遊日記

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ベルギーが世界に誇るチェンバー・ロックの名グループ、ユニヴェル・ゼロの代表作、81年リリースの3rd『Ceux Du Dehors(邦題:祝祭の時)』をピックアップ。

なお、BUBUが気に入った方には、スペインのNUもオススメ。狂おしいフルートとスリリングなヴァイオリン、そしてメロトロン。BUBUにも負けない演奏の強度です。
http://kakereco.com/cd.php?id=2061

ここから10大バンドを決めよう!コーナー!

山田五郎さん

1. キング・クリムゾン
2. ピンク・フロイド
3. ジェネシス
4. EL&P
5. イエス
6. ブルーフォード
7. ルネッサンス
8. マイク・オールドフィールド
9. キャラバン
10. ジェントル・ジャイアント

岩本晃市郎さん

1. キング・クリムゾン
2. ジェネシス
3. ピンク・フロイド
4. イエス
5. EL&P
6. VDGG
7. ジェントル・ジャイアント
8. キャメル
9. P.F.M.
10. ムーディー・ブルース

清水義央(KENSO)

1. イエス
2. キング・クリムゾン
3. ジェネシス
4. ピンク・フロイド
5. P.F.M.
6. アレア
7. ジェントル・ジャイアント
8. ハットフィールド&ザ・ノース
9. マグマ
10. キャメル

なお、EL&Pは12位^^。

高嶋さん

1. キング・クリムゾン
2. 是巨人
3. カンサス
4. ゴング
5. オズリック・テンタクルズ
6. ファミリー
7. U.K.
8. ジェネシス
9. サイケ奉行
10. メタリック・テイスト・オブ・ブラッド

いや〜、高嶋さん、おもしろかった〜。オズリック、ファミリーの連発には笑いました^^。

ここからは、2015年3月に逝去したデイヴィッド・アレンの追悼として3曲をオンエア。

20. GONG「Radio Gnome Invisible」 from 『FLYING TEAPOT』

アングロ・サクソン的な資本主義、合理主義の反対側に位置している点では、マグマとも同じだと思いますが、アレンのボヘミアンならではの楽観主義やファンタジー趣味が通底しているのがゴングの魅力ですよね。


ゴング『フライング・ティーポット』 - デヴィッド・アレンの内宇宙が描く理想郷ミュージック

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ゴングの73年作3rdで、ラジオ・ノーム三部作の第一弾『フライング・ティーポット』をピックアップ!

21. GONG「Thank you」 from 『I SEE YOU』

22. DAEVID ALLEN & YUMI HARA「Madam Zero」 from 『YOU MEE & US』

23. APHRODITE’S CHILD『Rain And Tears」 from 『END OF THE WORLD』

ハープシコードが良いなぁ。メロトロンも良いけど、ハープシコードもまたプログレ。

ギリシャのプログレに関しては、こちらの特集をあわせて是非。中でもAKRITASは、プログレ三昧的作品でオススメです。


ギリシャ・プログレ特集!

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ギリシャの新鋭プログレ・バンドといえば、CICCADAは素晴らしいですね!

澄み切った女性ヴォーカル、艶やかなヴァイオリン、そして気品あるフルート。一聴是非!
http://kakereco.com/cd.php?id=37417

24. TANGERINE DREAM『Stratosfear」 from 『STRATOSFEAR』

19世紀ロマン主義から綿々と続く思想・哲学の国ドイツならではの内省的、森羅万象的ロック・ミュージックだなぁ。

音は電子音なんだけど、機械的に感じないのが、思想の音像化だからなんでしょうね。


TANGERINE DREAM『ELECTRONIC MEDITATION』

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TANGERINE DREAMの記念すべきデビュー作『ELECTRONIC MEDITATION』をピックアップ!

25. LOCANDA DELLE FATE『A Volte Un Instante Di Quiete」 from 『FORSE LE LUCCIOLE NON SI AMANO PIU』

来たー!ロカンダ・デッレ・ファーテ!待ってました!イギリスで言えば、イングランド『ガーデンシェッド』と言える、プログレ最後の輝き。

このギターのヴァイオリン奏法!本家スティーヴ・ハケットも超える美しさ!あぁ、至福・・・。

気品たっぷりのピアノの素晴らしさはもちろん、ドラム良いなぁ。シャープでいてふくよか。クリムゾンのマイケル・ジャイルス、P.F.M.のフランツ・ディ・チョッチョと受け継ぎ、最後に流れ着いたロカンダ・デッレ・ファーテって感じ。感動的。

そうそう、LOCANDA DELLE FATEは、2012年の復活作もかな〜〜〜り良いんです!あわせて、視聴是非!
http://kakereco.com/cd.php?id=60322

試聴 Click!

ここからは「プログレッシヴ・ロックお茶会」コーナー^^。

【参加者】

関根史織さん(BaseBallBear):はじめての1曲 JETHRO TULL「Living In The Past」

美馬亜貴子さん(編集者・音楽ライター):はじめての1曲 KING CRIMSON「Red」

川原真理子さん(通訳・翻訳者):はじめての1曲 EL&P「The Curse of the Baba Yaga」

26. DAVE STEWART & BARBARA GASKIN「New Jerusalem」 from 『BIG IDEA』

27. MOON SAFARI「Mega Moon」 from 『HIMLABACKEN VOL.1』

きたー!ムーン・サファリ!やっぱり良いなぁ。

往年のプログレを後追いで聴いたとともに、90年代のビートルズの遺伝子的バンド(ジェリーフィッシュとか)を通過した世代だからこそ生み出せた音楽ですよね。

あと、クラシックやプログレが好きなんだろうな、というKey奏者と、ギターポップもきっと好きだよね、って感じのVoの2人のメインソングライターの個性の違いがマジックになってますよね。


00年代の北欧スウェーデン産プログレ新鋭特集!

