廃盤、定価1200。
このジャケ、ヒプノシス作品の中でも上位にくる不気味さです…。内容もバラエティ豊かだけどダルダルなヴォーカルや引きずるようなリズムが相変わらずフリーキーな、英国アンダーグラウンドを代表する一枚。
Harvestレーベルより71年にリリースされた3rd。インパクトあるジャケットは、ヒプノシス。アコースティック・ギターのバッキングを基調としながら、引きずるようなリズムとフリーキーなエレクトリック・ギター、エドガー・ブロートンのダルダルなヴォーカルがなんとも言えない「けだるさ」を感じさせるグループ。フィドル、弦楽器、管楽器などのブルージーなアンサンブルも魅力的。
レイト60sUKアンダーグラウンドシーンで活躍したコンポーザー/プロデューサーP.C.ライオンズによるユニット、通算4作目、アヴァンギャルドかつ美しいサイケ・ポップの逸品、71年発表
880円(税込968円)
元FREE、MOTT THE HOOPLE、KING CRIMSONのメンバーらによるスーパー・グループ、キャッチーさとブルースのグルーヴィーなコクが合わさった極上ロックンロール!74年1st
490円(税込539円)
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1. 悲しきフリーク野郎 |
2. ザ・バース |
3. 砕かれた心 |
4. ポピー |
5. いつだか分らない |
6. ハウス・オブ・ターナバウト |
7. マッドハッター |
8. ゲッティング・ハード/ホワット・イズ・ア・ウーマン・フォー? |
9. シンキング・オブ・ユー |
10. フォー・ドクター・スポック (パート1)/フォー・ドクター・スポック (パート2) |
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
※ 若干黄ばみあり、ケースに小さいヒビあり
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ほとばしる悪意…でもクセになるのだ(2 拍手)
たすけさん レビューをすべて見る
大真面目に悪魔祓いを曲の中でやっていた時期と比べれば、聴きやすく…なったんですかね。つぶれたヒキガエルみたいなエドガー・ブロートンの声は、耳ざわりですし、どうもまともな意図で曲を書いていない。英国人は、とても皮肉屋と聞きます。エドガー・ブロートン・バンドの抜きがたい個性は、ほとばしる悪意です。この3作めでは、米国南部のカントリーに近づいています。でもそうじゃない曲は、相変わらず何をどう聴けばいいのか。
ところがこのグループ、聴き慣れるとこれしかない、というぐらいに気持ちよくなってきます。米国のキャプテン・ビーフハートの恰好良さと相似形になっています。特に良いのが、歪みまくったギター、そしてテクニカルでえぐいドラミングであります。2曲め「ザ・バース」、7曲め「ホワット・イズ・ウーマン」あたりのギターの切れは、快感であります。
特筆すべきは録音のバランスの良さです。さすがハーベスト・レーベル。ドラムズ、ベースの録音なんて現代でもここまでクリアにできるか、というぐらいです。サウンドチェックにも使えそうです。