DC1006(DESERT COMB MUSIC)
ペーパーケース仕様、ボーナストラック3曲。
ロジャー・ディーン・ジャケは伊達じゃない!浮遊感あるキーボードと、デイヴ・ギルモアを彷彿とさせるブルージーな泣きを響かせるギター。オーストラリア出身のたった一人のミュージシャンが作り上げた、壮大なシンフォニック・ロック作!
オーストラリア出身マルチ・ミュージシャンによる11年作。ロジャー・ディーンのジャケットから受けるイメージ通りの、スケールの大きなシンフォニック・ロックが全編で展開されます。全編彼自身による演奏ですが、浮遊感あるキーボードと、デイヴ・ギルモアを彷彿とさせるブルージーな泣きを響かせるギターの絡みがとにかく幻想的で、本作の聴きどころとなっています。シリアス且つエモーショナルなハイトーン・ヴォーカルも素晴らしい。華麗なストリングスや荘厳な男性コーラスなど、ツボを得たアレンジが細部まで行き届いており、YESやPINK FLOYDを彷彿とさせるドラマティックなサウンドを作り上げています。一人のミュージシャンが作り上げたスケールの大きなシンフォニック・ロックの力作。
LOCANDA DELLE FATE/MISSING FIREFLIES
これは驚きました!イタリアン・シンフォの最高峰バンドによる2012年作、1曲目を聴いて心躍らないプログレ・ファンは居ないと断言!
2,690円(税込2,959円)
YONIN BAYASHI/ISHOKU-SOKUHATSU
日本を代表するプログレッシブ・ロック・バンド、ピンク・フロイドからの影響色濃い74年メジャー・デビュー作
3,790円(税込4,169円)
IL CASTELLO DI ATLANTE/SONO IO IL SIGNORE DELLE TERRE A NORD
92年作、イタリア、往年のシンフォニック・ロックの名盤を想わせる秀作
250円(税込275円)
「ミュージシャンの視点からプログレッシブ・ロック作品を捉える」ことをコンセプトに、同じ時代を生きる世界中の素晴らしいプログレッシブ・ロックアーティストたちの作品を幅広く紹介するコラム。担当は、MUSEAからデビューした日本のアーティストnetherland dwarf!
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オーストラリアのマルチ・ミュージシャンによるシンフォ作品(1 拍手)
yes_90125さん レビューをすべて見る
オーストラリアのマルチ・ミュージシャンによるシンフォニック・ロック作品。
YESの「UNION」のようなジャケットは、ずばりロジャーディーンで、こだわりが感じられる。
3曲目の「Aquamarine」はリチャード・ライトに捧げられた曲。
泣きのギターはギルモアをイメージさせ、コーラスやキーボードもPINK FLOYDを彷彿とさせるところはあるものの、全体を通して聴いてみるとそれ程フロイド色は強くない。
オーケストレーションなどは、エニドやリック・ウェイクマンのソロ作風な色合いも感じるが、何々風の作品と表現するのは中々難しい。
ヴォーカルはクセがなく聴きやすいが、リズム部分が単調で、若干弱いような気がする。
ボーナス・トラックとしてシングル・エディット3曲が入っており、アルバム曲と聴き比べてみるのも楽しいかもしれない。
いずれにしても、オーストラリアにはあまりなかった作風の作品だと思う。