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MOON SAFARIを筆頭に、クリムゾンやジェネシスなど往年のプログレ・グループのDNAとともに豊かなメロディ・センスを持ったバンドを続々と輩出しているスウェーデンの00年代以降のプログレ・シーンにフォーカス!

28. AKSAK MABOUL「Modern Lesson」 from 『UN PEU DE L’AME DES BANDITS』

アクサク・マブール女子・・・。今まで出会ったことないなぁ・・・。

AKSAK MABOULは強烈過ぎる方には、COSをオススメいたしましょう。もうちょっとカンタベリー寄りで聴きやすいです。


【ユーロロック周遊日記】 ベルギーを代表するジャズ・ロック・バンドCOSのデビュー作『Postaeolian Train Robbery』

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スタジオでも言っていた通り、ベルギーにはアヴァンギャルド&ポップなバンドが多いですが、そのDNAを継ぐ新鋭バンドでカケレコ一押しなのがFOLLIA! オススメですよ〜。


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29. 四人囃子「ハレソラ」 from PRINTED JELLY』

高嶋さん:「僕が思う四人囃子よりお金の匂いがするなぁ」

清水さん(KENSO):「でも、決して当時の流行の音だったわけではないから。当時はこう来たかと思いました。」

高嶋さん:「ほほぉ。」

ほぉ、森園勝敏が脱退した後の3rdアルバムから来たか!今日の三昧はディープ〜。

その森園が四人囃子を脱退した森園勝敏がなんと山内テツと結成したグループがまたカケレコメンド!ずばり日本版FACES!
http://kakereco.com/cd.php?id=2797

30. RUINS「Progressive Rock Medley」 from 『PALLASCHTOM』

試聴 Click!

31. SQUIRRELS「Money」 from 『NOT-SO-BRIGHT SIDE OF THE MOON』

なるほど、そのマネーとそのマネーをくっつけちゃうとは^^。良いですね〜、SQUIRRELS版Money!

試聴 Click!

32. GENESIS「Seven Stones」 from 『NURSERY CRYME』

岩本さん:「ジェネシスはこっからですよ。」

ピーガブのファルセット、切ないなぁ。ちょっと危うい感じ。こういうところが、岩本さんが夕方に言ってた「上手すぎはダメ」って感じなのかな。新鋭だと、ちゃんとハイトーン出ちゃうもんね。幻影感ほんとすごい。

ジェネシスはクリムゾン以上にフォロワーが多いですよね。新旧ジェネシス・フォロワー特集もあわせてチェック是非!


新旧「ジェネシス・フォロワー」特集

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ジェネシスをスタートに、彼らから影響が色濃い繊細なサウンドを持った世界の新旧ジェネシス・フォロワーの名作を聴いてまいりましょう。

ジェネシスのDNAを継ぐイギリスの新鋭と言えばBIG BIG TRAINですよね。前回の三昧で流れましたね。彼らの全作品をピックアップした特集をあわせてチェックください!


BIG BIG TRAIN特集! ~バンド・ヒストリー&ディスコグラフィー~ 現大英帝国が誇るプログレッシヴ・ロック・バンド

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90年代~00年代のイギリス屈指のプログレ新鋭バンドと言えるBIG BIG TRAINを特集。バンドのオフィシャル・サイトのヒストリーを元に、バンドのラインナップの変遷を見ていくとともに、作品を聴いてまいりましょう。

プログレ声、というキーワードが出ましたが、『プログレ界の名男性ヴォーカル選【英・北米編】』をあわせてチェック是非!


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英米プログレ界の実力派/個性派名男性ヴォーカルを大特集!

さぁ、30分のニュース中断をはさみ、後半戦スタート!

ギタリスト2人による日本のアーティスト、キドキラによる生ライヴ。

なんと、マイク・オールドフィールド「チューブラー・ベルス」をカバー!

と思ったら、まずは、スコットランドのバグパイプ奏者による「ベリーダンサー」。そして、いきなりきました、アレア!この生ライヴ、かなりカッチョいい!アレアの強烈なウネリを見事に再現。しかも、ヴォーカルも文句なし。恐るべし。

続いては、マイク・オールドフィールドで「To France」!

そして、いよいよ「チューブラー・ベルス」のカバーがスタート!なんと、アコギ2本でのカヴァー!
それにしても、アコギ2本でこの世界観・・・。2人のギタリストの素晴らしさはもちろんだけど、原曲の普遍性もやはり傑出してるんだろうなぁ。これを20歳の若さで作ったマイクの才能、あらためて恐るべし。

この瞬間に奏でられている42年の時を超えた日本のミュージシャンとのコラボ。至福でした。

33. RENAISSANCE「Ashes Are Burning」 from 『燃ゆる灰』

「燃ゆる灰」、来ましたー!アニーの歌の素晴らしさはもちろん、ジョン・キャンプのゴリゴリ・ベースもルネッサンス・サウンドの重要な要素。クリス・スクワイアゆずりのリッケンバッカー・ベースですよね、これ!

透明感と躍動感ある幻想美。ルネッサンスや先にオンエアされたグリーンスレイドと共通するサウンドを集めた特集がこれ!

