アメリカのグループ、01年作。荘厳なメロトロン、トニー・バンクス風のファンタスティックなハモンドをフィーチャーしたプログレ。ANEKDOTENばりにヘヴィかつエキセントリックに畳みかけたり、アコースティカルなタッチで牧歌的で優美なサウンドを描いたり、かなりダイナミックに聴かせてます。アンサンブルは70sプログレ色濃厚ですが、ヴォーカルやメロディはUK/USポップ風というか、力まず柔らかいタッチなのが印象的。BEATLESの「Strawberry Fields Forever」をANEKDOTENがカバーしたらこんな感じになるんじゃないだろうか。曲もアンサンブルも優秀で、かなり良いグループだと思います。
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Anglagardのメンバープロデュースのメロトロンプログレ(2 拍手)
0321PROGさん レビューをすべて見る
01年作
アメリカらしからぬ翳りを帯びたサウンドメイクのグループの作品。
それもそのはずで、北欧代表グループであり、また最近ではイギリスの
THIEVES'' KITCHENの作品のプロデュースも行ったAnglagardのメンバー、
Mattias Olssonのプロデュース。
当然ながらAnglagard直系のメロトロン鳴りまくりの作品となっています。
ただ、メンバーの力量からかAnglagardほどの構築力はなく、まだ音の説
得力に欠けるかな、という印象。
とはいえ、そのプログレマニアっぷりは音を聴けば明らかであり、特に
Anglagard路線のダークなサウンドが好みなファンには好意的に受け入れ
られるでしょう。もちろんメロトロンファンも必聴作です。