69年に結成されたポーランドのアート・ロック・バンド。69年と70年のラジオ放送音源を中心とする発掘音源集。69年の音源は、ビート・ロックからジャズ・ロックやハード・ロックへと進化していく途上にある、初期衝動に溢れたエネルギッシュなサウンドが特徴で、初期のキンクスやヤードバーズあたりを彷彿させるエッジの効いたファズ・ギター、R&B〜ジャズの素養を感じさせるグルーヴ感いっぱいのピアノが印象的。70年の音源が特筆で、くすんだトーンのハモンド・オルガンやフルートをフィーチャーし、プログレ前夜の空気濃厚な陰影あるアート・ロック・サウンドへと進化しています。恐らく同郷のNIEMENからの影響もあったのではないかと思います。音質はラジオ放送音源とは思えないほどクリアで音圧があって、アルバムの音源と言われてもわからないでしょう。好グループです。
イタリアを筆頭に、重厚なダイナミズムと熱気に満ちた世界各国の新旧ヘヴィ・シンフォをピックアップいたしました!
70sポーランド・ロックを代表するバンドの一つ。アート・ロック色を残すくぐもったオルガン、熱情を秘めたヴォーカルに壮大なオーケストラやコーラスをちりばめ、伊ヘヴィ・シンフォばりのダイナミックなプログレを練り上げた傑作です。
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