プログレ女性ヴォーカル・コーナーもやって欲しい!カケレコ的プログレ女性ヴォーカル特集はこちらです。


【作品追加】特集!プログレ界の名女性ヴォーカル選☆

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【作品追加】特集!プログレ界の名女性ヴォーカル選☆

各国を代表するプログレ系女性ヴォーカリストを一挙にピックアップ☆

34. MIKE OLDFIELD「Sally」

試聴 Click!

35. ZABADAK「Poland」 from 『プログレナイト2014』

36. SALLE GAVEAU「Pointed Red」 from 『ALLOY』

タンゴのエッセンスがあるプログレと言えば、ブラジルの新鋭でオススメがあります。バンド名はSINAGOGA ZEN。あわせて是非一聴を。
http://kakereco.com/cd.php?id=96962

37. ANEKDOTEN「Get Out Alive」 from 『UNTIL ALL THE GHOSTS ARE GONE』

このオルタナやポスト・ロックを通過して、クリムゾンやサバスに負けない強度と純度を得た感じのギター。ざらつきとメランコリーがたまらないなぁ。

さらに、メロトロンやメランコリックなヴォーカルは、北欧らしい透明度があって、うーむ、唯一無比。

アネクドテン、アングラガルド、ムーン・サファリ・・・。90年代のプログレ震源地と言えるスウェーデンをはじめとする北欧プログレ新鋭に限定したリストはこちら!
http://kakereco.com/list.php?bg=2&sg=105

ゴブリンに影響を受けてて、元ANGLAGARDのMattias Olssonのプロデュース !バンドの名はANIMA MORTE。2014年作はアネクドテンばりの寂寥感たっぷりでオススメです。
http://kakereco.com/cd.php?id=94474

38. BATTLES「FF Bada」

39. 須藤俊明「Mobile Suite No.1」

40. HAPPY THE MAN「Knee Bitten Nymphs In Limbo」 from 『LIVE』

最近、アメリカからはイエスやジェントル・ジャイアントやハッピー・ザ・マンのDNAを継ぐ新鋭バンドが出てきていますね〜。こちらの視聴コーナーをチェック是非!あれ、ECHOLYNはまだ掛かってませんよね!?

41. CARAVAN『Waterloo Lily』 from 『WATERLOO LILY』

カンタベリー・ミュージックは、デヴィッド・アレンがフランスからやってきて下宿したことが大きいですよね。

彼のボヘミアン気質がシニシズムやアカデミズムの中に確かに息づいている。そんな気がします。

カンタベリー潮流図はこちら!


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42. MILTON NASCIMENTO「Idolatrada 崇拝されしもの」

43. HOLGER CZUKAY「Persian Love」 from 『MOVIES』

ホルガー・シューカイはシュトックハウゼンに師事していた、など、その辺のバイオグラフィと初期カンの魅力については、こちらの特集をチェック是非!

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44. GENTLE GIANT「Another Show」 from 『INTERVIEW』

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45. STORMY SIX「Carmine」 from 『L’APPRENDISTA』

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ここからはクリス・スクワイア追悼企画!

46. YES「Yours Is No Disgrace」 from 『YESSONGS』

47. YES「Ritual Part 2」 from 『YESSHOWS』

48. YES「Siberian Khatru」 from 『CLOSE TO THE EDGE』

KENSOの清水さんが制作した、シベリアン・カートゥルのベースラインを色々変えてみて、クリス・スクワイアの凄さを浮き彫りにしよう、というビフォー&アフター企画が凄く良かった〜。

49. CHRIS SQUIRE「Hold Out Your Hand / You by My Side」 from 『FISH OUT OF WATER』

クリス・スクワイアのソロ聴くと、イエス・サウンドの要は、ウェイクマンでもハウでもなく、スクワイアなんだなぁ、って感じる。

『リレイヤー』と『究極』の間の作品として違和感ないなぁ。


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英国が生んだ偉大なるベース・プレイヤーへ哀悼の意を込めて、結成以来常にYESと共にあった彼の経歴を、彼のベースが活躍する楽曲を交えて振り返っていきたいと思います。

50. DAVID GILMOUR「Wish You Were Here」 from 『LIVE IN GDANSKR』

この流れで、ラスト曲は、ギルモアが歌う「Wish You Were Here」。泣かせるじゃないか。

高嶋さん:「やっぱ元気が一番ですよ。そこで生まれる負も正も元気にする。」

うひゃー、ゆったり奏でられるアコギの気持ちいいこと。

ギルモアの歌も良いし。アルバムバージョンよりずっと良い気がするけど、これ10時間聴き続けて、なんか違うモードに自分が入ってるからかしら。

ジャストでチューンイン。

そ、そして、リック・ライトのピアノ!

聴きながら、プログレ聴いてて良かったとシミジミ思いました。追悼と感謝に溢れた素晴らしい時間でしたね~。一緒にTwitterしながら楽しんだ皆さま、たいへんお疲れさまでした!


