FGBG4514AR(MUSEA) 【2005年発売CD】
ハンガリーのソラリスっぽいと思ったら、アメリカのエコリンみたいに変拍子ばりばりに展開するし、メロディはフックあるし、時にジェントル・ジャイアントばりのコーラスも飛び出すし、このスペインの新鋭、おもしろい!
スペイン出身の新鋭プログレ・バンド、05年作2ndでギリシャ神話をモチーフにしたコンセプト・アルバム。ほの暗いトーンが印象的なシンフォニックなキーボード&ギターによる荘厳なパートではじまり、涼やかなフルートが入って、東欧ハンガリーのソラリスみたい、と思っていたら、力強く疾駆する変拍子でスリリングに畳み掛けるインタープレイの応酬で「おおっ」となり、歌が入ると、スペインというよりアメリカのプログレ・ハードに通じるような伸びやかなヴォーカルとフックに富んだメロディが聴こえてきて、時にジェントル・ジャイアントばりの豊かなコーラス・ワークも飛び出すし、このめくるめく展開するアンサンブルはかなり完成度高いです。ほぼスペインらしさを感じない、シンフォニック&ハード&メロディアスなプログレ逸品です。
レビューは登録ユーザーのみ記入できます。
まだレビューはありません。