NH5256/STO7/RF00340(STOLEN)
新鋭南米シンフォ2大バンドと言えばアルゼンチンのNEXUSとブラジルのこのバンド?ザクザク刻むギターと軽やかなキーボード、ヘヴィーさとファンタジックさが一挙に迫ってくる怒涛のシンフォニック・ロック!
ブラジルのベテラン・シンフォ・バンドによる12年作。歪んだギターがザクザクと豪快に弾きまくる合間をキーボードが奔放に舞い踊る、ヘヴィーさとファンタジックなサウンドが一挙に襲ってくる怒涛のシンフォニック・ロック。そのアンサンブルのテンションの高さは類を見ないほどですが、突如としてブラジリアンな陽気さが顔を出したりするのが面白いところ。様々な展開を盛り込む中で、ハード・ロック調だったギターが次第に洗練された職人的なフレーズを弾き始め、最後には美しく躍動的な南米シンフォニック・ロックに着地する場面は実に感動的。その緩急と溢れるダイナミズム、変幻自在のアンサンブルはアルゼンチンを代表するシンフォ・バンドNEXUSと肩を並べるほどのハイ・クオリティー。これは傑作です。
ジミヘンのサポートやデイヴ・メイスン・バンドで活躍した名うてのキーボード奏者、78年作、デイヴ・メイスンも参加
1,790円(税込1,969円)
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ヴォーカルが好みに合わなかったので評価は低いが南米ファンの好みには合うのかも・・・?(1 拍手)
yes_90125さん レビューをすべて見る
ブラジルのベテラン・バンドACIDENTEの2012年作品。
冒頭からハードな音のギターが響き渡り、プログレ寄りのキーボードとの綱引きが始まるのかと思えば、意外にあっさりとギターがプログレ側に寄せてくる。
1曲目もハードながらメロディアスではあるし、そのまま聴いていると中盤あたりでは、そのギターがかっこよく聴こえてきて、「結構、いいじゃん♪」と感じ始める。
ラインナップを確認すると、ギター、キーボード、ヴォーカルという構成で、それでこれだけ厚みのある音を聴かせていることには感服する。
ギターの人がマルチ・プレイヤーで、ベースやキーボード、さらにドラムまで演奏していて、曲によっては本職のキーボードとツイン・キーボード状態になるとプログレ度も高まるが、3分〜6分くらいの曲が主体で、1曲の中で色々な展開をみせてくれるバンドが好きな私としては、これをプログレ枠で語って良いのか・・・とも思ってしまう。
あと、全員がそれぞれリード・ヴォーカルを取っているのだけれど、ちょっと好みに合わないのが評価の低さに表れてしまった。
英語ではないがクセはなく、南米のバンドの熱い演奏や土着性みたいなものが好きな人の好みには合うのかもしれないけれど・・・。