SPALAXCD14511(SPALAX) 【96年発売CD】
廃盤、デジパック仕様。
サバス彷彿のディストーション・ギターによるブルージー&スリリングなリフ!ドイツらしく熱気みなぎるヴォーカル!でもたまに出てくるキーボードはコロコロと丸みがあってプリティー♪ これは良いヘヴィ・ブルース・ロックです。
71年作の唯一のアルバム。サウンドは、ブルージーかつスリリングなファズギターと太いシャウトが素晴らしいいぶし銀のヴォーカルを中心としたヘヴィ・ブルース・ロック。中低域が豊かな厚みのあるサウンドなど、サバスを想わせるところもあります。アンダーグラウンド・ハード・ロック・ファンは必聴でしょう。
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ドイツらしいばたばたハード(3 拍手)
たすけさん レビューをすべて見る
お前はなぜ毎日レビューを書いているのだ。ひまなのか…と問われれば、そうだと思いますよ。しかし自分にとって重要なのは、レビューを書くことで死蔵しているCDを聴くため。冗談でなく、記憶なんていい加減なので、その時の印象や調べたことを書いておくと、自分にとって役立つわけです。…というわけで、きょうも死蔵CDを取り出してきました。演奏が上手い以外の印象がなかったこのグループ。なんとなく理由がわかってきました。
ベルリンのグループで、わずか1枚きり。マーフィー・ブレンドのベーシスト、アンドレアス・ショルツが中心になったようです。最初の「メンタル・ブロック」では、アトミック・ルースターのようなオルガンとギターが荒れ狂うハードロックで大変期待させます。ところがこの期待がどんどんしぼんでいく。最後の「フォー・ノー・ワン」(レノン・マッカートニー)に至っては、尺合わせのセッションみたいです。録音はわずか4日。グループというよりセッションだったのでしょうね。マーフィー・ブレンドも考えてみたら、音の印象がよいのに曲の印象が残らないバンドでした。
ギターもドラムズも間違いなく上手い。でもここぞという場面で、どうだ上手いだろのソロ状態になってしまうんです。曲のキメがない。場面転換が多くて曲を覚えられない。ジャーマンでは、2066アンド・ゼンやゴモラをこよなく愛しているわたしも、書くことがなくて苦しみます。2022.03.02
これを聴かずして何を聴く?(2 拍手)
さん レビューをすべて見る
いやー、こんなヤツらがいたとは、さすがドイツ。激しさ、重さは余裕で合格点だが、ハードロックバンドらしく哀愁を含んでいるのがまた素晴しい。また、ギターの音色がかなり良く、どうやって歪ませているんだ?と思うほどである。