MA0020(MEDIA ARTE)
紙ジャケット仕様。
プロデュースは後にメロウ・キャンドルを手掛けるD.ヒッチコック。メロキャンほどの流麗さ瑞々しさはありませんが、力強くも陰影あるバンド演奏を荘厳なストリングスが彩る、存在感ある英フォーク・ロック逸品です。
メロウ・キャンドルのプロデューサーとして後に名を馳せるデヴィッド・ヒッチコックがプロデュースした70年作の唯一作。ヴァイオリン、チェロ奏者をメンバーに持つ彼らのサウンドは、メロウ・キャンドル前夜といった感じのクラシカルなブリティッシュ・フォーク・ロック。弦楽器とバンド・アンサンブルの絡みという点でまだまだ雑然としており、メロウ・キャンドルと比べると格調高さという点でもう一歩といった感じですが、逆にその勢いに任せたような生々しさが彼らの魅力でもあります。全体の完成度としては、かなりのレベルの作品です。
MELLOW CANDLEから辿る、格調高くミステリアスな英国フォーク特集
メロウ・キャンドルを彷彿とさせる、格調高いメロディーと楽器のアンサンブルが聴ける英国のフォーク作品をピックアップいたしました。
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アグレッシヴなフォーク・ロック。(4 拍手)
あんちょびさん レビューをすべて見る
英国フォーク・ロック・バンド『フューシャ』が出した唯一のアルバム。
プロデューサーが”あの”メロウ・キャンドルを出した人だそうですが、
この人はこういう系統のバンドを作るのが好きな人物なんでしょうか…?
フォーク・ロックなんですが、ドラムやカスタネットがかなり派手に鳴るので
あまりおとなしいノリではないです。そこにフィドルやチェロ、Vo等が乗ってくる。
アコースティックな音なんですが、ノリは結構ロックという不思議な音楽。
メロウ・キャンドルの様な路線を想像していたら、いい意味で裏切られました。
マスターの問題か、シンバルの音が少し割れている時があるのが非常に残念。
(オリジナル・テープの表記があるので、マスターが劣化したのかなぁ…)
意外とパンチの効いたフォーク・ロック。オススメの一枚。