TM9302(TRICK MUSIC) 【93年発売CD】
ボーナス・トラック1曲。
英国モノにも通じるハートフルで牧歌的なメロディ、ヨーロピアンなバロック・テイスト、そして時おり顔を見せるジャーマンらしいサイケデリック感。メルヒェンの世界に入り込んだような気分が味わえる好盤ですよね。
ビート・ロックグループとしてその歩みをはじめ、アコースティックでジェントリーなプログレッシブ・ロックを作り出したドイツのグループの72年作。ポピュラリティーのある優しげなメロディーを持つ名盤としてだけでなく、サイケデリックな質感を残した味わいのあるシンフォニック・ロックとして、そしてメロトロンがこれでもかとフューチャーされた作品としてプログレッシブ・ロックファンの琴線に触れるアイコンに恵まれており、ジャケット通りドイツの寓話の世界をのぞくようなファンタジックなサウンドを構築しています。
GEORGE HARRISON/ALL THINGS MUST PASS
70年リリース1stソロ、ジョージ・ハリスンの最高傑作というだけでなく、ロック史上に燦然と輝く金字塔!
1,490円(税込1,639円)
舩曳将仁の「世界のジャケ写から」 第三十回 WIND『MORNING』(ドイツ)
コラム「そしてロックで泣け!」が好評だった音楽ライター舩曳将仁氏による、新連載コラム「世界のジャケ写から」。世界のプログレ作品より魅力的なジャケットを取り上げ、アーティストと作品、楽曲の魅力に迫ってまいります。
なにかとバタバタしがちな年末にぴったりの、「荘厳かつなんだかせわしない」ジャーマン・オルガン・ハードをご紹介いたします。
夏、秋、冬とお送りしてきた季節別プログレセレクション。今回は、春を感じさせるプログレ作品をセレクションしてまいりますよ。
くすんだトーンのオルガンが描く幻想的なオルガン・プログレを世界中から選りすぐってご紹介いたしましょう。
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
※ カビあり
けたたましいオルガンと沈みこむようにヘヴィなギターによるユニゾン・リフのカッコ良さときたら!ユーライア・ヒープのファンは悶絶必至のジャーマン・ハード名品!
帯【有】 解説【有】
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
英国モノにも通じるハートフルで牧歌的なメロディ、ヨーロピアンなバロック・テイスト、そして時おり顔を見せるジャーマンらしいサイケデリック感。メルヒェンの世界に入り込んだような気分が味わえる好盤ですよね。
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ジャケットとメロトロンにお金を払おう(3 拍手)
waterbearerさん レビューをすべて見る
1971(72?)年。ジャーマンシンフォではよく知られたバンド。こちらは2nd。
「よく知られた」の意味は、ジャケットの美しさとメロトロンの使用頻度の高さで、という意味だ。
音の方はジャケットから連想するようなファンタジーさよりも、ややダミ声のVoと時折ドタバタするドラムの音…これきっとProcol Harumの影響大でしょ? 楽曲は悪くないんだが、音作りとしては洗練度が低い。それでも冒頭の『The Morning Song』からメロトロンが登場。雰囲気はMatching Moleの「O Caroline」に似てなくもない。ダミ声Voを除けば(ちなみにG.ブルッカーには悪意はありません。ええ。)。
続く『The Princess And The Minstrel』そして、メロトロンのストリングスを大フィーチャーした『Dragon's Maid』は聞いて損はない。
いわゆる「ユーロロック(懐かしい!)」を紹介する雑誌なんかではよく取り上げられるほどの作品。プログレマニアを標榜するなら1枚お手元にどうぞ。