カンタゥトーレ界、伊プログレ界のみならず、イタリア音楽界の重要人物として知られる名ミュージシャン、72年作より。これぞイタリア!と言いたい切々とした叙情的なヴォーカル&ピアノが静かに胸を打つ名曲です。
78年作より。80年代を目前にした時期らしいカラフルなシンセ・サウンドに彩られたポップな一曲。同時期の米AORにも通じる軽快さとイタリアンな節回しが絶妙にミックスされているのが見事です。
言わずと知れたイタリアン・ロックの雄、本国での72年2ndより。世界デビュー作『PHOTOS OF GHOST』収録ヴァージョンにはダイナミズムでこそ譲るものの、イタリア語でしか表現しえない詩情に満ち満ちたこちらもやはり名曲。
P.F.Mの弟分的なバンドとも言える彼らの73年デビュー作。イタリアのバンド特有の濃厚さとは無縁の、抜けるような爽快感を感じさせる楽曲が非常に魅力的です。英語詞で歌うランゼッティは後にP.F.Mに加入。
伊歌物プログレの名バンドによる74年作。A.ラディウスのアコギ独奏に導かれアンサンブルが一斉に動き出す、あまりに劇的なオープニングが素晴らしいナンバーです。後のIL VOLOに繋がる洗練さも見え隠れします。
A.ラディウスの71年1stソロより。ラディウスによるサイケデリックに暴れるギターは、同時期の初期FORMULA 3を思わせるサウンド。AREA以前のD.ストラトスの参加など、聴きどころも多数。
伊プログレ界きってのスーパー・グループとして知られるジャズ・ロック・バンド、74年デビュー作。軽やかに躍動するアンサンブルと繊細なタッチとによって描き出される儚くも気高さに満ちた伊プログレ史上の名作です。
OPUS AVANTRAやBATTISTIと共演するパーカッショニストによる74年作より。さすが打楽器奏者が主役なだけあり、リズムが前面に出た軽快なジャズ・ロックを展開。
BATTISTI他、プログレ・ファンには馴染みの深いDELIRIUMのメンバーとも共演するカンタゥトーレの74年作。サイケなギターやそこに絡むフルート吹き荒ぶシンセなど、熱量の高い演奏が楽しめる一曲です。
若干ハスキーな高音ヴォーカルが心地良いカンタゥトーレによる77年作。爽やかなアコギと叙情味溢れるピアノにたおやかかつ伸びの良い歌声が響き渡る一曲。この曲だけでも並々ならぬ音楽センスをもつミュージシャンであることがわかります。
現行イタリアン・ポップスの礎を築いたLucio Battistiのバック・バンドとしてその歩みを始め、彼のプロデュースでデビュー。サイケデリックな質感を残したへヴィー・ロック・サウンドを放ち、シンフォニック・ロック、メロディアスなボーカルを中心にした普遍的ロックの境地へとシフトして行ったグループの74年4th。MogolのプロデュースでLucio Battistiが直接関わっていない本作は、前作での路線変更により急成長を遂げた彼らの代表作として名高い名盤。前作よりもプログレッシブ・ロック然としたサウンドが後退した代わりにポップでメロディアスなボーカルナンバーが充実し、とにかくどこまでも溢れ出るイタリア叙情に心震える傑作となっています。
紙ジャケット仕様、K2 24bitマスタリング、定価2000+税
盤質: | 無傷or小傷 | 傷あり | 全面に多数傷
状態: | 良好 | 並(経年) | 並(一部不備) | 不良 |
帯有
帯に小さい折れあり
イタリアを代表するプログレッシブ・ロックバンドFORMULA TREのAlberto RadiusとGabriele Lorenziを中心に、現在もシーンで活躍するスタジオ・ミュージシャンを加え結成されたグループの74年デビュー作。その内容は、イタリア叙情を感じさせる絶品なメロディーを持ちながらもツイン・ギター、ツイン・キーボード編成で迫るテクニカルなプログレッシブ・ロックであり、荒々しいヘヴィー・プログレッシブな音像と、ジャズ・フュージョンの滑らかなサウンド、そしてイタリア然としたフォークタッチを絶妙なバランスでブレンドした名盤です。イタリアン・ロックのボーカル曲としても、プログレッシブ・ロックとしても一級品の傑作。
廃盤、紙ジャケット仕様、K2 24bitマスタリング、定価2000+税
盤質: | 無傷or小傷 | 傷あり | 全面に多数傷
状態: | 良好 | 並(経年) | 並(一部不備) | 不良 |
帯有
解説に小さい折れあり