GF251(GEAR FAB) 【2011年発売CD】
アトミック・ルースターにロバート・フリップが電撃加入!?って感じのプログレを70年代はじめのアメリカで発見っ!
アメリカのキーボード・ロック・グループの71年作。クラシカルなオルガンや各種ヴィンテージな鍵盤楽器を操るキーボーディストを中心にEL&Pからの影響を感じさせながらも、より荒削りでハードなサウンドを聴かせています。やはりその理由としてはRobert Frippのようなへヴィーなサウンドを放つギタリストの存在が大きく、ハードにドライブするオルガンとせめぎあうかのように主張しており、適度に香るサイケデリックな質感とあわせてキーボード・ロックグループとしては非常に個性的。大曲2曲を中心にヘヴィーなシンフォニック・ロックで畳み掛ける好作となっています。
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エマーソン+フリップ(8 拍手)
0321PROGさん レビューをすべて見る
テキサスのプログレバンドの作品。
一般的にはELP系キーボードロックバンドとして認知
されているアメリカプログレ初期の好盤です。
オルガンはクラシカルなフレーズを奏でつつ楽曲を
リードし、アナログシンセの使用もELPを想起させます。
リズム隊はドタバタしながら曲の重みを表現しつつ、
確実にボトムを支えます。
そして、彼らがただのELPフォロワーに終わらないのは
耳を劈くようなへヴィーなギターの音色。
まさにエマーソンとフリップの競演を見ているようで、
非常に斬新です。
キーボードは例外ですが全体的にELPほどのクラシカルさは
無く、どちらかというと勢いでゴリ押しするタイプの部分も
多くあるので、Atomic Roosterなどが好きな人にも気に
入られそうな雰囲気でした。