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高嶋さん:「プログレは各人のプログレで良いんです!」

山田さん:「でも、その割に色々言うよね!」

高嶋さん:「それがプログレ・ファンの性なんです!」

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NHK-FM『今日は一日プログレ三昧 4』オンエア曲の在庫リスト

  • KING CRIMSON / RED

    フリップ、ウェットン、ブルーフォードの三人が尋常ならざる緊張感の中で生み出したクリムゾンを代表する傑作、74年作7th

    ギタリストRobert Frippを中心に結成され、ブリティッシュ・プログレッシヴ・ロック・シーンの頂点に君臨し続けるグループ。プログレッシヴ・ロックという音楽ジャンルを構成する要素の多くは彼らがロック・シーンに持ち込んだものであり、現在もなお数多くのミュージシャンたちに影響を与え続けています。6thアルバム『暗黒の世界』後にヴァイオリン奏者David Crossが脱退。3人体制となったKING CRIMSONは、1974年に7thアルバム『レッド』をリリースしました。メンバーは、ギタリストRobert Fripp、ベース・ヴォーカリストJohn Wetton、ドラマーBill Brufordという布陣。ゲストには、ソプラノ・サックス奏者Mel Collins、アルト・サックス奏者Ian Mcdonald、ヴァイオリン奏者David Cross、コルネット奏者Mark Charig、オーボエ奏者Robin Millerという旧メンバーあるいは過去作にもゲスト参加の経験を持つミュージシャンたちが迎えられています。その内容は、アルバムのオープニングを飾る「Red」から破壊的なギター・サウンドとアグレッシヴなリズム・セクションに驚愕する傑作。KING CRIMSON作品の中で最も素晴らしいバラード曲との呼び声も高い「堕落天使」、初期のKING CRIMSONサウンドをヘヴィーに再構築したような「再び赤い悪夢」、インプロヴィゼーションのライブ録音楽曲「神の導き」、抒情的なヴォーカルが印象的な前半部とギターやサックスが暴れまわる後半部から成る長尺曲「スターレス」と、全曲がプログレッシブ・ロック史に残る名曲です。本作のリリースをもって、KING CRIMSONは再び解散することとなりました。裏ジャケットに使われている、レッド・ゾーンに振り切れた音量メーターが、本作の狂暴な音楽性と当時のグループの状況を示唆しています。

  • YES / CLOSE TO THE EDGE

    72年作5th、緊張感、幻想美、構築性、ダイナミズム、超絶技巧!これぞプログレと言うべき要素が詰まった超傑作!

    その構築的に練り上げられた楽曲と凄まじい演奏技術により、今なお多くのフォロワーを生み出しているイギリスのグループの72年作5th。その内容は前作「こわれもの」と並ぶ、プログレッシブ・ロック史に留まらず70年代ロック史に残る屈指の大名盤であり、20分近い表題曲をメインに据えたコンセプト・アルバムとなっています。Keith Emersonと人気を分かつRick Wakemanによる華麗なキーボード・オーケストレーション、カントリーからフラメンコまでを自在に操る個性派ギタリストSteve Howeの超絶プレイ、難解な哲学詞を伝えるハイトーン・ボーカリストJon Anderson、テクニカルでタイトなBill Brufordのドラム、そしてリッケンバッカーによる硬質なベースさばきを見せるChris Squire、今にも崩れそうな危ういバランスを保ちながら孤高の領域に踏み入れた、まさに「危機」の名に相応しい作品です。

  • KING CRIMSON / IN THE COURT OF THE CRIMSON KING

    69年発表、ロック・シーンの流れを変えた歴史的デビュー作!

    ギタリストRobert Frippを中心に結成され、ブリティッシュ・プログレッシヴ・ロック・シーンの頂点に君臨し続けるグループ。プログレッシヴ・ロックという音楽ジャンルを構成する要素の多くは彼らがロック・シーンに持ち込んだものであり、現在もなお数多くのミュージシャンたちに影響を与え続けています。1969年に発表されたデビュー・アルバム『クリムゾン・キングの宮殿』は、プログレッシヴ・ロックのスタート地点となった大名盤であり、プログレッシヴ・ロックを聴くならまずはこのアルバムからと断言できる作品です。メンバーはギタリストRobert Fripp、ベース・ヴォーカリストGreg Lake、ドラマーMichael Giles、管楽器に加えて鍵盤楽器(メロトロン)も担当するIan McDonald、そして作詞家Peter Sinfieldという布陣。「21世紀のスキッツォイド・マン」のオープニングから緊張感のある変拍子アンサンブルやユニゾン・フレーズが畳み掛け、「風に語りて」では牧歌的でありながら浮世離れした音世界を構築。“混沌こそ我が墓碑銘”の一節があまりに有名な「エピタフ (墓碑銘)」と、同じくリリックの幻想美に酔いしれる「ムーンチャイルド」を経て、メロトロンの洪水に溺れるシンフォニックな最終曲「クリムゾン・キングの宮殿」へ。“THE BEATLESの『Abbey Road』をチャート・トップから陥落させた”というエピソードの真偽はともかくとして、プログレッシヴ・ロック時代の幕開けを告げる衝撃的な作品であることは間違いありません。『クリムゾン・キングの宮殿』に触れずにプログレッシヴ・ロックを語ることは、まず不可能でしょう。

  • RENAISSANCE / ASHES ARE BURNING

    73年リリースの2nd、牧歌的な伸びやかさと英国的な麗しき叙情美、そしてロックの躍動感が一体となったシンフォニック・ロックの決定盤!

    YARD BIRDSのKeith Relf、Jim McCartyを中心に結成されるも、2枚のアルバムを残し解散したイギリスのグループ。72年にソプラノ・ボーカルAnnie Haslamを擁し新体制で活動を再開、ロック・フォーク・クラシックが交差する幻想的な楽曲は今なお色褪せることはありません。本作は73年にリリースされた2nd。クラシカルな中に多少のサイケデリック感覚を残したデビュー作から方向性が定まり、牧歌的なのどかさと英国叙情、オーケストラを従えたシンフォニック・ロックの世界を作り上げています。以降ライブでも取り上げられる機会の多い名曲となった「カーペット・オブ・ザ・サン」「燃ゆる灰」などを収録。

  • YES / RELAYER

    74年作、パトリック・モラーツが参加した唯一のオリジナル・アルバム、「こわれもの」「危機」と並ぶ代表作!

