レビューは登録ユーザーのみ記入できます。
イメージよりも音で評価してね(6 拍手)
waterbearerさん レビューをすべて見る
1980年。2枚組でリリースされた彼ら唯一のライブアルバム。
1stアルバムのジャケットではイメージロゴ・イラストが大きく描かれ、この時代〜70年代アメリカンロックらしさが表れているが、2nd以降は派手なフリルのブラウス、ベルボトムのパンタロン…しかも全体的に白の衣装で揃えている姿を披露している。レーベルメイトのKissが黒なら真逆のイメージ戦略なのだろう。バンド名がANGELだからなのか…しかしまぁこれが成功したのかどうか。。。相原コージの漫画の題材になり、ザッパの楽曲のネタにもなり、という点でお察しだ。
1stはプログレ風味のハードロックとしては英国臭さも感じされたが、以降徐々にポップ化、グラムロック風味を増していく。それでも印象的なメロディと大袈裟なGreggのKeyがプログレファンにも耐えうる音だと思うし、好きな人は全アルバム揃えたくなるだろう。
さて、本作は彼らの派手派手しいテーマ曲(インスト)で幕を明ける。Greggはエマーソンばりに箪笥Moogのリボンコントローラーを操る。スタジオ盤ではメロトロンが使われている曲も、一部はPoly Moogに置き換えられている。それでも元の楽曲がいいのでこれはこれでよしとする。イメージを気にしなければ普通に良ライブ盤だ。但し、後付けの観客の歓声が機にならなければの話だが。