LHC00095(LONG HAIR)
ボーナス・トラック1曲、デジタル・リマスター。
えっ?この声、ロバート・ワイアットじゃないの?そっくりじゃん・・・
非凡な美声を持ったキーボーディストと、NINE DAYS WONDER〜AERA等のジャーマン・アンダーグラウンド・グループで活動した流浪のジャズ・ドラマーよる、ジャズ・ロック・デュオ。72年録音のドイツ放送局SWF音源集。サポート一切なし、正真正銘ふたりだけで録音された本作。と聞くと、フリーなスタジオ・セッション音源かと思われるでしょうが、実際はキース・エマーソン流のアグレッシヴかつ饒舌なオルガン/キーボードと、間と抑揚に長けた「セッション上がり」っぽい達者なドラムががっぷり四つに組んだ、キーボード・ロック×ジャズ・ロックなサウンドです。なんといっても特筆すべきは、まったく冗談ではなくロバート・ワイアットを彷彿とさせる声質のヴォーカル。アルバム中盤に収められた楽曲で聴ける、その繊細で涙腺震わす美声は、「ドイツのワイアット」と自信を持って豪語できる逸品です。
捻りに捻ったメロディ・センスはニッチ・ポップ・ファン必聴、英国出身ハード・ロック・バンドの73年発表1st
1,690円(税込1,859円)
JAZZ Q (MARTIN KRATOCHVIL & JAZZ Q)/JAZZ Q (BOX)
旧チェコ/東欧を代表するジャズ・ロック・グループ、73〜84年までの全7作品+ボーナス・ディスクの8枚組ボックス!
7,800円(税込8,580円)
PUBLIC FOOT THE ROMAN/PUBLIC FOOT THE ROMAN
メロディアスなツイン・リード・ギターと爽快なコーラス・ワークが炸裂する英プログレ、73年唯一作!
2,590円(税込2,849円)
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美声なEL&P(3 拍手)
Mayumiさん レビューをすべて見る
まず最初に音について、率直な感想が「EL&Pみたい。」だった。キーボード/オルガンがとにかくキース・エマーソンばりにアグレッシブ。ドラムの手数も多いので、なかなか良い演奏なのだが、やはりこの手の音楽はEL&Pが頭に浮かんできてしまう。しかし、少し繊細で哀愁感のある歌入り曲になると、彼らのターンだ。ロバート・ワイアットをよりスマートにしたような美声が何より良い。この歌声とマッチした哀しげな鍵盤にもオリジナリティを感じる。歌詞も英語なので、ジャーマン系が苦手な人でも聴けそうだ。ただ個人的には、音がEL&Pっぽいのが、やっぱり気になってしまうので星4つかなといったところ。