ROGER CHAPMANのアクの強いヴォーカル、骨太なアンサンブル、英国的な薫りを放つ好バンド、8枚目となる73年発表のラストアルバム
1,190円(税込1,309円)
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1. Fanfare |
2. Faith Healer |
3. Tomahawk Kid |
4. Vambo |
5. Give My Compliments Tothe Chef |
6. Delilah |
7. Framed |
8. I Wanna Have You Back |
9. Jungle Jenny |
10. Runaway |
11. Love Story |
12. Schools Out |
13. Goodnight Irene |
14. Say Youre Mine (Every Cowboy Song) |
15. Gamblin Bar Room Blues |
16. Crazy Horses |
17. Cheek To Cheek |
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ライブとカバー集(3 拍手)
たすけさん レビューをすべて見る
センセイショナル・アレックス・ハーベイ・バンド(SAHB)は、ステージのためのグループだったと言えそうです。ライブではワンステージを物語に見立て聴衆にアピールする様子がよくわかります。 7. Framed では、ザル・クレミンソンのギター弾きまくりよりハーベイのアジテーションのほうが印象に残ります。一般的には6. Delilah (「デライラ」)で知られているのではないでしょうか。キャバレーで歌われるような酔いどれ演歌は、「やりすぎ」です。ハーベイの乗せ方も上手いですし、メンバーそれぞれの技量が並みでありません。
「Penthouse Tapes」は、ほぼカバー集。デルシャノンの3. Runaway、オズモンズの9. Crazy Horsesをやってくれていることはうれしいです。当時小学低学年だったわたしでも知っている、ということは商店街や海の家でかかっていたんでしょうね。(9. Crazy Horsesの♪ウワーオ、ウワーオ♪の電気オルガンも再現してほしかったです。)ジェスロ・タルの4. Love Storyは、前身のティアー・ガスでもやっていたのでセルフ・リメイクです。ストレートで重かったティアー・ガスに比べるとザル・クレミンソンのギターがなかなか暴れないので、小用を我慢させられている気分になります。切れ間なく続く5. School's Outがまた激しく狂っていてよろしいです。
SAHBがアート・ロックを目指していたらここまでやらないでしょう。オーディエンスを驚かせ、楽しませることが彼らの至上命題。最後のフレッド・アステアはカーテン・コールのようです。