    その構築的に練り上げられた楽曲と凄まじい演奏技術により、今なお多くのフォロワーを生み出しているイギリスのグループの74年作7th。「こわれもの」「危機」で大きな成功を収めた彼らですが、前作「海洋地形学の物語」でキーボードのRick Wakemanが脱退、後任にはRefugeeの技巧派Patrick Morazが加入しています。その内容はPatrick Morazの参加によってラテン・ジャズ、そして即興色が加味され、超絶なインタープレイの応酬で畳み掛けるハイテンションな名盤であり、「サウンド・チェイサー」ではインドネシアのケチャも取り入れるなど、深化した彼らの音楽性が伺えます。もちろん彼ららしい構築的なアンサンブルも健在であり、大曲「錯乱の扉」の一糸乱れぬ変拍子の嵐など、バンドのポテンシャルの高さが伺えます。大きな成功を経て円熟期に入った彼らを象徴する1枚です。

    • WPCR11687

      デジパック仕様、直輸入盤(帯・解説付仕様)、スリップケース付き仕様、デジタル・リマスター、ボーナス・トラック3曲、定価1890

      盤質:傷あり

      状態:良好

      帯無

      帯無、スリップケース無し

    • AMCY6298

      紙ジャケット仕様、HDCD、デジタル・リマスター、リーフレット付き仕様、定価2000+税

      盤質:傷あり

      状態:並

      帯無

      帯無、カビあり

    • 8122737922RHINO

      デジパック仕様、スリップケース付仕様、デジタル・リマスター、ボーナス・トラック3曲

      盤質:無傷/小傷

      状態:良好

    • 8122737922RHINO

      デジパック仕様、スリップケース付仕様、デジタル・リマスター、ボーナス・トラック3曲

      盤質:傷あり

      状態:良好

      スリップケースに軽微な圧痕あり、若干しわあり

  • YES / YESSONGS

    72年アメリカ・ツアーを収録した圧巻のパフォーマンス、プログレッシヴ・ロック界を代表するライヴ・アルバム!

    その構築的に練り上げられた楽曲と凄まじい演奏技術により、今なお多くのフォロワーを生み出しているイギリスのグループの73年ライブ作。名盤「Close To The Edge」を生み出した彼らの自信が感じられる名ライブ作であり、その内容はある種、スタジオ盤以上にファンを虜にしているほどです。もはやおなじみとなったストラビンスキーの「火の鳥」でその幕を開け、「シべリアン・カートゥル」や「燃える朝焼け」「同志」「危機」と、「ラウンド・アバウト」と彼らの代表曲をたっぷりと収録。スタジオ作のクオリティーを完璧に再現するだけでなく、スタジオ作には無いドライブ感の詰まった超絶技巧、名演の数々は全ロックファン必聴です。

  • EL&P(EMERSON LAKE & PALMER) / PICTURES AT AN EXHIBITION

    ムソルグスキー「展覧会の絵」をモチーフとした完全未発表楽曲によるライヴ録音、痛快極まる72年作!

    THE NICEのKeith Emerson、KING CRIMSONのGreg Lake、ATOMIC ROOSTERのCarl Palmerによって結成されたスーパー・グループであり、ブリティッシュ・プログレッシヴ・ロックのトップに位置するバンドのひとつ。ロックではハンディキャップとなるキーボード・トリオ(ギターレス)編成ながら、強烈に歪ませたハモンド・オルガンをドライブさせ、ギター・ロックに匹敵するダイナミックなサウンドを生み出しました。また、クラシック音楽のロック・アレンジや、モーグ・シンセサイザーを導入した先駆的なスタイルが特徴であり、「電気と才能の無駄遣い」という批判をもろともせず世界的な成功を収めました。セカンド・アルバム『タルカス』と同じ1971年にリリースされた『展覧会の絵』は、ムソルグスキー作曲、ラヴェル編曲で知られる組曲「展覧会の絵」にロック・アレンジを施したライブ・アルバム(ニューキャッスル・シティー・ホールでの録音)となっています。スタジオ・アルバムでも彼らのダイナミックな音楽性は十分に伝わりますが、やはりライブ・アルバムはヴォルテージの高さが凄まじく、当時の彼らの勢いを感じさせます。組曲「展覧会の絵」は16曲で構成された作品ですが、EMERSON, LAKE & PALMERは8曲を抜粋し、グループのオリジナル曲を3曲(「賢人」「ブルーズ・ヴァリエイション」「バーバ・ヤーガの呪い」)加えた11曲で再構成しています。また、組曲とは別に、B.BUMBLE & THE STINGERSの「ナットロッカー」のカバーも収録。当時は海賊盤対策を目的にリリースされたという本作ですが、結果的にプログレッシヴ・ロック史に残る名ライブ・アルバムとなりました。

