97年にデビューしたアメリカのシンフォニック・ロック・バンド。なんと18年ぶりの2015年作2nd。スピーディーな変拍子の中、ムーグが一閃するイントロ、そこから、ゴリゴリとアグレッシヴに疾走するベース、エッジの立ったトーンで畳み掛けるギターが加わり、初期イエス譲りのスピード感で駆け抜けます。ジョン・アンダーソンを柔和にしたような女性ヴォーカルも印象的。高速のジプシー・ジャズ・ギターもさらりとこなすギターをはじめ、クリス・スクワイアを彷彿させるベース、流麗なピアノなど、外連味いっぱいのテクニックもこのバンドの魅力。イエスやEL&Pやジェントル・ジャイアントからの影響を軸にアメリカらしいヌケの良さで疾駆するプログレ・ハードの快作です。
ウクライナ出身のコンポーザーAntony Kaluginによるソロ・プロジェクト、様々な楽器の多彩な音色が有機的につながり描き出された2015年のシンフォ傑作
2,200円(税込2,420円)
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