FUSION SYNDICATE

英米から集結した超豪華メンバーが繰り広げるテクニカル・ハード・フュージョン作、12年リリース

YESの元メンバーであり、近年も精力的に活動するマルチ・プレーヤーBILLY SHERWOODを中心としたプロジェクト・バンドによる12年作。圧巻はその参加メンバーで、YESファミリーからRICK WAKEMANにTONY KAYE、マハヴィシュヌのJERRY GOODMANとBILLY COBHAM、その他MEL CORINS、PERCY JONES、STEVE HILLAGE、JOHN ETHARIDGE、GAVIN HARRISON、JORDAN RUDESSなどのプログレ系ミュージシャンに加え、STEVE STEVENS、STEVE MORSE、BILLY SHEEHAN、DAVID SANCIOUS、LARRY CORYELL、RANDY BRECKER、CHAD WACKERMANなど各フィールドから凄腕たちがこれでもかと集結して繰り広げられるテクニカル・ハード・フュージョン。これだけのメンバーが集まればソロの応酬に終始しそうなものですが、さすがテクニカルではあるものの、全体に端正で滑らかなタッチのリラックスした演奏が楽しめるのが聴き所。WAKEMANのキーボードとJERRY　GOODMANのヴァイオリン、BILLY SHEERHANとGAVIN HARRISONによるリズム・セクション、ETHARIDGEのギターとTONY KAYEのハモンドにWACKERMANのドラムスなど、まさしく夢の共演があちこちに溢れた一枚となっています。これはプログレ・ファンにとってこれ以上はないほどの贈り物ではないでしょうか。