紙ジャケット仕様、K2 24bitマスタリング、定価2000+税。
英Vertigo勢に対するイタリアからの回答!?オルガンとファズ・ギターには、ヘヴィさの中にも、西洋音楽史の中心地イタリアならではの気品がありますね。
現行イタリアン・ポップスの礎を築いたLucio Battistiのバック・バンドとしてその歩みを始め、彼のプロデュースでデビュー。サイケデリックな質感を残したへヴィー・ロック・サウンドを放ち、シンフォニック・ロック、メロディアスなボーカルを中心にした普遍的ロックの境地へとシフトして行ったグループの71年2nd。Lucio Battistiの作曲による本作は、前作の流れを汲んだサイケデリック・ロックを放つ、やはり重厚なギターとオルガンが中心となったアンサンブルながら、練り込まれた甘美なメロディーが描く歌モノとしての魅力が素晴らしく、バンドのへヴィネスとスウィートなボーカルの絡みが絶品のイタリアン・ロックとなっています。
キーボード・トリオ編成のハード・ロック・グループ、レインボーがカバーした「Black Sheep Of The Family」収録の70年作、オルガンの響きがこれぞブリティッシュ!
2,690円(税込2,959円)
元FORMULA 3のメンバーが腕利きセッションマンらと結成したイタリアン・プログレ史上の名グループ、75年2nd
2,790円(税込3,069円)
【リスナー様寄稿記事】アルベルト・ラディウスに捧ぐ 寄稿:なごん さん
23年2月に亡くなったアルベルト・ラディウス氏の追悼記事を、リスナー様よりご寄稿いただきました。
切ない叙情が胸を打つ、「悲哀」に満ちたプログレッシヴ・ロック名作選!
「悲哀」をキーワードに各国のプログレをセレクト!
「キャッチーなプログレ」〜『カケレコのロック探求日誌』一週間一気読み!〜
スカッと爽やか、かつ力強く壮大なサウンドのプログレ作品をご紹介いたします!
『イタリアン・プログレッシヴ・ロック・フェスティヴァル 2013』2日目 ROVESCIO DELLA MEDAGLIA&FORMULA 3ライヴ・レポート
4月26日より3日間にわたって開催された「イタリアン・プログレッシヴ・ロック・フェスティヴァル 2013」。11年より開催され、今年最終章を迎えた本フェスですが、その最終章を飾るにふさわしい6組のバンドが熱演を繰り広げてくれました。本日はその2日目に登場した、Roviscio Della MedagriaとFormula 3のライヴレポートをお届けいたします!
プログレ嫌いなロック・ファンにこそ聴いて欲しいイタリアン・ロック・セレクション!
「イタリアン・ロック?プログレ聴かないしな〜。」 そんなあなたにオススメしたい『プログレ嫌いなロック・ファンにこそ聴いて欲しいイタリアン・ロック・セレクション!』
吹き荒れるサックス 〜イギリス、ドイツ、フランス、イタリア周遊の旅〜
英米の名盤を出発点にディープな作品をご案内、今回のツアーは『吹き荒れるサックス 〜イギリス、ドイツ、フランス、イタリア周遊の旅〜 』!
帯【有】 解説【有】
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
※ 帯に小さい折れあり
この作品こそイタリアン・ロックを聴いたことがないロック・ファンに聴いてもらいたい一枚。何と言いますか、結局音楽ってこういうことだよなぁ、という素朴で原初的な感動があるんですよね。生涯の一枚です。
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ギターとドラムズの二人餅つき状態(0 拍手)
たすけさん レビューをすべて見る
全曲ルチオ・バティスティとモゴールの手によります。発表は71年で、サイケデリックとイタリア歌謡が、交錯しながらひとつのジャンルに育っていった様子がわかると言うものです。無論、フォルムラ・トレのすごさは「リゾングナンド」や「ラ・グランデ・カーサ」なのでありますけれど、初期2枚の重さと押しの強さには捨てがたいものがあります。
何といっても冒頭の11分「ネッスーノ・ネッスーノ」に尽きます。このすさまじく重く太いギター。ボ・ディドリーのように、技巧なんて問題ではなく、凶暴さで勝負です。チコの歌う曲は、たおやかなものであるのに、です。加えてチコの叩く太鼓(これはドラムズと呼びたくありません。)が、イアン・ウォレスのように破壊的。フォルムラ・トレは3人で、ベースを弾く人がいないという恐るべき構成。ベース・パートをギター、ドラムズの巨大な音でカバーするというアイデアで、これはドアーズがやろうとして、根性なくてやれなかったスタイルなのでした。(ドアーズでベースが入っていない曲って、実はまれ)
バティスティが作曲したテーマを演奏してしまったあと、ラディウスとチコの好き放題の弾きまくり(というより、音の塊を叩きつける二人で餅つき状態)になります。トニー・アイオミとヤキ・リーベツァイトが同じバンドにいたらこうなるでしょう。2曲目のオルガンがまた、アードバークみたいな重さ。全然歌謡曲の軽さがないバンドなのでした。