プログレッシヴ・ロックの中古CD豊富!プログレ、世界のニッチ&ディープな60s/70sロック専門ネットCDショップ!

13時まで当日発送(土・日・祝は翌日)、6,000円(税抜)以上送料無料

SUMMEREVE

HOSTSONATEN

AMS194CD(AMS

紙ジャケット仕様、ブックレット・内袋付仕様。

評価:50 2件のレビュー

夜明けのように幻想的なイントロ。ドラムを合図に、ギターがリリカルに疾走し、メロトロン、フルートが重なる。フィナーレでは、スティーヴ・ハケットが乗り移ったかのようなギター。完璧なオープニング曲!

90年代以降のイタリアン・シンフォを語る上で最も重要なグループ、四季をテーマにしたコンセプト作の完結編となる『夏』編、11年作

FINISTERREやLA MASCHERA DI CERAの中心人物Fabio Zuffantiによるプロジェクト・グループ。90年代以降のイタリアン・シンフォを語る上で最も重要なグループ。春『SPRINGSONG』、冬『WINTERTHROUGH』、秋『AUTUMNSYMPHONY』に続き、四季をテーマにした作品の『夏』編。2011年作。キーボードがまるで幻想的な夜明けの風景のように広がり、パーカッションが躍動し、煌びやかなキーボードが朝露のようにこぼれ落ちる。そんな映像喚起的なイントロから期待度120%!太陽光が広がるようにドラムがスパっと入り、風のようなSEとともに、ギターが疾走を始める。メロトロンが溢れ出すのを合図にクールな音像へと場面が切り替わり、フルートがリリカルなメロディを奏で、アコギのアルペジオが入り、グッとファンタスティックなアンサンブルへ。柔和なトーンのムーグがしなやかにメロディを奏で、フルートが入って会話するように折り重なる。混声合唱のサンプリングとともに、フツフツとエネルギーを増加。フィナーレでは、スティーヴ・ハケットが乗り移ったかのようなギターが優美なメロディを奏でる。完璧なオープニング曲。2曲目は、一転して格調高いピアノではじまり、艶やかな弦楽器が重なり・・・。文句なしに素晴らしいサウンド!HOSTOSONATENの作品にやはりハズレなし。ファンタスティックなシンフォニック・ロックのファンは必聴の名作です。

HOSTSONATENとは

68年イタリア、ジェノバ生まれのベーシスト/コンポーザー、Fabio Zuffantiによるシンフォニック・ロック・プロジェクトです。

Fabio Zuffantiは94年に音楽活動を始めて以来、多数のバンドやプロジェクトに関わり、40以上の作品をリリースしてきました。

2001年より春夏秋冬をテーマにした連作アルバムをリリースしており、今作『SUMMEREVE』はその最終章、「夏」にあたります。

よろしければこちらもご覧ください。↓


HOSTSONATEN、FINISTERRE、LA MASCHERA DI CERAなど、天才Fabio Zuffanti関連作特集!

【関連記事】

HOSTSONATEN、FINISTERRE、LA MASCHERA DI CERAなど、天才Fabio Zuffanti関連作特集!

HOSTSONATEN、FINISTERRE、LA MASCHERA DI CERAを率いて次々の傑作をリリース。90年代以降のイタリアン・ロック・シーンを牽引する天才と言って過言ではないFabio Zuffanti関連作を特集!

特徴?叙情的なサウンド

この作品の特徴は、何と言ってもその叙情的なサウンドにあります。

再生してみれば、聴く人それぞれにとっての「夏」が浮かんでくることでしょう。うだるような暑さ、咲き誇る草花や短い命を生きる虫たち、少し寂しい夕暮れ・・・などなど、いつかの夏に体験した景色や感情がまざまざと浮かんできます。ものすごい映像喚起力です!

それでは冒頭の楽曲をどうぞ。

♪Season’s Ouverture

試聴 Click!

「夏」を表現するのに重要な役割を果たしているのが、シンセサイザーの豊かな響き。

冒頭の神秘的なシンセサイザーの音色が素晴らしいですね!まさに燃えるような朝焼けという感じで、これから始まる夏の一日を予感させてくれます。

しばらくすると土着的な響きのパーカッションが打ち鳴らされ、テンションが徐々に高まったところで、シンセサイザーによる美しい主題のメロディーが。まるで日の出を思わせる生命力豊かな演奏です。心揺さぶられずにはいられません!

特徴?泣きのギターをたっぷり味わえる

このアルバム特徴のひとつは、メロディアスな泣きのギターです。
ラストを飾る楽曲を聴いてまいりましょう。

♪Edge Of Summer

試聴 Click!

美しく繊細なピアノで始まるこの楽曲、次第に入り込むギターがタメの効いた哀愁あるメロディーを奏で、これでもか!と泣きのギターを聴かせてくれます。

アルバムの最後を飾るのにふさわしい、ダイナミックなギターです。

曲の繋ぎがかっこいい!

最後に、個人的にぐっときたポイントを。

この2曲の流れが非常にかっこいいんです!

♪Under Stars

試聴 Click!

アコースティック・ギターとエレピ、キラキラとしたパーカッションが涼しい木陰を思わせます。

♪Blackmountains

試聴 Click!

