紙ジャケット仕様、直輸入盤国内仕様(帯・解説付仕様)、定価記載なし。
欧州のトラッド・ミュージックから南米フォルクローレまでを取り入れた、フォーキーかつ幻想的なシンフォニック・ロックを鳴らすフランスのグループ。フランス産らしい耽美な世界観も魅力です。
優しくジェントルなトラッド寄りのシンフォニック・ロックを聴かせるフランスのグループの78年2nd。前半はフォーキーにまとめられており、フルートやアコースティック・ギターの美しい響き、エレクトリック・ピアノのマイルドな音色で切々と聴かせます。後半になるとシンフォニックな盛り上がりを見せ突如として大仰なサウンドへと変化し、ピアノやアナログ・シンセに加えてメロトロンのストリングス、クワイアによる荘厳なサウンドが押し寄せます。素朴で繊細なガラス細工のようなトラッド・ロックと、鮮やかなシンフォニック・ロックの融合した名盤です。
舩曳将仁の「世界のジャケ写から」 第二十九回 ASGARD『TRADITION & RENOUVEAU』(フランス)
コラム「そしてロックで泣け!」が好評だった音楽ライター舩曳将仁氏による、新連載コラム「世界のジャケ写から」。世界のプログレ作品より魅力的なジャケットを取り上げ、アーティストと作品、楽曲の魅力に迫ってまいります。
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