70年代初頭、アメリカでのCHICAGOやBLOOD SWEAT & TEARSに刺激を受け、イギリスにもいくつかのユニークなブラス・ロック・グループが誕生しました。英国らしい陰影を活かしたメロディはもちろん、アグレッシヴなギター、ウネリを生み出す手数の多いベース、グルーヴィなオルガンなど、当時の英ロックならではの渋いアンサンブルにブラス・セクションを融合。各楽器のソロ・パートが際立った音楽性はアメリカ以上にジャジーな味わい。フォーキー、サイケデリック、ビート・サウンドまでイギリスのルーツを活かした個性豊かな作品群をお試しあれ。
70年作の1stアルバム。2本のサックスとフルートによる叙情的かつスリリングなアンサンブルは、これぞ英国ブラス・ロック。全体に流れるハモンドは、Vertigoレーベルのグループに近い雰囲気。彼らの作品中、最もブリティッシュ度が高い名作です。
70年の唯一作。むせび泣くブラス、熱気ムンムンのオルガン、ジャジーなフレーズを奏でるギター、ソウルフルなヴォーカル&哀愁のメロディ、スウィングするリズム隊。英国的な陰影に富んだ名作。
70年作。ニルヴァーナのパトリック・キャンベル=ライオンズがプロデュースを手がけた70年発表の彼ら唯一のアルバム。アコースティカルな演奏にブラスが絡む、極上の英国アンダーグラウンド・ブラス・ロック・アルバム。
本場アメリカのリスナーも魅了するなどブルース・ロックを極めたキーフ兄貴がホーン・セクションを導入し、BS&Tやシカゴにも負けないブラス・ロックを鳴らした傑作!
70年作。粘りのあるリズム、淡く叙情性が滲むオルガン、繊細なタッチが光るブルージーなギター、R&Bテイストの分厚いホーンセクションから成る、陰影に富んだこれぞ英国の香り漂う絶品ブラス・ロック。
70年発表作。元COLOSSEUMのJames Litherland(ギター)が結成したグループ。John Wettonのキャリア・スタートとなった作品としても有名。ディストーションの掛かったギターとブラス隊を絡ませたハードなジャズ・ロック。
熱気むんむんのリズム隊に強烈なブローでからむサックス!そして熱くソウルフルなヴォーカル!後にジェス・ローデンのバックで活躍するという、これぞいぶし銀なメンバー達によるブラス・ロック・グループ!
ブラス・ロック〜スワンプ・ロックのファンは拳を握りしめること間違いなし!SAVOY BROWNの元ヴォーカルによるデビューソロで、参加しているクリス・スペディングのギターがまた絶品の味わい。
70年発表の1stより。骨太なバンド・アンサンブル、むせび泣くブラス、憂いのあるヴォーカル&メロディ。これぞ英国ブラス・ロックといえる陰影に富んだ名作。
71年の唯一作。スリリングなファズ・ギター、前のめりの性急なリズム、激しくリズム・チェンジするせわしない展開、分厚いホーンアンサンブル、熱気溢れるヴォーカルによるソリッド&アグレッシヴな英ブラス・ロック。
71年作。プロデューサーは、メロウ・キャンドルなどで有名なデヴィッド・ヒッチコック。絞り出すようにヘヴィーなヴォーカルと、トランペットやサックスの重厚なサウンドがたまらない好盤。
英国ブルース・ロックの父、アレクシス・コーナー率いるビッグ・バンド。「Top Of The Pops」のテーマソングにもなりヒットしたツェッペリンのカヴァー「Whole Lotta Love」など、米ブラス・ロック・ムーヴメントにも呼応した熱くむせぶブラス・ロックを聴かせています。
後に英ホワイト・ソウル・シンガーのジェス・ローデンのバック・バンドとして活躍するメンバーによる英ブラス・ロック・グループ。72年唯一作。管楽器奏者2人に鍵盤奏者1人を含む6人編成。鍵盤は、ソロでオルガン・ロック作をリリースしているDon Shinn!粘っこく熱気むんむんのリズム隊、そこに強烈なブローで絡みつくブラス、軽快なカッティングから地を這うようなハード・エッジな演奏まで力強いギター、グルーヴィーなピアノ、そして熱くソウルフルなヴォーカル。ファンキー&グルーヴィーなサウンドが持ち味ですが、全体的にくすんだ感じで英国的な陰影を帯びているのも特筆。コロシアムやイフあたりのファンから、ジェス・ローデンやフランキー・ミラーあたりのホワイト・ソウルのファンは是非!
ジョン・メイオール率いるブルースブレイカーズを経て、キーフ・ハートレイが結成したグループ。69年にデラムからデビューした同年のうちにリリースされた2nd。前作ではゲスト参加だったヘンリー・ローザーが正式にメンバーとしてクレジットされ、BS&Tやシカゴなど米ブラス・ロック・ムーヴメントとも呼応し、ヘンリー・ローザーを中心とするホーン・セクションをフィーチャーした英ブルース/ブラス・ロックが印象的。ブラス・ロックといっても米国勢のように華やかにならず、むせび泣くように叙情的なのがいかにも英国。ジャジーなフルートとゲスト参加したミック・ウィーヴァーによる淡いオルガンが醸し出す叙情美に心奪われます。ミラー・アンダーソンの憂いたっぷりのヴォーカルも相変わらず絶品。キーフ兄貴のボコスカと重くタイトなドラムもキマってます。米ブラス・ロックの「逞しさ」「華やかさ」に英国ならではの叙情性で対抗したブラス・ロック名作。最高のグルーヴ!
盤質: | 無傷or小傷 | 傷あり | 全面に多数傷
状態: | 良好 | 並(経年) | 並(一部不備) | 不良 |
若干ケースツメ跡あり、側面部に色褪せあり
元コロシアムのギタリスト、ジェイムズ・リザーランドを中心として結成。ジョン・ウェットンが参加していたことで知られるグループ。71年作の唯一作。サウンドは、ウェットンのゴリゴリとしたベースが印象的な骨太な演奏にブラスが乗った力強いジャズ・ロック。ポップなメロディー・ラインはキャラヴァンを想わせます。好盤。
70年発表の1stアルバム。骨太なバンド・アンサンブルとむせび泣くサックスが最高に格好良いハードな曲から、オーボエ、フルートなどの管弦楽器によるいかにも英国的な響きが美しいジャジーなバラードまで、どの曲もハイテンションな演奏がこれでもかと詰め込まれた名盤。メロディー・ラインも文句なしに素晴らしく、切々と歌い上げるヴォーカルとともにたいへん印象的に響きます。ブリティッシュ・ロック、ブリティッシュ・ジャズ・ロック・ファンとも必聴。おすすめです!
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