前曲のフィンガー・シンバルの音色に被さり、攻撃的なギターが奏でられ、パーカッションと共に不穏なサウンドへと進化していきます。涼しい木陰の世界が一瞬で打ち破られ、夏の夕立がやってきたかのようです。

この予測不可能、Fabio Zuffantiの手のひらで転がされるような見事な構成力にぞくぞくとさせられます。


他のお客様はこんな商品も一緒に買っています

HOSTSONATEN / SPRINGSONG(2009) の商品詳細へ

HOSTSONATEN/SPRINGSONG(2009)

01年作の09年リメイク盤、タイトル通りの春の陽光が目に浮かぶ叙情派シンフォの逸品

1,920円(税込2,112円)

HOSTSONATEN / RIME OF THE ANCIENT MARINER CHAPTER 1 の商品詳細へ

HOSTSONATEN/RIME OF THE ANCIENT MARINER CHAPTER 1

FINISTERRE出身の奇才FABIO ZUFFANTIによるシンフォニック・ロック・プロジェクト、12年作

1,790円(税込1,969円)

CICCADA / A CHILD IN THE MIRROR の商品詳細へ

CICCADA/A CHILD IN THE MIRROR

ギリシアはアテネ出身のプログレ・グループ、現代伊プログレ注目のバンドYUGENのメンバーも参加し、圧倒的に幽玄なサウンドを聴かせる2010年デビュー・アルバム、これは傑作!

2,590円(税込2,849円)

CAST / ART の商品詳細へ

CAST/ART

メキシコを代表するグループ、2011年作、圧倒的にドラマティックな「鮮烈」なシンフォ傑作!

2,450円(税込2,695円)

YouTube動画

試聴 Click!

テーマでカケハす。

HOSTSONATEN、FINISTERRE、LA MASCHERA DI CERAなど、天才Fabio Zuffanti関連作特集!

まとめて試聴する

2011年リリースのシンフォニック・ロック名作選

まとめて試聴する

関連Webマガジン記事

このアーティストのその他タイトルのCD

  • スプリングソング

    ホストソナテン

    DUPG029

    廃盤、紙ジャケット仕様、直輸入盤(帯・解説付仕様)、ボーナス・トラック1曲、定価2835

    帯【有】 解説【有】

    盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め

    状態: | 良好 | 並 | 不良 |

    帯中央部分に色褪せあり

    01年作の09年リメイク盤、タイトル通りの春の陽光が目に浮かぶ叙情派シンフォの逸品

    この【四季】シリーズは、00年以降の伊プログレの最高峰ですね。その中でも、ヴィバルディの世界を彷彿させるリリカルでたおやかな名品がこちらの『SPRINGSONG』!

    2,400円

    1,920円
    (税込2,112円)

    528円お得!

    CD詳細ページへ

  • RIME OF THE ANCIENT MARINER CHAPTER 1

    HOSTSONATEN

    AMS208CD(AMS

    紙ジャケット仕様、内袋付仕様

    盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め

    状態: | 良好 | 並 | 不良 |

    紙ジャケに若干圧痕あり

    FINISTERRE出身の奇才FABIO ZUFFANTIによるシンフォニック・ロック・プロジェクト、12年作

    あの『四季組曲』すら序章だったの言うのか・・。 艶やかな美麗アンサンブルとヘヴィーに展開する荘厳なアンサンブルによる圧倒的なダイナミズムで描かれるロック・シンフォニーにただただ唖然・・。

  • RIME OF THE ANCIENT MARINER CHAPTER 1

    HOSTSONATEN

    AMS208CD(AMS

    紙ジャケット仕様、内袋付仕様

    盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め

    状態: | 良好 | 並 | 不良 |

    内袋に軽微なスレあり

    FINISTERRE出身の奇才FABIO ZUFFANTIによるシンフォニック・ロック・プロジェクト、12年作

    あの『四季組曲』すら序章だったの言うのか・・。 艶やかな美麗アンサンブルとヘヴィーに展開する荘厳なアンサンブルによる圧倒的なダイナミズムで描かれるロック・シンフォニーにただただ唖然・・。

レビューの投稿

レビューは登録ユーザーのみ記入できます。

新規登録 ログイン

レビュー一覧

評価:5 傑作必聴シンフォ(4 拍手)

boraさん レビューをすべて見る

四季シリーズ完結編「夏」。こんな感動的な作品とリアルタイムで巡り合えるって素晴らしい。フルート、オーボエ、弦楽四重奏も配し、この美しい完成度を目にし稚拙な表現で申し訳ないが、ジェネシスシンフォをベースにニュー・トロルスのリリカルなクラシカルさを加えた、とでも言えば少しは伝わるか。力強い太陽、イタリアにみなぎる光り、風が戯れる碧い海、そんなドラマチックさの中で、ロマン香る「春」から、哀愁の「秋」へ移り変わっていく、ある意味、主役が描かれており、実はここが「始まり」なのかもしれない。

ナイスレビューですね!

評価:5 「夏」・・・・結末もやはり悲しい(1 拍手)

akagiさん レビューをすべて見る

「四季」4部作の最後を飾る「夏」。 ソラリスをどうしても思い出す。 HOSTSONATEN。 やはり、最後の最後まで”物悲しい”作品を貫いた。 プログレは死んでいないんですね。 人を感傷的にさせ、はたまた、印象的なフレーズで感動させる。 まだまだ、居るんですね、こういうアーティストが。 プログレは素晴らしい。

ナイスレビューですね!