ギリシアはアテネ出身のプログレ・グループ、現代伊プログレ注目のバンドYUGENのメンバーも参加し、圧倒的に幽玄なサウンドを聴かせる2010年デビュー・アルバム、これは傑作!
2,590円(税込2,849円)
キャッチーなメロディが詰っているのに、レコード屋では長らく床置きの100円コーナーで憂き目に会い続けた愛すべき作品達をピックアップ!
ジョージ・ハリスンとクリス・レインボウがデュオを組んだとしたら?クールさといなたさが滲むセンスは、これぞ英国ニッチ・ポップだなぁ。
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たすけさん レビューをすべて見る
ターニー・スペンサー・バンドはこれしか聴いていません。ドラムズとコーラスのトレバー・スペンサーと、それ以外全部を担当するアラン・ターニーのデュオ。オーストラリア出身で、結局解散後OGに戻っています。それしかウェブでは出てきません。何か情報があったらと思って「ターニー スペンサー」で検索したら、何も出てこないのでたまげました。こんなに良質な音楽を提供しているのに…。
このレコードは79年リリースでLAでレコーディングされています。冒頭の「ノー・タイム・トゥ・ルーズ」を動画サイトで聴いて、あまりの素晴らしさにすぐ購入を決めました。ホール&オーツが英国出身だったら…という夢のような楽曲と声の良さです。アルバム単位でも、どの曲も「聴けます」。デュオと申しましても、線の細さはなく、ギターは泣くし、シンセサイザーはうなるし、リズムは的確なのですね。「ロック」として聴けるのが何よりのご馳走です。
あまり事前知識のないバンドで、人に教えたくないようなクオリティを聴いてしまうと、残りのレコードにチャレンジしにくいって傾向ありませんか。これ以上の完成度は望めないのだろうと考えて。わたし、バンド・コールド・オーがそうでした。ターニー・スペンサーは、幸いなことに3枚ともCDになっています。買ってみようと思います。