ヴェネズエラのマルチ・ミュージシャン。75年作でオリジナルは激レア盤。クラシックの素養のある流れるようなピアノ&ハモンド、叙情的なフルート、もの悲しい旋律のストリングス、手数多く楽曲に起伏をもたらすドラム、センシティブなヴォーカルと美しいメロディ。南米らしい詩情と、東欧プログレに通ずるようなクラシカルでメランコリックなエッセンスとが溶け合ったサウンドは、辺境シンフォのファンは卒倒ものでしょう。
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LPジャケってこんなにデカいんですね(2 拍手)
Durangoさん レビューをすべて見る
いわゆる南米シンフォものに要求される諸条件は十分にクリアした内容かと。
郷愁を誘うメロディラインに素朴な歌声、ピアノを基調にしたクラシカルな曲調ながらも、時折ジャジーに展開しかけたりとなかなか頑張っています。
印象としては、LOS JAIVASの作品でマチュピチュのコンセプトアルバムを唯一所有しているのですが、あれをより叙情的に仕上げた感じでしょうか。
さすがにあれほどのインパクトはないものの、美しく繊細な音楽です。
ごく個人的なことではありますが、CD時代に生まれた身としてはLPサイズのジャケがこんなにデカいものかとひそかに驚いたのでした。
コレのオリジナル・アナログ持ってるヒトいます?持ってるヒト、オリジナルと同じくらい希少だと思います。(2 拍手)
らじおすたーの喜劇さん レビューをすべて見る
ほんと〜に大昔、西新宿の例のショップの例の雑誌の広告写真で載ってました。
その記憶からオーダーしたんですが、なんで聴いたこともないのにすぐに飛びついたか。
私はヴァーティゴ・ぐるぐるマークみたいなロゴ・マークに弱いんです。
グレイシャスの1stの「!」とか、ニュー・トロルス一派の「?」も同様でして、抽象的マークに「おぉ?」となってしまう。これってプログレ道での確信犯的方法論でして、ジャケットだけでワクワクしてしまうのはプログレへの溢れる愛情であると言い切ってしまいます。
75年、ヴェネズエラ、ジャケの?マーク・・・、35年前に王道を超えれるはずはありません。
音は薄いし、テクだって耳の肥えた若いリスナーには物足りないかとは思いますがこれで十分!
個人的には「受難劇」を初めて聴いた時と同じくらい感動しました。
限定777枚、デカ・ジャケも嬉しいね。515盤が欲しかったな(笑)。
最近大英帝国聴く時間が削られて困ってます。