CARPE DIEMらと同門となる、ANGEのマネージャーが設立したCryptoレーベルよりデビューしたシンフォニック・ロックグループの78年4th。「ルードヴィヒ2世」をコンセプトに製作された本作は、初期の彼らの持ち味であった浮遊感、スペーシーな雰囲気が後退し、クラシカルなチェンバー色はそのままに、より重厚な作風へと変化しています。ピアノ、オルガンを中心にしたキーボードのシンフォニックなサウンドと、チェンバーなヴァイオリンのアプローチで聴かせる所はこれまでと変わらず、リズム隊を持たないながらもプログレッシブ・ロック然とした音楽性が素晴らしい1枚です。
KING CRIMSON/IN THE WAKE OF POSEIDON
衝撃のデビュー作「クリムゾン・キングの宮殿」の構成を踏襲した70年2nd、前作に匹敵する重厚さドラマ性に加えジャズ系ミュージシャンを起用し新機軸も打ち出した一枚
650円(税込715円)
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