SILVERHEADを解散したMichael Des Barres、YESの初代キーボーディストTony Kayeらを中心に結成されたハード・ロック・バンドの1st。77年発表。SILVERHEAD解散後の75年秋、MichaelがJimmy Pageと接触したことを機に結成され、当時スーパー・バンドとして華々しくデビュー。本作は、Michaelの持つブルース/R&Bのバックボーンを下地にしたオーソドックスなハード・ロックを下地にしながらも、ZEP色全開のアレンジ/エッセンスを全面にまぶしたサウンド。2ndを含め、セールス的には振るわなかったバンドですが、ZEPチルドレンの筆頭格として聴き継がれていくとこでしょう。
TRAPEZE/YOU ARE THE MUSIC...WE'RE JUST THE BAND
若きグレン・ヒューズ在籍グループ、トリオらしいスピード感と切れ味+トリオとは思えない音圧と強靭なグルーヴ=最強!72年作!
1,690円(税込1,859円)
PINK FLOYD/PIPER AT THE GATES OF DAWN
67年の記念すべきデビュー・アルバム、シド・バレットの才気ほとばしるブリティッシュ・サイケデリック・ロックの大傑作!
1,120円(税込1,232円)
RICHARD WRIGHT(RICK WRIGHT)/WET DREAM
言わずと知れたピンク・フロイドのキーボード奏者、78年のソロデビュー作、フロイドの美しく叙情的な側面のみを抽出したような珠玉の名品
2,550円(税込2,805円)
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1. Recognition |
2. Got Enough Love |
3. Grim Reaper |
4. Nightingale |
5. Detective Man |
6. Aint None Of Your Business |
7. Deep Down |
8. Wild Hot Summer Nights |
9. One More Heartache |
英米混成のバンドによる名作の数々を探求してまいります!
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振り下ろされるハンマー・ビートに加えて抒情性(2 拍手)
たすけさん レビューをすべて見る
初期ワーナー盤と WOUNDED BIRD盤、ROCK CANDY盤を所持しています。もともと音の良いレコードでしたが、このWOUNDED BIRD盤でベースとドラムズの存在感が増し、決定盤と言っていいのだろうと思います。ゼップの後追いというだけで語られている気もします。けれど、最近のグレタ・ファン・フリートを含めてゼップのスタイルでバンドをやることは自殺行為なのです。どうやっても本家の演奏力(歌唱力含めて)と比較されてしまいますから。まあボーナムの叩き方とJPジョーンズのリズム分解能力は、空前絶後と言っていいので、スタートから歩が悪い。ディテクティブは、その意味ではものすごい演奏力です。
彼らは意外なことにLAを本拠地にしていたのですね。ブリティッシュ・ロックの音に近いバンドは北部、南部と決まっているのでそう思いました。どの曲も一発で脳髄に刻み込まれる個性を放っていまして、振り下ろされるハンマー・ビートもいいですし、「ナイチンゲール」の抒情性も光ります。
ディテクティブの着眼点は、ハードロックを聴きつくしたアダルト層に再度アプローチを試みたところにあります。バッド・カンパニーが、やや日和りながらそうやっているのと比べて、触れば血が流れるような切れ味がありユーザーをバカにしていません。発表時点ではもっとも進んだハードロックのスタイルでした。偉大です。