  • GENESIS / NURSERY CRYME

    寓話的幻想性が彩る孤高の世界観が極まった71年作3rd

    KING CRIMSON、PINK FLOYD、YES、EMERSON,LAKE & PALMERと並び、ブリティッシュ・プログレの「5大バンド」のひとつに数えられる重要グループ。ヴォーカリストPeter Gabrielによる演劇的なステージ・パフォーマンスと、寓話的に彩られたシンフォニックな楽曲で70年代前半を駆け抜け、Peter Gabriel脱退後はドラマーPhil Collinsを中心とした体制で活動。80年代以降はポップなアリーナ・ロック・バンドへと変貌し、プログレッシヴ・ロックに留まらず世界的な成功(2010年「ロックの殿堂」入り)を収めたグループです。1971年に発表されたサード・アルバム『怪奇骨董音楽箱』は、ギタリストにSteve Hackett、ドラマーにPhil Collinsが加入し、ついに黄金期のメンバーが揃った作品。「プログレッシヴ・ロック・バンド」GENESISの傑作の森の入り口にあたるアルバムであり、後に「プログレッシヴ・ロック史上最も英国的なバンド」と呼ばれる彼らの個性が芽吹いた名盤です。アルバム・タイトルの「Nursery Cryme」は「童謡」を意味する「Nursery Rhyme」から作られた造語。Paul Whiteheadが手掛けた印象的なジャケット・アートは、「クリケットで遊ぶ少女が、一緒に遊んでいた少年の頭をクリケットのバットで吹き飛ばす」という、アルバム1曲目「ザ・ミュージカル・ボックス」のストーリーを描写したもの。次作『フォックストロット』と並んでGENESIS入門に最適なアルバムのひとつです。

  • GREENSLADE / BEDSIDE MANNERS ARE EXTRA

    緩急自在のツイン・キーボードを特徴とする英国叙情溢れるプログレ・グループ、73年作2nd

    COLOSSEUMのDave Greenslade、Tony Reeves、KING CRIMSONのAndrew McCulloch、SAMURAIのDave Lawsonというテクニシャンが集結し、ギターレスのダブル・キーボードの強みを生かしたプログレッシブ・ロックを聴かせたイギリスのグループの73年2nd。前作と布陣を同じくして製作された彼らの最高傑作と名高い本作は、前作からさらにダブル・キーボードのアプローチが洗練され、ピアノ、オルガン、アナログ・シンセサイザー、メロトロンが多彩な表情を見せる名盤です。メロディーに溢れるポップ・テイストにも磨きがかかり、デビュー作から一貫する英国然とした質感も健在。よりスケールアップした名演で迫る傑作となっています。

  • CAMEL / MIRAGE

    74年リリース、初期の代表曲「LADY FANTASY」収録の2nd!

    Andrew Latimerを中心にファンタジックなアプローチでプログレッシブ・ロックの重要バンドに位置づけられるイギリスのバンドの74年2nd。名盤となる次作「The Snow Goose」に見られるファンタジックさと気品に比べるとPeter Bardensのキーボードが若干おとなしく、その代わりAndrew Latimerのギターが前に出て渋く泣いているようなイメージであり、全体的にややハードな雰囲気が漂っているものの、その音像は単純なハード・ロックとは全く違う甘みを感じるものであり、フルートの効果的な使用も相まって、マイルドな質感を醸し出しています。自作につながるようなファンタジックさの片鱗も見え隠れする素晴らしい作品です。

  • RUSH / MOVING PICTURES

    猛烈にテクニカルで最高にキャッチー、81年発表のRUSH代表作!

  • U.K. / DANGER MONEY

    BrufordとHoldsworthが抜け、新たにザッパ・バンド出身ドラマーTerry Bozzioが加入した79年2nd、緊張感が和らぎ、Wettonの伸びやかなヴォーカルに主軸を置いたメロディアスな作風

    KING CRIMSONで製作を共にしたJohn WettonとBill Brufordが、インプロヴィゼーション主体のキーボード・ロックグループを画策し、ROXY MUSICでの交流からEddie Jobson、そしてJohn Wettonのソロ作に参加したAllan Holdsworthを迎えて結成されたスーパー・バンドの79年2nd。Bill BrufordとAllan Holdsworthが脱退し、Terry Bozzioをドラムに加えた作品であり、本来John Wettonが目指していた、キーボードを中心としたEL&Pトリオ編成でリリースされた作品であり、John Wettonのポップな音楽性はそのままにEddie Jobsonのキーボードがフューチャーされたキーボード・ロックの名盤となっています。

  • KING CRIMSON / THREE OF A PERFECT PAIR

    フリップ/ブリュー/レヴィン/ブルーフォードによる80sクリムゾンの最終幕を飾る84年作

    ギタリストRobert Frippを中心に結成され、ブリティッシュ・プログレッシヴ・ロック・シーンの頂点に君臨し続けるグループ。プログレッシヴ・ロックという音楽ジャンルを構成する要素の多くは彼らがロック・シーンに持ち込んだものであり、現在もなお数多くのミュージシャンたちに影響を与え続けています。1984年に発表された10thアルバム『スリー・オブ・ア・パーフェクト・ペアー』は、8thアルバム『ディシプリン』と9thアルバム『ビート』と同一メンバーにて制作されました。メンバーは、ギタリストRobert Fripp、ギター・ヴォーカリストAdrian Brew、ベーシストTony Levin、そしてドラマーBill Brufordという布陣。本作は、KING CRIMSONのスタジオ・アルバムの中ではあまり目立たない存在かもしれません。その理由は、契約履行のために作ったアルバムという印象が強いことや、Adrian Brewのポップ・センスに寄せた出来になっていることなどが挙げられるでしょう。確かにアルバム前半には分かりやすいヴォーカル・ナンバーが収録され聴き手を困惑させるかもしれませんが、後半ではKING CRIMSON版インダストリアル・ロックとでも名付けたくなるようなインストゥルメンタルが配置されています。もちろんインプロヴィゼーションもフィーチャーされており、最終楽曲のタイトルは、なんと「太陽と戦慄 パートIII」。Robert Fripp本人も本作に対してはポジティブな感想を持っていないようですが、8thアルバム『ディシプリン』からの一連の流れを知る意味で、チェックしておきたいアルバムでしょう。

