ジェスロ・タルの初期を支えたベーシスト、グレン・コーニックと元アイズ・オブ・ブルー〜ビッグ・スリープのヴォーカル/ギター、G・P・ホプキンズを中心として結成されたグループ。本作は、72年に発表されたセカンドアルバム。鋭角なギター・リフをフューチャーしたハード・ロック・チューンとピアノの美しい旋律によるドラマティックなバラードをバランス良く配したオーソドックスなハード・ロック・アルバム。抜群のリズムチェンジで緩急を操るアレンジ、印象的なメロディーなど、どの曲も良く練られた佳曲揃い。聴き所はホプキンスのヴォーカルで、ハードな曲では張りのある太い声と抜群のリズム感で曲を盛り上げ、バラードではメロディーを包み込むように甘くしっとりと歌い上げています。好作。
「ピアノ・ロックが聴きたい!」〜『カケレコのロック探求日誌』一週間一気読み!〜
ピアノが使われているロック作品を集めました。
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
※ 軽微なケースツメ跡あり
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トラッド、ブルーズ風味が散らされた英国ポップ(1 拍手)
たすけさん レビューをすべて見る
あまりにも4. Good Morning Little Schoolgirlと8. I Woke Up This Morning の印象が強烈なので損をしている気がします。もちろんアルヴィン・リーのギターが売りのバンドだったので、ブルーズベースのハードロックだったことは疑いありません。
わたしが、この作品でよく聴くのは旧B面の流れです。5. If You Should Love Meは、アイ・アム・ザ・ウォルラスのようなハモンドをバックに、ビージーズ級の哀愁あるボーカルが印象的です。6. I Don't Know That You Don't Know My Nameは、アコースティックなギターとピアノを強調した清々しい曲。この2曲があるため、ゴリゴリのブルーズという印象が和らぎます。さしづめ大トロを食べる前にサバとイカで口直しをしているような…。で、8. I Woke Up This Morningで思いっきりのけぞりましょう。