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今のDPよりもDPらしいソロ3作目(2 拍手)
waterbearerさん レビューをすべて見る
ソロとしては3作目。DPの一員となって久しいが、彼のイメージはOzzyやRainbow、Gary MooreでのRoland RS-505ストリングスアンサンブルやYAMAHA CS-80、Memory Moogといったシンセサイザー奏者としての認識であった。
DPに加入してからはHAMMONDの音がフィーチャーされているがそれはもちろんライブでの過去の曲を演るためでもあるし、かつてからのファンにすればDPのトレードマークは歪ませたオルガンサウンドにあるというところに応えているのかなとも思う。かのJon Lordお墨付きの後任としてその役目を果たして余りある存在だ。
こうした背景から本作を聞くと、もしかしたらDPよりもオルガンがフィーチャーされているのではないかと思うくらい目立つ。そりゃ彼のソロアルバムなんだから、と言われれば元も子もないが、今のDPよりもDPらしいサウンドとなったのではないかと思う。トリッキーなソロを展開するスタイルではないが、重厚なオルガンサウンドがメインのスタイルはJon Lord亡き後の今となっては貴重といえる。
Voは前作に引き続き元Persian Risk(NWOBHM!)〜Krokus〜NazarethのVo、Carl Sentance。Ian GillenスタイルでこれもDPポイントを上げている。個人的にはBernie Marsdenが参加しているのがうれしい。
2曲のインストも聞きごたえ十分。おすすめです。