LIQUID GIRAFFE

地元ミネソタでLITTERと並ぶ人気だったガレージ・ロック・バンド、リーダーのLonnie Knightは70年代にSSW名盤を残す名ミュージシャン！

ミネソタ出身で、地元ではLITTERと並ぶ人気だったガレージ・ロック・バンド。LITTERのギタリストのZippy Caplanと人気を二分したギタリスト、Lonnie Knight率いるトリオ編成。67年〜69年にリリースした3枚のシングルに続いてアルバム制作に取りかかり、完成しながらもお蔵入りとなってしまった幻の作品の発掘リイシュー盤。THE WHOのキース・ムーンばりに手数多く叩きまくるドラム、キレ味鋭くも歌心あるフレーズでメロディを盛りたてるグッとくるファズ・ギター、そして、ちょっぴり鼻にかかったポップなヴォーカルとキャッチーなメロディ＆ハーモニー。Lonnie Knightのメロディ・センスとギター・ワークは本当に素晴らしく、アレックス・チルトン率いるBIG STARに先んじて元祖パワー・ポップと言えそうなポップかつエッジの立った佳曲ぞろい。柔らかにたゆたうスライド・ギターも絶品で、なるほど、70年代にはSSWとして活躍し、「渋谷道玄坂ブラックホーク名盤選」にもセレクトされる名盤を残すのも納得。凡百のガレージ・バンドとは一線を画す、才能みなぎる逸品です。