65年に結成され、Jean-Jaques Kravetzのオルガン中心にしたブラック・ミュージックの色濃いハード・ロックを放つ個性的なグループの70年デビュー作。基本となるのはジャズ色の強いオルガン・ロックですが、Jean-Jaques Kravetzのオルガンは、セクションによってその音楽性をガラリと変え、ジャズからクラシック、ブルース、ハード・ロック、VERTIGO系などを使い分けています。アクセントで加わるハープシコードやピアノも楽曲に多彩な魅力を埋め込み、加えて、ゴスペル・ボーカリストInga Rumpfの参加がバンドに非常に個性的な色を与えています。
TOMORROW'S GIFT/TOMORROWS GIFT
ジャーマン・オルガン・ハード屈指の傑作と言える70年デビュー作、アフィニティやベーブ・ルースのファンは必聴!
1,992円(税込2,191円)
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1. Life Without Pain |
2. Rosalie Part 1 |
3. Otium |
4. Rosalie Part II |
5. Indian Rope Man |
6. Morning |
7. Floating Part 1 |
8. Baroque |
9. Floating Part II |
10. Roadriding |
11. Time Makes Wise |
75年リリース、英国クラシカル・ロックの頂点と言うべき大名盤!
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ドイツに対する認識ががらりと変わってしまう(1 拍手)
たすけさん レビューをすべて見る
インガ・ラムプという人は、野太い声を持つ歌手であると同時に、R&Bの深い理解者。彼女の声には、技巧以上の説得力があるのが魅力です。しかし、フラムピーというバンドの偉大さは、インガの魅力だけを頼りにしていないところです。激しいヘビーサイケも演奏しますし、刑事ドラマのすさんだ展開のバックに流れるような倦怠感も演出します。ジャン・ジャック・クラベッツというオルガニストがひとえに優れているんです。名前からしてフランス系でしょう。
二部にわたる「ロザリー」は、圧巻の歌唱力と演奏です。クラベッツの演奏にバックがついていけてない気がしますけれど、がんばって曲をものにしています。音の雰囲気でサイケと申しました。彼らのねらいは、もっと音楽主義なものだと思います。
わたしは、ドイツの70年代事情を、長い間スコーピオンズと電子音楽、カンとアモン・デュールで理解していました。フラムピー、ウインド、2066アンド・ゼンなどと出会って、かなりドイツに対する認識が改まった気がします。これだけR&Bに近づいていたロックは、英国でもなかなか探せません。