クレイジー・ホースを従えた75年作で、『今宵その夜』に続く7thアルバム。ニール・ヤングと言えば、『アフター・ザ・ゴールドラッシュ』『ハーヴェスト』が有名ですが、本作も負けず劣らずの名曲満載で、ファンには人気が高い一枚。ニールならではの指から血がしたたりおちるように切れ味鋭いギター・ソロが堪能できる「Danger Bird」「Cortez The Killer」、90年代以降のギター・ポップ・バンドにも愛されたキャッチーな「Don't Cry No Tears」「Lookin' for a Love」など本当に素晴らしい曲が揃っています。先にあげた代表作2枚の次に買うアルバムとしてオススメしたい傑作!
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
※ カビあり
帯【有】 解説【有】
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
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「スリープス・ウィズ・エンジェルズ」と並ぶ激重盤(3 拍手)
たすけさん レビューをすべて見る
「ズマ」は、アステカ最後の皇帝モンテズマのことで、8.Cortez the Killer の中に出てきます。コルテスを虐殺者と糾弾する内容かと思えば、そうだけとも言えず、そもそもモンテズマはコルテスに殺されたわけでもありません。異文化と望んでいない出会いをしてしまったモンテズマが滅びざるをえなかった悲しみの叙事詩とわたしは理解しているところです。この重い曲と2.Danger Bird があるおかげで、わたしはヘビーな気持ちで聴かざるをえません。
メンバーを入れ替えたクレイジーホースとニール・ヤングの立ち位置は共犯関係にあります。クレイジーホースが重いビートを提供し、ヤングはかつてないほどロックンロールするアルバム。長くダルなギター演奏を特長とします。これがヘビーロック患者には気持ちよく、イヤホンで聴きながら通勤すると足を引きずって歩きそうになります。しかもそれだけではありません。1.Don't Cry No Tears はカナダ時代の曲なのだそうで、明るいけど「重い」というニール・ヤング独自の境地になっています。このアルバムを聴いていると、90年代の米国ロックの音を先取りしていたことがよくわかります。