80年代から活躍するヴェネズエラのプログレ・グループ。中心メンバーのMarcos Chaconの死を乗り越えて制作された2010年作。アコギとムーグによるほの暗く幻想的なイントロからはじまり、エコーに包まれたロング・トーンのギターが丁寧にメロディを奏でる。早いパッセージのドラム、つば飛ばしフルートなど、イタリアン・ロックに通ずるパッションもありますが、東欧プログレにも通ずるような冷たいトーンのメランコリックなキーボードが全体に広がっているためか、やはりどこかほの暗さがあるのが特徴的。70年代プログレへのオマージュに溢れた好盤です。
『Bitches Brew』参加メンバーでありMAHAVISHNU ORCHESTRAのメンバーとしても知られるドラマー、74年作、George DukeやBrecker兄弟ら参加
880円(税込968円)
CARAVAN/RECORDED LIVE IN CONCERT AT METROPOLIS STUDIOS LONDON
2010年のスタジオ・ライヴを収録、全12曲、名曲「Nine Feet Undergroud」も演奏!
1,590円(税込1,749円)
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南米のバンドだけど、イタリアン・ロック・ファンにもおススメ(0 拍手)
yes_90125さん レビューをすべて見る
80年代にアルバム2枚を残したヴェネズエラのバンドの26年振りとなる3rdアルバム。
過去作品は南米らしいへヴィ・シンフォだったようだが−残念ながら聴いていないので比較できないのだけれど−このアルバムは正統派シンフォ作品。
南米のバンドにありがちな情熱だけで突っ走るようなところもなく、とても洗練された、繊細さも持ち合わせたサウンド。
随所で聴かれるアコースティック・ギターがとても効果的で、フルートが奏でるメロディも叙情的で美しい♪
1曲だけヴォーカル曲が入っていて、これがイタリアの歌物に匹敵するような歌心のある佳曲。
あらためて聴いてみて、確かにイタリアン・ロック・ファンに好まれそうだなと思った。