紙ジャケット仕様、直輸入盤(帯・解説付仕様)、定価2835。
オザンナとVDGGといえば、当時、最高峰のテンションを誇るグループですが、そのメンバーが一緒にやったら、そりゃもう凄まじいに決まってるでしょ!
オリジナルメンバーのLino Vairettiを中心に再結成されたOSANNAの09年作。再結成というだけでファンならば感涙モノなわけですが、タイトル通りVan Der Graaf Generatorを脱退したDavid Jacksonをフューチャリングというサプライズ。そしてゲストには元King CrimsonのDavid Cross、IL BALLETTO DI BRONZOのGianni Leoneなども参加。楽曲のほうは「L'uomo」、「Palepoli」、「Milano Calibro 9」といった当時のOSANNA、そして「Taka Boom」からも満遍なく選曲されており、何とDavid JacksonつながりでVan Der Graaf Generatorの「Theme One」まで演奏。円熟味を増した70年代の彼らの代表曲たちにDavid Jacksonのサックスが新しい息吹を吹き込んだ傑作となっています。呪術的な雰囲気を持っていた当時のOSANNAの楽曲ですが、本作ではバルカンロックのダイナミズムが目いっぱい感じられるパワフルなプログレッシブロックへと変貌を遂げており、70年代を代表するイタリアンプログレッシブロックバンド再結成の狼煙として充分なクオリティーを持ったものです。これは素通りするわけにはいきません、全プログレファン必携の1枚であり、OSANNAの足跡をたどるにはこれ以上適したアイテムも無いであろう注目作です。
EL&P(EMERSON LAKE & PALMER)/BRAIN SALAD SURGERY
73年5th、70年代英国ロック屈指の名盤であり、それまでの彼らの集大成を最高の形で結実させた一枚!
560円(税込616円)
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