MA0052(M2U)
紙ジャケット仕様、帯の表記は「Every Inch A Man」となっていますが、1st「Zior」で間違いありません、ボーナス・トラック5曲収録。
ヘヴィなギターリフと淡く叙情的なオルガンが同居するサウンド、これぞブリティッシュ・ハードの旨味!知る人ぞ知るハード・ロックの名盤ですね。
キーフによるジャケットが印象的な71年作の1stアルバム。ヴァーティゴ傘下のネペンサ・レーベルよりリリース。ヘヴィなギター・リフ、淡く歪んだオルガン、タイトなリズム隊が絡んだソリッドなバンド・アンサンブルと搾り出すような力強いシャウト・ヴォーカルが印象的。全体的にくぐもったサウンドは、いかにも70sブリティッシュ・ロック。ハードな楽曲だけでなく、叙情的なフルートが素晴らしいアコースティック・バラード「I Was Fooling」も魅力。
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言われているほど黒魔術ではありません(2 拍手)
たすけさん レビューをすべて見る
このグループに完成度とか技量とかを求めてはいけないと思います。グループ名は「ツィオール」。黒魔術に傾倒していたことで知られます。…が、聴いた印象ではグラハム・ボンドやローリング・ストーンズの一時期のほうが、そのイメージに近いようで、正直「営業方針」だったのではないかと疑いたくなります。ファズ・ギター、ファズ・ベース、ドンドコドラムは、言われてみればだんだんとブラック・マジックに聞こえてきます。
CD一枚を聞き通すと、混沌としてきます。曲は、明るくも暗くもあり、重くも軽くもあり…。どろどろのファズ・ギターもありますし、CSNYのようなコーラスもありますし、オルガン・ハードもありますし。ボーカルにひと癖ありますが、曲は聴きやすいと思います。4.New Landは、正統派のブリティッシュ・ハードだったりします。雰囲気だけは、ブリティッシュ・アングラの一流品なので、そのへんを楽しめる人にはおすすめです。