  • LOCANDA DELLE FATE / FORSE LE LUCCIOLE NON SI AMANO PIU

    イタリアン・シンフォニック・ロックの頂点に君臨する名盤中の名盤、77年作

    単発ながらイタリアン・シンフォニック・プログレッシブ・ロックの頂点に君臨する名盤を生み出したグループによる77年作。テクニカルでタイトなリズム・セクションをボトムに、アコースティック・ピアノやアナログ・シンセサイザー、チェンバロ、ギター、フルートといった楽器がふくよかなサウンドを彩る作風であり、ツイン・キーボード、ツイン・ギター編成で聴かせるその叙情性とファンタジアはイタリアン・シンフォニック・ロックの中でも飛びぬけたクオリティーを誇ります。PREMIATA FORNERIA MARCONIやMAXOPHONEといった叙情性と牧歌的な雰囲気を持ったグループにも全く引けを取らない奇跡の1枚であり、且つスリリングな技巧に裏打ちされた名盤となっています。

    • UICY9117

      紙ジャケット仕様、デジタル・リマスター、ボーナス・トラック2曲、内袋付仕様、定価2039+税

      盤質:傷あり

      状態:良好

      帯有

      帯中央部分に色褪せあり、紙ジャケに若干汚れあり

  • EL&P(EMERSON LAKE & PALMER) / EL&P

    THE NICEのKeith Emerson、KING CRIMSONのGreg Lake、ATOMIC ROOSTERのCarl Palmerによって結成されたスーパー・グループ、記念すべき70年デビュー・アルバム!

    THE NICEのKeith Emerson、KING CRIMSONのGreg Lake、ATOMIC ROOSTERのCarl Palmerによって結成されたスーパー・グループであり、ブリティッシュ・プログレッシヴ・ロックのトップに位置するバンドのひとつ。ロックではハンディキャップとなるキーボード・トリオ(ギターレス)編成ながら、強烈に歪ませたハモンド・オルガンをドライブさせ、ギター・ロックに匹敵するダイナミックなサウンドを生み出しました。また、クラシック音楽のロック・アレンジや、シンセサイザーを導入した先駆的なスタイルが特徴であり、「電気と才能の無駄遣い」という批判をもろともせず世界的な成功を収めました。1970年にリリースされたデビュー・アルバム『エマーソン・レイク・アンド・パーマー』は、バルトーク作曲のピアノ独奏曲「アレグロ・バルバロ」にパワフルなロック・アレンジを施した「未開人」で幕を開ける傑作。他にも、Greg Lakeのヴォーカルとクラシカルなピアノ、そしてジャジーなアンサンブルが美しく展開する「石をとれ」、ヤナーチェクの「シンフォニエッタ」とバッハの「フランス組曲 第1番 ニ短調 BWV812 第1曲 アルマンド」が合体した「ナイフ・エッジ」、Keith Emersonの才能にスポットが当たる組曲「運命の3人の女神」、Carl Palmerのダイナミックなドラミングを聴くことができる「タンク」、そしてモーグ・シンセサイザーの咆哮が鮮烈な印象を残すバラード「ラッキー・マン」と、デビュー・アルバムにして高い完成度を誇る傑作となっています。

  • CARAVAN / WATERLOO LILY

    ジャズ・ロック色が最も濃い72年作、聴けば聴くほどに味わいが増すスルメ盤!

    名作『グレイとピンクの地』に続いてリリースされた72年作4thアルバム。キーボードがDave Sinclairから元DELIVERYのSteve Millerに交代。Lol CoxhillやPhil Millerなど、カンタベリー・ミュージックを語る上で欠かせないミュージシャンもゲスト参加するなど、彼らの作品の中で最もジャズ度の強い作品。ただ、バンドの魅力である、英国的叙情性と牧歌性は相変わらず。前作に比べて派手さはないものの、聴けば聴くほどに味わいが増す名作。

    • UICY9059

      紙ジャケット仕様、デジタル・リマスター、ボーナス・トラック3曲、ブックレット付仕様、定価2039+税

      盤質:無傷/小傷

      状態:良好

      帯有

  • VAN DER GRAAF GENERATOR(VAN DER GRAAF) / H TO HE WHO AM THE ONLY ONE

    70年作、ロバート・フリップがゲスト参加、VDGGならではの暗澹たるエネルギーが渦巻く3rdアルバム!

    非凡なる才能を持ったボーカリストPeter Hammillを擁し、難解な哲学詩と前衛的なアプローチ、初期のKING CRIMSONに負けず劣らずのへヴィネスと神秘性を兼ね備えたイギリスのプログレッシブ・ロックバンドの70年3rd。KING CRIMSONからRobert Frippがゲスト参加した本作は、次作以降飛躍していく彼らの勢いを感じさせる重要作であり、ロックのダイナミズムとアヴァンギャルド性が同居した傑作となっています。Peter Hammillの描く世界観も非常に内省的なものやダークな色合いを放っており、彼らの個性が一気に花開いた個性的な1枚です。

