WBM21122(WILD BOAR MUSIC)
ペーパーケース仕様。
ベルギーらしい実に屈折感たっぷりなアヴァン・フォークだなぁと思ったら、なるほどHUMBLE GRUMBLEのリーダーのサイドプロジェクトなのかぁ。
Pieter(Vo/ヴァイオリン)とJohan(バグパイプやボタン式アコーディオン奏者)のDecanq兄弟とSammy Lee Daese(フルート)の3人を中心に90年代末に結成されたベルギー産アヴァン・プログレ・フォーキー・バンド。06年作2nd以来、8年ぶりにリリースされた3rdアルバム。クレジットを見ると、メンバーが大きく変わっており、大きな変更としては、Pieter Decancqのメンバークレジットが無くなっているのと(作曲、歌詞にはクレジットあり)、女性ヴォーカルIndra Booneの参加、それと、HUBLE GRUMBLEからHumble Gaborの他、Jouni Isoherranen(ベース)、Jonathan Callens(Dr)の3人が正式にメンバークレジットされています。プロデュースもHumble Gaborが担当。モノトーンの女性と色彩豊かなイメージとがコラージュされたジャケットがぴったりのサウンドで、デビューからの持ち味である東欧の伝統音楽に根付くオリエンタリズムとともに、ユーモラスな諧謔風味、踊りたくなるようなグルーヴ感などをゴッタ煮にしつつ、洗練された「音」に仕立てるモダンなセンスは特筆。気品のある美しい歌声が魅力の男女ヴォーカル、伸びやかに奏でられるフィドルがゆったりとたゆたうユーロ・フォークあり、サックスがブイブイと鳴る民族舞踏エッセンスのあるエスノ・フォークあり、COSのDNAも香るアヴァン・フォーキー・ポップあり、デヴィッド・アレンばりのアヴァン・アシッド・フォークあり、ベルギーらしい実に屈折感たっぷりな佳曲が並んでいます。これは一筋縄ではいかない音を求めるすべての音楽ファンにオススメできる大傑作!
カナダ出身のマルチ・ミュージシャン/コンポーザー、フロイドに通じるダークでメランコリックなプログレを聴かせる24年作
2,890円(税込3,179円)
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