JACK HARDY

最高の「ヒューマン・ソング」。「ファスト・フォーク」誌編集責任者＆「グレイト・ディヴァイン」レーベル主宰者としても手腕を発揮した米SSW、71年1st！

米インディアナ出身のコロラド育ち。70年代の初めにNYはグリニッジ・ヴィレッジにやって来た、生粋のフォーク・シンガーによる、記念すべき71年発表の第一作目！我が国では、3rdあたりから、当時渋谷は道玄坂のロック喫茶ブラックホークが提唱していた「ヒューマン・ソング」のブームの中で、一部の熱心なファンから注目を集めはじめていたそうです。アルバムは全て、自身のレーベル「グレイト・ディヴァイン」からのリリースであり、終始メジャーな音楽シーンから背を向けるように活動してきた彼ですが、パフォーマーとしてだけでなく、「ソングライターズ・エクスチェンジ」で知られる新進ソングライターを中心にしたワークショップのオーガナイザーとして、またそこから発展した音楽雑誌「ファスト・フォーク」の初代編集責任者として、またインディー・レーベルの主宰者として、80年代以降のグリニッチ・ヴィレッジのフォーク・リヴァイヴァルにおいて果たした役割と貢献の度合いは計り知れないと言われています。それにしてもなんて、飾り気の無い歌だろう！人生の哀愁と希望を秘めた、一人の男の歌には底しれない深みが…。