  • CAMEL / RAIN DANCES

    リチャード・シンクレア、メル・コリンズが参加した77年リリース5th

    英国出身、Peter bardens、Andy Latimerを擁するファンタジックなプログレッシヴ・ロック・グループによる77年作5th。本作よりベーシストRichard Sinclair、サックス奏者Mel Collinsの二人が参加しています。特にRichard Sinclairはヴォーカリストとしても貢献していて、その甘く繊細な歌声はCAMELの世界観と見事にマッチ。親しみやすいメロディが際立つ一方、インスト面ではよりジャジーな方向へと音楽性をシフトしています。表情豊かで柔らかな音色を奏でるサックス、変幻自在に躍動するベース・ラインが、透明感溢れるキーボード・サウンドに溶け込んだジャジーなアンサンブルを奏でており、甘いヴォーカルと伸びやかなギターは叙情的なメロディを謳い上げます。「Elke」ではBrian Enoがムーグ・シンセで参加、アンビエント要素を加えてより神秘的なCAMELを聴くことが出来るなど、聴き所は多数。次作『BREATHLESS』と本作でしか聴けない貴重な6人編成、『SNOW GOOSE』など代表作を聴いた方におすすめしたい一枚です。

  • TONTON MACOUTE / TONTON MACOUTE

    71年作、繊細かつ叙情性溢れるブリティッシュ・ジャズ・ロックの名盤、激渋ジャケットはキーフ

    Neonレーベルより71年にリリースされた唯一作。雨上がりのしめやかな夕暮れを思わせる英国ジャズ・ロックの好盤。キーフによる英国然としたジャケットがサウンドを見事に表しています。清々しいフルート、叙情的なピアノが印象的な繊細な楽曲からサックスを全面に出したジャズ・ロック・ナンバーまで、リリカルな演奏とタイトな演奏とが丁寧に織り込まれた、これぞブリティッシュ・ジャズ・ロックなアンサンブルを聴かせてくれます。

  • WARA / EL INCA

    原盤は南米屈指の激レア盤、ボリビアン・ヘヴィ・シンフォの秘宝的名作、73年作!

    ボリビア出身、73年の激レア盤。ギターとオルガンによるダーク&ヘヴィなアンサンブルに、格調高いクラシカルなストリングスが絡むヘヴィ・シンフォ・プログレ。線の細い退廃的なムードのヴォーカルがなんとも美しすぎます。手数多くアグレッシヴなドラムも印象的。全体的に謎めいた雰囲気が、なんともボリビア!秘境的名作!

  • WOBBLER / RITES AT DAWN

    YES meets ANEKDOTEN!?出世作となった前作を凌駕する圧倒的な叙情美で駆け抜ける11年リリースの傑作3rd!

    ノルウェーのシンフォニック・ロック・グループ。2011年作3rd。YESのジョン・アンダーソンを彷彿とさせるハイ・トーンが魅力のヴォーカルに変わったことにより、ANEKDOTENやANGLAGARD直系のヘヴィ・シンフォを聴かせていた09年作と比べ、YES直系のヌケが良くファンタスティックなシンフォニック・ロックへと変貌しております。70年代へのオマージュに溢れたメロトロンやオルガンなどヴィンテージ・キーボードの使用といかにも北欧らしいメロディ・センスは健在。管弦楽器による幻想的なパートから、突如、エッジの立った高速ギター・リフが炸裂し、GENTLE GIANTばりの硬質で変幻自在の変拍子で圧倒的なスピード感で畳みかける展開など、構築力も見事。分かりやすく言えば、YES meets ANEKDOTEN!これは素晴らしい!圧巻の傑作!

  • GOBLIN / SUSPIRIA

    ダリオ・アルジェント監督による傑作ホラームービーのサントラアルバム、77年リリース

  • BAROCK PROJECT / SKYLINE

    バンド自身が最高傑作と自認する15年作4th、往年のプログレやハード・ロックやクラシックを見事に料理しきった傑作、ジャケットはポール・ホワイトヘッド

    クラシック音楽やキース・エマーソンに影響を受けたキーボード奏者&コンポーザーのLuca Zabbini率いるグループ。Luca自身がこれまでの最高傑作と評する2015年作4thアルバム。新たなドラマーとギタリストを迎え4人編成となっており、ゲストとして、なんとあのニュー・トロルスのVittorio De Scalziが3曲目に参加して録音されています。爽快なアカペラの多声コーラス・ワークではじまり、アコギとエレキによる弾むようなバッキング、透明感あるリリカルなピアノ、ファンタスティックなキーボードが豊かに広がるアンサンブルの何と素晴らしいこと!このオープニングを聴いて、ムーン・サファリを思い出すリスナーはきっと多いはず。前のめりに突っかかるようなリズムのキメとともに、ハモンド・オルガンがうねりを上げるところは、往年のプログレのDNAを継ぐ幻想性とともに、現代的なエッジが絶妙にバランスしててカッコ良いし、ガツンと歪んだギターとハモンドが突っ走るところなんかは70年代ハード・ロックも継いでてグッとくるし、管楽器風のトーンのキーボードが高らかに鳴り響いたかと思うとクラシックそのままの流麗なピアノが流れてメロディアスなパートにスイッチしたり、溢れんばかりのアイデアとそれを軽々とこなす演奏も特筆ものだし、すごいワクワク感いっぱい。EL&Pやジェスロ・タルへの愛情たっぷりなパートなんかもニンマリだし、往年のプログレ・ファンにも激レコメンド。前作も素晴らしい出来でしたが、さらに突き抜けた傑作!

  • YONIN BAYASHI / PRINTED JELLY

    日本を代表するプログレッシヴ・ロック・バンド、77年作3rd

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