FGBG4899(MUSEA)
幾度かの来日も果たしている現フレンチ・プログレ屈指の実力派バンドによる12年作。テクニカルにうねりまくるへヴィー・ギターと浮遊感のあるファンタジックな音色を散らすキーボードとのコンビが絶妙!
20年を超えるキャリアを持つフランス出身のプログレ・バンドECLATの12年作。その内容は躍動的なリズムに支えられ、ギターとシンセがソロを交えつつエネルギッシュに突き進むハード・シンフォニック・ロック。荒々しく弾きまくるギターと変幻自在なシンセがソロを繋いでいく場面での圧倒的なスリルとカッコよさは必聴レベルの素晴らしさ。終始不穏な空気を孕みながらもフランチ・プログレらしいエレガンスをも漂わせる演奏も実に個性的です。スピーディーな楽曲の合間に挟まれるアコギ、ピアノを用いたリリカルな曲もかなりの出来栄えですが、やはり現代プログレ界屈指のスピード感、ドライヴ感で迫ってくるアンサンブルを存分に楽しめる点が、本作における一番の魅力でしょう。傑作。
PETER ROAR / LUCKY GURI / CHARLES BENAVENT / MAX SUNYER / SALVADOR FONT/WE ARE DIGGING THE BEATLES
後にスパニッシュ・ジャズ・ロック・シーンで名を残す重鎮たちが70年代初期に産み落とした最高にカッコ良いビートルズ・カバー作
2,990円(税込3,289円)
SERU GIRANなど往年の名グループを受け継ぐアルゼンチン産新鋭シンフォ・グループ、08年のデビュー作に続く12年作2nd!
2,490円(税込2,739円)
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キャメル+メセニーといった好作品(4 拍手)
らじおすたーの喜劇さん レビューをすべて見る
ハード・インストというほどDr.,Bs.はゴリゴリしていない。どっちかというとしなやかなリズム。ここにG.、Key.が鮮やかにきりこんでくる。楽曲はかなり良いと思う。雰囲気モノには終わっていないし、一時期のMuseaのフォロワーどまりの作品群よりも一歩抜きん出ている。ラテイマーとメイズがピザ・マンのリズムセクションと合体して、ステイショナリー・トラベラーを目指した、とでも紹介しておきましょう。以前の作品も聴きたくなりました。
Alan Looよりいいかな?