CDP1046DD(PSEUDONYM) 【97年発売CD】
廃盤、ボーナス・トラック5曲。
ジャケはひどいし、DRAMAというバンド名も投げやりだし、そりゃ売れなくて当然な作品ですが、音はHARVESTレーベルあたりから出てたら高く評価されたろうな、という感じの陰影に富んだハード・ロックでオランダの70年代初期もまだまだ秘宝がありそうだなぁ。
AFTER TEAやBRAINBOXのメンバーによるオランダ産グループ、71年唯一作。プロデュースは、SUPERSISTERと同じHans van Oosterhout。中域にコシのあるトーンのスリリングなギター・リフ、タメの効いたブルージーかつメロディアスなギター・ソロ、タイトなリズム隊、幻想的なオルガン、ハイ・トーンのヴォーカルとキャッチーなメロディ。ブルース・ベースのハード・ロックを軸に、オランダらしい人懐っこいポップ・センスやアート・ロックなセンスをトッピングしたサウンドが特徴です。全体的に陰影がかかっていて、どこか奥ゆかしいところは、HARVESTレーベルあたりの英ハード・ロックに通じています。端正なクラシック・ギターに導かれ、オルガンがジャジーにむせび、ギターが泣きのソロを炸裂させ、メロトロンが静かに溢れ出る荘厳な楽曲など、確かなテクニックとアレンジ・センスを感じさせます。ジャケは謎ですが、英ハード・ロックのファンは注目の逸品です。
英国のANDWELLA'S DREAMが英スワンプにいかず、ハード・ロック路線をとっていたらこんなサウンドになったかも!? プログレッシヴな感性と濃厚なR&B汁が煮込まれた73年リリースの米サイケ・ハード逸品!
2,190円(税込2,409円)
サイケとプログレの狭間を行け!素晴らしき世界のアート・ロック選
60年代末から70年代初頭、サイケからプログレへの過渡期に生み出されたアーティスティックな作品たち。世界の素晴らしきアート・ロックをご紹介してまいります!
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